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春の空想|#3つのお題に空想のひらめきを【第28回】『空想の入り口』
星明かりの書斎で空へ宛てた手紙を大量に作成した。翌朝の便で運んでもらうため、月影の郵便局で手続きをする。大量の手紙は、手続きを終えた後に春風を閉じ込めた瓶にまとめて格納される。
翌朝。とても良い天気。瓶の蓋がゆっくりと開く。手紙は風に乗って、少しずつ空へ広がる。郵便局から見る空は手紙の白色で埋まった。
次第に手紙は知らない土地へ遠く遠く飛んで行く。
辿り着いた場所で手紙は開封される。手紙の中には種が1粒ついていた。読んだ人は来年の春に備えて、丁寧に育ててゆく。
『「ここまで届いたよ」と返事の代わりに育ててください。訪れたときに想いが届いたことを共有したいです。』
4月。暖かい風を受けながら登校する。
いつもの通りに差し掛かると、タンポポがところどころに咲いていた。昨年よりたくさん咲いている気がする。花が道を教える朝。この手紙はどこから飛んできたのかな。
参加しました!
この作品は、レベル1指定の『空想の入り口』からすべて使いました。
解釈は、レベルが1, 3, MAXで3つのお題として、1題1つずつ物語を書ければいいなと思っています。
お題メモ(元記事記述順)
月影の郵便局
>咲き終わりのタンポポ、綿毛星明かりの書斎
>タンポポから綿毛に変わるさま空へ宛てた手紙
>綿毛風を閉じ込めた瓶
>タンポポから綿毛に変わるさま花が道を教える朝
>黄色いタンポポが咲いていた
