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エルメディン・デミロヴィッチ(Ermedin Demirović):VfBシュトゥットガルト


エルメディン・デミロヴィッチ

Ermedin Demirović
所属クラブ:VfBシュトゥットガルト
生年月日:1998年 3月25日(27歳)
出身:ハンブルク, ドイツ
代表:ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
身長:185cm 利き足:右足
ポジション:センターフォワード




デミロヴィッチのプレースタイル

VfBシュトゥットガルトが、セール・ギラシの後釜としてFCアウクスブルクからエルメディン・デミロヴィッチを獲得した決断は正解だった。デミロヴィッチは2024/25シーズンのブンデスリーガで34試合に出場し、15ゴール1アシストを記録。とくに第28節のVfLボーフム戦ではハットトリックを挙げるなど、優れた得点能力を披露した。

デミロヴィッチが優れるのは「相手ディフェンスラインの裏を取る才能」だ。相手DFの死角に入ってフリーになる感覚が秀でるうえ、一瞬の隙を突いて手前に入るスピードがある。また「ヘディングでの得点能力」も大きな武器で、第3節のボルシア・メンヘングラードバッハ戦ではコーナーキックに、第4節のボルシア・ドルトムント戦ではマクシミリアン・ミッテルシュテットのクロスに頭で合わせて得点した。

第1節のSCフライブルク戦ではバイシクルシュートを決めるなど、アクロバティックな得点能力も備える。攻撃の起点となれるニック・ヴォルテマーデや類似したスタイルを持つデニス・ウンダフとの2トップは相性が良く、彼らが作ったチャンスやスペースを活用し、デミロヴィッチは得点を量産した。多彩な得点パターンが特徴のデミロヴィッチは、フィニッシュに特化したCFらしいプレースタイルの持ち主だ。


デミロヴィッチの選手キャリア

ハンブルクで生まれ育ったエルメディン・デミロヴィッチは、2004年に名門ハンブルガーSVのユースに加入。同クラブで10年に渡って活躍したのち、2014/15シーズンRBライプツィヒU17へ移籍する。Bジュニア・ブンデスリーガ北/北東地区優勝などの活躍を経て、2017年にユースを卒業したがトップチーム昇格はならず、同年スペイン1部のデポルティーボ・アラベスと契約した。初年度にはトップチームデビューも経験したものの、プレーしたのは主にBチームだった。

その後、フランス2部ソショー、スペイン2部アルメリア、そして2019/20シーズンにはスイス1部ザンクト・ガレンへのレンタル移籍を経験。とくにザンクト・ガレンでは、28試合14得点5アシストと活躍したことで、2020年ブンデスリーガ1部のSCフライブルクに加入した。初年度は30試合5得点を挙げ、2021年3月にはボスニア・ヘルツェゴビナA代表でデビュー。2021/22シーズンにはDFBポカール決勝に出場したが、PK戦で5人目のキッカーを務めたデミロヴィッチがPKを失敗し、試合に敗北した。

2022年夏、デミロヴィッチはFCアウクスブルクへの移籍を決断し、2022/23シーズンには8ゴールを記録。2023年にはアウクスブルクのキャプテンに就任し、2023/24シーズンのアウクスブルクで15ゴール9アシストを記録するなど、超エース級の活躍を披露した。その活躍ぶりから様々な移籍先が噂されるなか、デミロヴィッチが加入したのはVfBシュトゥットガルトだった。


2025/26シーズン、クラブ内で高まる期待

2025/26シーズンのVfBシュトゥットガルトで、デミロヴィッチに掛かる期待は高まっている。昨季、最大2,300万ユーロという移籍金で加入し、リーグ戦で15ゴール1アシストを記録したとはいえ、前線の同僚ヴォルテマーデに奪われる形でポジションを失った時期があったのも事実だ。しかしヴォルテマーデには退団の噂が出るなど、デミロヴィッチがエースストライカーの重責を担う可能性は非常に高い。

セバスティアン・ヘーネス監督も、献身性と得点力を併せ持つデミロヴィッチを戦術の軸に据える選択肢は持っているだろう。ボローニャFCとの親善試合で後半に途中出場したデミロヴィッチは、チャンスに顔を出しただけでなく、前線からの守備やプレスバックを行うなど、運動量をみせた。注目されるのが、デニス・ウンダフとのコンビネーションで、スペースへの侵入を得意とするウンダフとDFラインの背後を取るのを得意とするデミロヴィッチが好連携を築けば、相手DFは止めるのに苦労するだろう。

ヴォルテマーデの去就によっては、デミロヴィッチがフィニッシャーとしてより直接的にゴールを狙う場面も増えるのは間違いない。ゴールへの嗅覚、敵の背後に入り込む動き出しを武器に、デミロヴィッチは新シーズンのシュトゥットガルトの中軸となるのは間違いない。


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