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正反対の夫婦が、“ちょうどいい”にたどりつくまでー産後クライシス体験談

「夫と価値観が合わない」
「方針が違って限界かも…」

そんなふうに思ったこと、ありませんか?
私は、子どもが1歳になった頃、本気でそう思っていました。


私たち夫婦は、生い立ちも性格もまるで正反対。

私は慎重派で、相手に気を遣いすぎて疲れるタイプ。
夫は楽観的で、どこでも自然体で愛される人。

私は「ちゃんとしなきゃ」に縛られがちで、
夫は「なんとかなるよ」が口グセ。

結婚当初はそんな違いも心地よくて、
「私たち足して2で割ったらちょうどいいね」と笑い合っていました。

家事や事務作業は私、外で働くのは夫。
お互いの得意・不得意を補い合いながら、うまくやれているつもりでいた。

でも、子どもが生まれてから、少しずつ“ちょうどよさ”が崩れ始めたんです。


育児が始まると、私と夫の「子どもとの向き合い方」の違いが目につくようになりました。

私はとにかく丁寧に向き合いたくて、一対一で子どもに寄り添う日々。
毎日抱っこして、話しかけて、手遊びしたり歌を歌って過ごしていました。

朝はベビーカーで毎日散歩。
夜も規則正しく起きて夜間授乳。

大変だったけど、子どものためなら頑張れた。

一方で夫は、自分のペースを大事にしながら「ながら育児」。
スマホゲームを片手に子どもの相手をするのが日常。

親になっても生活が変わることはなく、普通に仕事に行き、多忙な毎日。
飲み会に参加したり深夜に帰ってくることもしばしば。

私はその余裕がうらやましくて、でも許せなかった。

「パパになったんだから、ちゃんとしてよ」

親になったんだから、
子育て優先なのは”当たり前”だよね?


頼れる人がいないことも、しんどさに拍車をかけていました。
義両親は親切だったけれど、感覚の違いに戸惑い、心から甘えることはできませんでした。
両親も忙しく、そもそも気軽に頼れる関係ではなかったんです。

「もう誰も頼れないなら、自分がやるしかない」

そう決めて、私は一人で子育てを抱え込むようになっていきました。


でも、限界はすぐにやってきた

子育ての不安、私一人にのしかかる責任とプレッシャー、産後から強まった感覚過敏の辛さ。

心も体も休まらない毎日の中で、私はどんどん追い詰められていきました。

ある日、子どもと一緒に「いないいないばあ」を見ていたら、涙が止まらなくなってしまった私がいました。

そのときやっと気づきました。

「私、もう限界だった」


勇気を出して、両親に助けを求めました。

子どもを連れて実家に帰り、完全には休めなかったけれど、それでも少し力を抜くことができた私。

そして、離れたことで、やっと夫と冷静に話せるようになりました。

私も、夫も、それぞれに精一杯だったこと。
私が一人で背負い込みすぎていたこと。

今は、仕事をしながら子育てもする、
夫婦で協力して、どちらもやるのが”当たり前”の社会。
だけど、その負担・労力は並大抵のものじゃないって気付かされました。

私は家事と子育て、夫は仕事と子育て。
上手くやっている気がしたけれど、そもそも二人だけで回すのは無理だった。

私は夫に、たくさんの役割を求めていた。
働き手であり、私の理解者であり、
子育ての協力者であり、カウンセラーであってほしいと。

あの頃の私は、育児に対しても、家族に対しても、極端すぎました。

子どもにはテレビ・スマホを見せない。
午前中は支援センターで交流して刺激を受ける。
離乳食は全て手作り。7時に寝かしつけ。

「悪影響」とされているものは全て取り除く。
「手を抜く」という概念はなかった。

理想の「正しい育児」を貫こうとするほど、自分を追い詰めてしまったんです。

今振り返って思います。
夫の「なんとかなるよ」も、私の「ちゃんとしたい」も、どちらも大事だって。

ぶつかって、気づいて、歩み寄れた。
そのおかげで、極端に偏らない子育てができていると思う。

今、私は我が家の“ちょうどいい子育て”のかたちを少しずつ見つけられています。

時間を決めてテレビ、ゲームを楽しむ、
出かけない日があってもいい。
疲れたら外食や冷凍食品でもいい。
夫の帰りを待って寝る日があってもいい。

正解を探すより、お互いの違いを認め合うこと。
考えを否定せず受け入れて、「思いやり」でつながっていくこと。


誰にも頼れないと思っていた過去の自分に伝えたい。

一人で抱えすぎないで。
正しさにこだわりすぎないで。
あなたがしんどいと感じたら、立ち止まっても大丈夫だよ
って。

そして、今同じように悩んでいる誰かの心にも、届きますように。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

普段は、優しさゆえにがんばりすぎてしまう人に向けて”ちょうどいい”生き方のヒントを綴っています。

🪴私たち夫婦のその後はこちら

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