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コラム:ノイアーの正統後継者 アレクサンダー・ニューベル FOKUS Bundesliga!!! #44


2011年にFCシャルケ04からFCバイエルン・ミュンヘンへと加入したマヌエル・ノイアーは、2度の「3冠」獲得とブンデスリーガ11連覇に大きく貢献した。広大な守備範囲、足元の技術とロング・スローイングを活かしたビルドアップ、驚異的な反射神経と長い足を武器にしたセービング能力。ノイアーは「スイーパー=キーパー」と呼ばれる現代ゴールキーパーのプレースタイルを築くとともに、彼自身がその「完成形」ともいえる存在だった。▲絶大な存在感を放つノイアーも、今年で39歳を迎える。そのため、バイエルンは後継者探しに乗り出した。ブライトンのオランダ代表GKバルト・フェルブルッヘン1. FCケルンのGKヨナス・ウルビッヒなど、将来有望な若手選手の名前が獲得候補に挙がるが、彼らの獲得を目指す必要性は高くない。バイエルンは、2020年時点ですでにノイアーの後継者を確保しているのだ。もちろん、アレクサンダー・ニューベルのことである。▲ニューベルはSCパーダーボルン07のユース出身。2015年にシャルケへ加入すると、名手ラルフ・フェールマンからレギュラーの座を勝ち取り、第1GKに定着。安定したパフォーマンスを見せたことで、バイエルンが獲得に乗り出し、契約した。しかし2020年当時はノイアーの全盛期で出場機会を得られず、翌年ASモナコへローン移籍。2シーズン在籍したモナコで評価を高めたニューベルは、2023年にVfBシュトゥットガルトへ再びローン移籍すると、前季16位で降格プレーオフを争ったクラブの2位躍進に貢献した。▲ニューベルは長い手と反射神経を活かしたセービングが特徴のGKで、とくにハイボールの処理は的確だ。またキック能力に優れており、前線の見方に縦パスを通すこともできる。思い切りの良さや瞬時の判断力に欠ける点はあるものの、ノイアーに近いプレースタイルの持ち主だ。▲バイエルンがフェルブルッヘンやウルビッヒなど、若手GKの獲得を急ぐ必要がない理由は他にもある。バイエルンにはクラブの将来を担うことのできる逸材がすでに在籍しているのだ。1人はマックス・シュミット。ドイツ4部のバイエルンⅡでGKを務める19歳は、2023年のU17ユーロで優勝したドイツ黄金世代の正守護神だった。もう1人は、オーストリア1部のザンクト・ペルテンで経験を積むトム・ヒュルスマン。2メートルの長身を活かしたセービングと足元の技術力から、ノイアーの正統後継者とみなすファンも多い。たしかにノイアーが退団を決断すれば、バイエルンは多くのものを失うだろう。しかし彼の「不在の穴」を作らないための準備を、クラブはすでに着々と進めている。


アレクサンダ―・ニューベル

Alexander Nübel
生年月日:1996年 9月30日
身長:193cm
ポジション:ゴールキーパー
現所属:VfBシュツットガルト(ローン)


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