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デニズ・ウンダフ(Deniz Undav, VfBシュトゥットガルト):ベルギーを経てブンデスリーガで躍動する、サッカードイツ代表ストライカーのプレースタイル!


デニズ・ウンダフ

Deniz Undav
所属クラブ:VfBシュトゥットガルト
生年月日:1996年 7月19日(29歳)
出身:ファーレル, ドイツ
身長:179cm 利き足:右足
主なポジション:ストライカー
2025/26の成績:29試合 19ゴール6アシスト




ドルトムント戦のハットトリック

流れとは一切関係なしに、一瞬でもチャンスがくれば相手ゴールにシュートを突き刺すミート技術、ある解説の方が「脱力感」と表したゴール前での絶対的な落ち着き。今季のデニズ・ウンダフは、ボックス内においてあまりにも恐ろしい存在だった。その象徴ともいえるのが、第11節のボルシア・ドルトムント戦。ほとんどチャンスといえないシーンからハットトリックを記録した。

ウンダフが持つ天性の得点嗅覚は、現サッカードイツ代表選手のなかで随一だ。GKとの1vs1でループシュートを決めたり、細かなシュートフェイントで相手DFを欺いて得点するなど、多彩な得点パターンを有する。抜群のスプリント能力や空中戦を制するフィジカルをもたないウンダフが得点を量産できるのは、試合中に1度くるか来ないかの好機に正しい選択を取れるからだ。


デニス・ウンダフのルーツとユース時代

2002~2007 TSV アヒム 1860
2007~2012 
SVヴェルダー・ブレーメン
2012~2014 SCヴァイェ
2014~2015 TSVハフェルゼ

ウンダフは、ヤーデ湾(Jadebusen)に接する街、ニーダーザクセン州 フリースラント郡ファーレルで生まれたのち、自由ハンザ都市ブレーメンの近郊アヒムで育った。彼の家族はクルド・ヤジディ教徒の祖先を持ち、父親はトルコ南東部 シャンルウルファ県 ヴィランシェヒルに起源を持っている。そんな彼は、2002年に家の近くの街クラブ、TSV アヒム 1860でプレーを始めた。

2007年、U-12のカテゴリーに所属する年代で強豪SVヴェルダー・ブレーメンのユースへ加入。そこで5年間を過ごしたが、比較的小柄な体格であったウンダフは昇格できなかった。結果としてウンダフは、SCヴァイェを経て、2014年にTSVハフェルゼへ加入。2014/15シーズン、当時レギオナルリーガ・ノルト(4部)に所属した同チームでトップチームデビューを果たした。


ベルギーでの「シンデレラ・ストーリー」

2015~2017 TSVハフェルゼ
2017~2018 ブラウンシュヴァイク
2018~2020 SVメッペン
2020~2022 ユニオン・サン=ジロワーズ
2022~2023 ブライトン&ホーヴ・アルビオン
2023~現在 VfBシュトゥットガルト

当時まだ20歳前後であったにもかかわらず、TSVハフェルゼで得点を量産したウンダフは、2017年、当時2部のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクへ移籍した。しかし、チームが残留争いに巻き込まれたことに加え、ウンダフ自身も怪我を負い、トップチームでほとんど出場機会を得られず。2018年夏、ウンダフは当時3.リーガ(ドイツ3部)に所属したSVメッペンへ移籍する。

1年目は6ゴールと3部への適応に苦しんだウンダフだったが、2年目には17ゴール9アシストを挙げてチームの7位躍進に貢献。そんな彼に目を付けたのが、当時ベルギー2部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズだった。ウンダフは1年目に17ゴールを挙げてチームの1部昇格に貢献。続く2021/22シーズンには、1部のリーグ戦で27ゴール12アシストを挙げ、チームの2位躍進に貢献した。


ブライトン、そしてVfBへ

当時、ジュピラー・プロ・リーグの昇格チームであったサン=ジロワーズ所属にもかかわらず、リーグ得点王となったうえ、ベルギー年間最優秀プロサッカー選手にも選ばれたウンダフに、世界最高のリーグへの挑戦の機会が訪れる。2022年、サン=ジロワーズのオーナーでもある起業家トニー・ブルームMBEが所有するブライトン&ホーヴ・アルビオンFCへ移籍を果たしたのである。

しかし、当時のブライトンのトップチームは十分なストライカーの陣容を備えていたこともあり、出場機会は限定的で、全コンペティションで記録した得点は8ゴールのみだった。そんな彼に目を付けたのが、ドイツの強豪VfBシュトゥットガルトだった。ドイツ3部からベルギー、イングランドを経由してブンデスリーガ1部に復帰するという「シンデレラ・ストーリー」を歩んだのだ。


VfBシュトゥットガルトでのウンダフ

VfBでのウンダフの活躍は言及するまでもないだろう。1年目にはセール・ギラシとの2トップを組み、リーグ戦30試合で18ゴール9アシストを記録して2位躍進に貢献。2年目には、ニック・ヴォルテマーデとのコンビで躍動し、DFBポカール優勝という偉業を成し遂げた。アルミニア・ビーレフェルトとのポカール決勝では、エンツォ・ミローの得点をアシストしたうえ、決勝ゴールも挙げた。

そして今季、2025/26シーズンには、全コンペティションで46試合出場 25ゴール14アシストを記録し、リーグ戦では4位となってUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得、ポカールでも決勝で敗れたとはいえ2年連続の決勝進出に貢献し、UEFAヨーロッパリーグでもベスト16まで進出した。そして今夏には、ドイツ代表として北中米で開催されるW杯に挑む。ウンダフの更なる活躍に要注目だ!


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