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国際情勢:トランプ関税の最終的な目的

 トランプ関税の交渉も大体終わり、結果も出揃ったようだ。トランプ関税の最終的な目的は何だろうか?今回、これについて、考えてみたい。一体何のために、トランプ大統領は、世界中の国に対して関税を敷いたのか?
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 結論から言うと、中共を倒すためである。
 make America great againはついでというか、その副産物である。
 中共を倒す過程で、アメリカはそうなるという話である。
 
 中共を倒すために、アメリカは自由貿易を止めて、トランプ関税を敷き、世界中からお金を集めて、中共を倒すために協力してくれ、と日本以外の国々に言った。何とベトナムにさえ、伝えたと言うから驚きだ。
 
 日本の現政権は中共寄りなので、トランプ政権は何も言わなかった。
 
 23/07/2025、日本はアメリカに5,500億ドル(80兆円)の投資を行う。関税率は15%と決まった。27/07/2025、EUはアメリカに6,000億ドル(90兆円)の投資を行う。関税率は15%だ。両者の結果はよく似ている。
 
 詳細を確認すると、細かい差異点はあるものの、その他の条件もよく似ている。基本的に日本と同じモデルで、妥結したと言っていい。すぐに「これはおかしい。裏に何かある」と思った。EUにとって全然有利ではない。
 
 力関係から言っても、そこまで条件を呑む理由はない。ラトニック商務長官の言葉を借りれば、アメリカ市場規模は30兆ドルを少し下回り、EU市場は20兆ドルを少し上回る。こんな完敗とも言える条件を呑む理由はない。
 
 これは経済・貿易交渉ではなく、政治的な取引があったと見るべきだ。それが「中共を倒すために、アメリカに協力してくれ」という話だ。なぜEUが話に乗ったのかと言えば、貿易相手国として中共に手を焼いていたからだ。
  
 中共が知的財産権とか、ルールを守らないのは世界の常識である。
 
 自由貿易はルールを守れば、素晴らしいが、守らない国が出て来たので、もう止めようとアメリカは思った訳だ。だから世界中の国に呼び掛けて、表でトランプ関税を敷くと脅しながら、裏で別の話もした。日本以外に。
 
 それがトランプ関税の交渉結果がおしなべて、なぜか15%で終わった理由だ。ブラジルだけ意地悪されたが、あのジーンズで50%と言われたレソトだって、最終的には15%である。裏事情が分からないと、意味不明の結果だ。
 
 では中共はどうしているのだろうか?完全に後手に回っている。
 
 ラトニック商務長官の言葉を借りれば、アメリカ市場は約30兆ドル、中共市場は約20兆ドルだ。だがトランプ関税が始まる前から、アメリカと中共の間では、相互に信じられないほど高い関税が敷かれている。貿易不可だ。
 
 中共としては、アメリカ以外の市場に眼を向けるしかない。だがトランプ大統領はブラック・ドッグのように、どこまでも喰い付いてくる。中共の貿易相手国にも、付き合い続けるなら、関税を追加で課すぞと言うから鬼だ。
 
 ベトナムが、イギリスの次くらいに、関税交渉で纏まった理由はこれだ。アメリカは最初から、中共とベトナムの間に楔を打つつもりだったのだ。無論、報道として、出回っている情報ではない。結果からの推測だ。
 
 だから中共は、約20兆ドル規模の市場を持つEUと付き合い、一带一路とか、人类命运共同体とかぶち上げて、ユーラシア大陸毎抱き込もうとしたが、全然ルールを守らないので、EUを始め、各国から離脱が始まっている。
 
 そこにトランプ関税15%が世界中の国に課せられる。世界中の貿易が停滞するだろう。一番困るのが中共だ。どこにも貿易相手がいない。強いて言うなら、日本か。約4兆ドルの市場規模だが、誰もいないよりはましだ。
 
 こうして、日本と中共は、経済的にも、貿易的にも、結び付いてしまう。
 
 それにしてもなぜトランプ大統領は、ブラック・ドッグのように、ここまで中共に喰い付くのか?勿論、個人的な怨恨(笑)である。いや、公憤である。無論、臓器密売とか、ウイグル人虐殺とか、フェンタニル問題もある。
 
 だが多分、トランプ大統領が一番頭に来たのが、2020年のコロナだろう。2019年の後半、信じられない程、好景気になって、アメリカ経済がスカイ・ロットのように、上がる筈だったのに、見事に腰折れになってしまった。
 
 2019年後半のアメリカの好景気は、数字だけで量れない物凄い勢いがあった。それは日本にいた当方でさえ、営業上の取引で感じていた。もしかしたら、アメリカは空前の大景気を迎えるかも知れないと予感があった。
 
 だが2020年コロナが始まり、全てが吹き飛んだ。トランプ大統領は怒り狂い、これは戦争だと言った。そしてコロナ・ウイルスを武漢肺炎と言い、名指しで中共を詰った。結局、大統領選で敗北し、January Sixまで起きた。
 
 この際、客観的にどうだったのか?という話は横に置いておく。とにかくトランプ大統領の中では、全て中共の仕業という事になった。コロナも、ブラック・ライブス・マターも、January Sixも、全て中共の陰謀だ。
 
 失意の四年間?を経て、選挙に勝つためならマクドナルドの店頭にさえ立って、ドライブ・スルーからポテトを振る舞ったその男は、中共に対する壮絶な復讐鬼になって、政権に返り咲いた。中共の国家主席は震え上がった。
 
 2024年のアメリカ大統領選挙中、可哀想に、この国家主席は、トランプに対する不安で夜も眠れなかったのだろう。2024年7月25日、脳卒中になってしまった。そして数日後に眼を覚ましたら、権力の大半を失っていた。
 
 だがそんな事など、トランプ大統領は知った事ではないだろう。現代のアヘン戦争たるフェンタニル戦争に勝つために、タリフ・マンとなって、メキシコとカナダに高関税を掛ける事から始める。トランプ関税の始まりだ。
 
 また前政権から引き継いだ移民問題も、中共がアメリカに仕掛けた「超限战」と読み解き、ICEを結成して、徹底的に取り締まった。またアメリカの大学に浸透していた中共勢力を一掃するため、徹底的に取り締まった。

『超限戦』喬良著1999年

 上記『超限戦』は、大陸に出征した当方の祖父も、八路軍の「浸透作戦」と言っていた。便衣兵(ゲリラ)は何でもやる。敵地に偽札をばらまいて、インフレを起こすとか、とにかくせこい手を何でも使うと言っていた。
 
 トランプ大統領の思考は、徹底的に、中共を叩き潰す事にある。そう読み解くと、かなりシンプルで分かり易い。唯一の例外がイスラエル関連で、ガザ地区放置の謎だ。アレだけは中共と関係がない。別の理由だ。
 
 トランプ大統領が、やたらと世界中の戦争の火消しに走るのも、何もノーベル平和賞が欲しいからじゃない。本人は本気で中共の邪魔(?)をしている。中共の思い通りにしてなるものか!と闘志を燃やしている。
 
 トランプ大統領の中では、世界のほぼ全ての戦渦の原因は中共である。
 
 2025/08/15、アラスカで、ロシアのプーチン大統領とロシア・ウクライナ戦争の停戦・和平交渉で、トランプ大統領は首脳会談をやるが、この会談の本当の目的は、ロシアと中共を切り離すのが真の狙いと言った人がいた。

 Ukraine : "Ce que souhaite Trump, c'est détacher Poutine de l'appui chinois", résume André Kaspi|LCI 24:13
   ウクライナ:「トランプの望みはプーチンを中国の支援から切り離す事だ」とアンドレ・カスピは要約|LCI 24:13


 Le président américain Donald Trump doit rencontrer le 15 août prochain son homologue russe Vladimir Poutine, lors d'un sommet en Alaska. L'objectif ? Trouver des pistes de solution pour mettre un terme à la guerre en Ukraine... même si le président ukrainien Volodymyr Zelensky n'est pas convié à cette discussion. "Ce que souhaite Trump, c'est détacher le plus rapidement possible Poutine de l'appui chinois", analyse ainsi l'historien spécialiste des États-Unis André Kaspi, invité de Damien Givelet sur LCI.
 
 ドナルド・トランプ米大統領は、8月15日にアラスカでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と首脳会談を行う予定だ。その目標は?ウクライナ戦争終結に向けた解決策を見出すことだ…たとえウクライナの大統領がこの協議に招かれなくても。「トランプの狙いは、プーチン大統領をできるだけ早く中国の支援から切り離す事だ」と、LCIのダミアン・ギブレット氏のゲストであるアメリカ歴史家アンドレ・カスピは分析する。

上記動画の解説文より

 この見方は穿っている。正しいと思う。トランプ大統領の戦略として、中共とロシアがいつまで経っても、戦争の利害で、くっついてもらっては困るのである。ロシアと中共がくっついている限り、中共は倒せない。
 
 トランプ大統領が、ロシア・ウクライナ戦争の停戦に熱心なのは、中共を倒すためである。トランプ大統領の中では、アメリカの敵は中共であって、ロシアではない。ロシアなんかクソどうでもよくて、中共こそ敵の本丸だ。
 
 ただそのために集めた金、日本の5,500億ドル(80兆円)とEUの6,000億ドル(90兆円)、合計1兆1,500億ドル(170兆円)は、ちゃんと中共を叩き潰すために使ってくれないと、裏公約違反?だろう。
 
 アメリカは世界中の国から、関税でお金を集めて、何に使うのか、表向きは説明していない。国家間の裏取引として、皆の自由貿易を荒らす共通の敵を倒すためだとして、日本以外の国から、合意を取った。
 
 だがもし約束を守らなかったら、これは古代アテナイがやったデロス同盟と同じとなり、ペロポネソス戦争となる。アレも、テミストクレスから、ペリクレスが受け継いでやった事だ。当時の共通の敵はペルシアだった。
 
 トランプ(アテナイ)が約束を守らなくて、第三次世界大戦(ペロポネソス戦争)が起きても、当方は知らない。だが中共を叩き潰したら、何が起きるのか、ちゃんとシミュレーションしているのだろうか?
 
 当方は、ほっといても、中共は破産して、世界中の銀行を巻き込んで、連鎖倒産を起し、金融上のブラック・ホールになって、世界中の富を吸い込んで、消えると思う。その時、アメリカは集めた金で身を守るのか?
 
 だとしたら、中共と世界中の国が酷い目に遭って、アメリカだけ独り勝ちという構図が見えて来る。う~ん。これはちょっと許せないかな?世界中からお金を集めたのだから、トランプ大統領は世界に対する責任がある。
 
 現在のペトロ・ダラー制に変わる新機軸でも発明して、世界経済の安定に寄与して欲しい。それが現代のテミストクレースたるトランプ大統領の役目ではないか?来るサラミスの海戦たる台湾有事でも勝つ責任がある。

 早ければ2025年の後半からBig Beautiful Bill、通称BBB、3Bの効果が出始めてアメリカは好景気に入るだろう。2019年の再現とまで行かなくとも、アーサー・ラッファーが太鼓判を押した法案だ。アメリカ経済は回復する。
 
 それに対して我が日本は、5,500億ドル(80兆円)の工面をしないといけない。どういうスパンで組まれた投資計画なのか不明だが、血迷って日本の政権が財源がないとか言って、トランプ税とか発明しないで欲しい。
 
 今九州が大雨で大変な事になっているが、アレは神意だと思う。間違いなく天は怒っている。一つは日本の政治に対してだ。当方的にも不甲斐なさ過ぎると思うが、天が怒っているのはもうちょっと全体的な話かも知れない。
 
 今の日本人全体に対して神意が出ている可能性がある。どう考えても、地球の悪過ぎる中共と仲良くし過ぎだろう。いくら商売上、貿易上、結び付きやすい相手だからと言って、人道の敵と仲良くするべきじゃない。
 
 別に中国人が敵とは思っていない。だから北京語だって、勉強している。地球の敵、人類の敵は中共だ。当方は法轮功の回し者ではない。アレはアレで問題だと思っている。大陸の歴史で繰り返し出て来る何とか教徒の乱だ。
 
 中共が倒れた後の暗黒大陸の覇者として、法轮功が立つのは、どうにも違和感がある。中華文明の正統後継者は、あの雪風が丹陽として艦隊総旗艦を務めた台湾にこそあると思う。台湾こそ、次の中華文明の母胎だ。

 何かの参考になり、お役に立てれば幸いである。
 ご一読ありがとうございました。
 
                                以上

 
 
 
 



 
 


  




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