保育園に行きたくない2歳、罪悪感に駆られる母
最近、2歳の長男が保育園に行きたくないと言う。
今までは楽しく通っていたのに、どうしたんだろう?
息子の成長といじらしさに改めて驚いて、それでも保育園に預けてしまう自分に罪悪感を感じて、今日はこころががりがりと削られた。保育園に行きしぶる長男と、保育園に行ってもらいたい母の葛藤を記した話。
寝起きの第一声
朝起きたときの2歳の第一声は最近ワンパターンだ。
「今日保育園おやすみ?」
「保育園行くよ」と答えると眉をへの字にギュッとして、悲しい声で「保育園行きたくない」という。2歳は演技派で、ときどきこういう声を出す。
「楽しいよ。お友だちの○○くんいるよ」と声をかけても、
「保育園、鍵かかってるー!」
と頑なに行きたくないことを主張する。
あの手この手で気をのせる
保育園に行ってもらわないと困るので、お友だちやお気に入りの先生、保育園でしか遊べないおもちゃをダシに、2歳を保育園に誘う。
今日は給食に食パンがでることをアピールした。
2歳はパンが大好きだ。ついでにアンパンマンも大好きだ。大好き同士はおんなじカテゴリーなのか、一歳の頃はパンをアンパンマンと呼んでバクバク食べていた。非常にかわいかった。

なにが言いたいかと言うと、2歳はパンが大好きだと言う話だ。
「今日は給食で食パンが出るよ」というと大喜び。テンションが上がってニコニコしだした。かわいい。
よしよし、これで今日は機嫌良く保育園行けそうだと一安心した母に、ニコニコしながら息子が返事をする。
「お母さん、食パン、はんぶんこしようねー」
鋭いカウンターが母の心をえぐる。大好きな食パンをはんぶんこしてまで、お母さんと一緒にいたいのか…。
保育園に行かないと言っても聞いてもらえないとわかっている2歳は、ときどきこうやって婉曲な表現をする。保育園に行きたくない、の言い方のバリエーションも増えてきた。
そんなかわいい盛りの息子なのに。仕事もないのに、行きたがらない息子を保育園に預けるのが心苦しくなってくる。
いじらしい息子のすがた
それでもやっぱりひとりの時間はほしいので保育園に連れて行った。保育園の玄関につくと、わたしの手をぎゅーっと握って離さない息子。
「お母さんもここにいる?バイバイしない?」
わかっていても、最後の望みをたくして聞く息子。「お母さんはおしごと行ってくるよ。また夕方来るね」仕事もないのおしごとと言って、言い訳しているみたい。
じゃあね、というわたしの声掛けを聞くと、息子は眉毛をギュッとへの字にして寄せて、自分から手を離した。演技派の時の顔とは違う、もっとくしゃくしゃの顔。
そうして、自分から泣きながら先生のところに行き、先生に抱っこしてもらいながら
「おかあしゃーん、おかあしゃんといっしょがいい」
と泣いていた。早く姿が見えなくなった方がいいと思って、足早に立ち去ったわたしは、胸のざわざわが収まらない。
胸のざわつき
お利口さんで、いじらしくて。振り返って、駆け寄って、ギュッとして、「今日は保育園おやすみしてお母さんとあそぼっか」と言ってあげたくなる気持ちを、グッと堪えて帰ってきた。自分がそんな気持ちになることすら、新鮮な驚き。
そうまでして手に入れた貴重な一人の時間なのに、なんだか息子のいじらしい姿が目に焼き付いて、まだ、胸のざわつきが落ち着かない。
そんな気持ちを落ち着かせるためにこれを書いた。
いつか笑って見返して、こんな日もあったよね、なんて笑い飛ばしたい。
家に帰ったら、夫は鼻歌歌いながら洗濯物干してた。
わたし、こんなにざわざわしてるのに。
息子が泣きながら自分から手を放して保育園に行った話をしても、あっけらかんと「お利口さんだねー」とニコニコ。
一緒に育休をとっても、一緒に子育てしてても、わかりあえないこともあるね。
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