アサン・ウエドラオゴ(Assan Ouédraogo, サッカードイツ代表)のプレースタイル・経歴を紹介!:RBライプツィヒ
アサン・ウエドラオゴ

Forzan Assan Ouédraogo
所属クラブ:RBライプツィヒ
生年月日:2006年 5月9日(19歳)
出身:ミュールハイム・アン・デア・ルール
身長:192cm 利き足:右足
主なポジション:8番(攻撃的ミッドフィルダー)
信仰:イスラム教徒
アサン・ウエドラオゴのプレースタイル

2023年に17歳以下の優秀なドイツ人選手に贈られる銅のフリッツ・ヴァルター・メダルを受賞したアサン・ウエドラオゴは、いわゆる「2世タレント」だ。父・アラサン・ウエドラオゴは、2001年に1.FCケルンでブンデスリーガデビューを飾り、ブルキナファソ代表としても62試合に出場した。しかし、小柄なウインガーだった父と異なり、アサンは長身のミッドフィルダーとしてプレーする。
アサンの特徴は、192cmの巨躯を誇りながら、繊細な足元の技術も併せ持つ、攻撃的な選手である点だ。中盤でボールを持つと、ストライドを活かして前線へと持ち上がり、精度の高いパスを味方へ繋ぐことができる。長い手足を活かしたボール奪取も得意としており、奪取後、カウンターから得点を演出するなど、攻守において起点となることができるのが最大の特徴である。
また、威力のある右足のキックも強みだ。ボックス外からでも強烈なシュートを狙える能力は、対戦相手の大きな脅威となる。2025年に行われたU-19ユーロのノルウェー代表戦では、85分、強烈なミドルシュートで同点弾を決め、チームの逆転勝利に貢献している。攻守に躍動しつつ、単独での打開能力もある、総合力の高さを武器とするミッドフィルダーがアサンだ。
アサン・ウエドラオゴの初期キャリア

アサンは、父がドイツでの6年目の生活を迎えた2006年に生を受けた。ルール地方の都市、ミュールハイム・アン・デア・ルールで育った。アサンが初期のキャリアを過ごしたのは、地元のTuSウニオン09ミュールハイム。当時5歳だった2011年から、2014年まで同クラブのアカデミーに所属したアサンは、8歳となった2014年の夏、FCシャルケ04のアカデミーへ移籍する。
U-13チームではキャプテンマークを着用するなど順調に成長した彼は、15歳でシャルケU-17に昇格し、2021/22シーズンは17歳以下のユースチームでプレーを開始した。リーグ開幕前のドイツ西部のU-17カップ戦では、デビュー初戦から1ゴール3アシストと活躍すると、U-17リーグでも10試合で6ゴール7アシストと躍動。アサンの存在がドイツ全土へ知れ渡るのは、時間の問題だった。
昇格1年目ながら、出場したリーグ戦15試合7ゴール8アシストを記録してシャルケU17の地区優勝に貢献。続いて行なわれた全国王者を決める決勝トーナメントでは、準決勝の1.FCデュッセルドルフ、決勝のVfBシュトゥットガルト戦でも先発出場して勝利に貢献し、同じく2006年生まれのタイラン・ブルトなどとともに、20年ぶりにユースリーグ優勝を果たしたメンバーの1人となった。
シャルケ04のトップチームデビュー

2022/23シーズンにはU-17での功績が評価され、シャルケU-19に昇格することが決定した。U19リーグでも開幕節からフル出場し、開幕5試合で4ゴール1アシストを記録したアサンは、2022年11月、シャルケとプロ契約に転換できるオプションが付与された昇格契約を交わすなど、順調にキャリアを謳歌した。しかし、この契約直後から負傷に悩まされ、シーズン後半は思うようにプレーはできていない。
それでも、シーズン最終盤に開催されたU19カップ決勝の1.FCケルン戦では復帰し、69分から途中出場を果たした。2023/24シーズンは、前季の不完全燃焼を解消するようにU-19チームでプレーすると想定されたが、トーマス・ライス監督の指揮下で臨んだプレシーズンで素晴らしい印象を残したことで、開幕節のハンブルガーSVとの試合に臨むシャルケ04のトップチームで先発出場することになる。
アサンがトップデビューを果たしたのは、わずか17歳2ヶ月19日。クラブ史上最年少でトップチームデビューを記録しただけでも快挙であったが、前半22分には初ゴールを挙げ、クラブ史上最年少の得点記録も打ち立ててみせた。自身のたしかな才能を、クラブでの鮮烈なデビューで証明してみせたアサンは、トップチーム内でも中核を担う存在として活躍することになる。
飛躍の年となった「2023年」

2023年は、アサンにとって飛躍の年となった。トップチームデビューに加え、2023年6月に行われたU17ユーロで優勝したのだ。U17ドイツ代表のアサンは、準決勝のポーランド代表戦で、コーナーに頭で合わせて決勝点を決めると、フランス代表との決勝で5人目のキッカーとして登場。重圧がかかる場面でゴール右隅にボールを沈め、優勝の最大の立役者となった。
U17ユーロのチャンピオンとなり、シャルケの最年少での出場記録と得点記録を更新したアサンの飛躍は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。しかし、右足の靱帯を断裂してしまい、2023/24シーズンは2部で17試合の出場と3ゴールに留まった。とはいえ、圧巻の才能を有するアサンに複数のクラブからオファーが届いた。そんななかで、アサンが移籍を決めたのは、RBライプツィヒだった。
若手の育成に定評のあるクラブへの移籍は、アサンの野心を如実に表していた。しかし再び負傷を負ったアサンは2024/25シーズンを丸々、棒に振る形となってしまう。そんななかで迎えた2025/26シーズン、オーレ・ヴェルナー新監督から信頼を得たアサンは、第4節の1.FCケルン戦で1部初先発を飾ると、同試合で1部初ゴールを決めた。彼の今季の活躍から目が離せない。
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