私の前世探求記【第四話】
前回のあらすじ:
ついに自身の前世の名前を特定したQ太郎であったが、漬物石でスクワットをしてギックリ腰になったのだった。
【2021年4月28日】
YouTubeにて、「自分でできる前世療法」なる動画を発見。
実践してみたところ、前世の景色らしきものをいくつか見ることができた。
見えたのはアレシュ・リーズンブルクの人生のようだった。
人生の最後のシーンと、人生で一番のクライマックスのシーンを少しずつ見る。
最後のシーン:食事会に招かれたアレシュ。ワインか、スープ状のものを飲んで苦しむ。毒を盛られたと思ったが、そうではないようだ。
食材が傷んでいて、アレシュは食あたりか、もしくはアレルギーを起こしたらしい。
最後のシーン2:ベッドに横たわるアレシュ。ベッドの横には、晩餐会を主催した人物が泣いて詫びに来ている。
アレシュは今世でやり残したことがあるなぁ、と思いながら息を引き取る。
変わって、人生のクライマックスシーン:
鎧を着ている。足がガクガク震えている。
アレシュは戦場にいるようだが、前線ではない。
本陣のテントの中にいて、戦場の様子の報告を聞いたり、指示を出したりしている。
司令官のようだ。
部下に指示を出す手前、足の震えを悟られまいと苦心している。
戦争は嫌だと思っている。
しかし、やらねばならない、という決意の気持ちもある。
敵側に、かつての同胞がいる?
それを攻撃しなくてはならないという事に対する足の震えのようだ。
動画のガイダンスが終了し、それより先のストーリーは見れなかった。
動画の尺は約40分。
場面転換も何度か促されるので、一つのシーンをじっくり観察することはできなかった。
【2021年5月1日】
またギックリ腰になる。
あれか、前世についてスピリチュアル方面からアプローチをすると、ギックリ腰になる仕組みなのか。
【2021年7月15日】
再びYouTubeの「前世療法ガイダンス」で、前世の様子を見る。
子供の頃のアレシュの姿が見えた。
部屋にこもり、調べ物や物書きをしている。
「未来世」について興味を持ち、死後の世界や生まれ変わりについてもアレシュは調べていた。
しかしそれらの書物は「禁書」であり、アレシュの父親がその研究を止めるように言っているシーンなども見えた。
前世幻視の中、Q太郎は幼少期のアレシュと目が合う。
アレシュはQ太郎の存在を認知し、「来てくれたんだね!」と喜ぶ。
どうやら、アレシュもQ太郎と似たようなことをしていたらしく、アレシュは「未来の自分や未来の世界を知る方法」を試していたようだ。

【2021年7月16日】
YouTubeで「ブライアン・ワイス博士のヒプノセラピー」なる動画を見つける。
英語でのガイダンスだが、ちゃんと日本語の字幕があった。
ヒプノセラピーについて、ワイス博士がいくつか説明をしたあと、いよいよ実践にうつる。
博士は言う。
「ではリラックスできる体制をとって、目をつぶってください」
字幕が読めなくなったので、やめた。
【2021年7月某日】
YouTubeでの前世療法に物足りなさを感じたQ太郎は、実際にヒプノセラピー(退行催眠)を受けてみることにした。
ネットで調べて、近場でヒプノセラピーをやっているFさんという人を見つけ、コンタクトをとって予約をした。
【2021年8月1日】
Q太郎は、人生初のヒプノセラピーを受ける。
担当はFさん。
以前に自身で幻視した、「戦場にいて足がガクガク震えていた」ときのシーンの詳細が見れた。
やはりYouTubeよりも、実際にセッションをしてもらう方が精度が高まるのを感じた。
ヒプノセラピーは、前世探究にとって有益なツールであると実感する。
【2021年11月28日】
Fさんによる2回目のヒプノセラピーを受ける。
そもそもQ太郎が前世探究に興味を持ったのは、数年前に右手に重傷を負ったことによる。
後遺症による痛みが長く続き、しかも、怪我をした箇所とは全く違う二の腕が強く痛んでいた。医学的には「複合性局所疼痛症候群」というらしいが、原因も人によって様々であり、根治が難しいとされている。
今回の退行催眠で、Q太郎を悩ませていた痛みの箇所が、「前世で襲撃されたときに受けた傷跡」であった可能性があるというのが判明したのだ。
