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息子の心がどんどん動く


今、私は息子のお店を開く準備をしている。
最近はiPadで絵を描くことが多く、どんどん溜まっていく色鮮やかなデザインたち。
これをどうにか形にできないものかとずっと考えていた。


きっかけは、息子が通っている居場所のパーマ先生からの仕事オファーだった。



現在小学3年の息子は学校には通っておらず、居場所に通っていて、そこで行われるイベントに息子の作品を販売するのはどうか、ということになった。


「僕の作品を売ってみたい」


──息子の心が動いた瞬間だった。


そこで、息子の描いた作品たちをより多くの人たちが手に取ってもらえるようにポストカードを思いついた。
ちょうど同じタイミングで、note仲間の晴れパンちゃんがミニマルシェを開催するとのことで、声をかけてくれた。
そこで、学校に行っていない子どもたちの作品を集めるそうなのだ。
なんて素敵なアイデア!
晴れパンちゃんも息子の絵をポストカードにすることを提案してくれた。


すぐにハガキを買ってきて、自宅プリンターで試しに何枚か印刷してみた。
デザインに合わせて、マット紙と光沢紙の2種類用意した。



これは、いい。
並べられた色彩豊かでユニークなデザインを眺めていると、とても幸せな気持ちになった。
もっと息子の表現を広められたら......
そんなことを思っていると、息子のことを応援している友人のひとりが、「絵を買いたい」と言ってきてくれた。


──点と点が繋がり始めているかもしれない。
私は息子に提案した。


「ネットで、○くんのお店作ってみる?」


息子は少し黙った後、「やってみたい」とこたえた。


「わかった!お母さん、○くんのお店作るから、○くんはとにかく作品を作り続けて!」


ッシャー!キタキタキタキター!
やったる、やったるでー!


私は、大量にハガキを追加購入し、せっせと印刷しまくった。
デザインはその時点で76種類に及んだ。



息子の相棒、ポーラのポストカードもある。





久しぶりにアクリル絵の具で絵も描いた。



タイトル「一本の木」





嬉しかった。
私は息子の絵がたまらなく好きだ。


学校を選ばなかった息子。
学習にも意味を見出せず時間を持て余している息子に、何か『きっかけ』を見つけてあげたかった。
私は、「ついに見つけたかも!」と期待してしまい、どんどんテンションアゲアゲで準備を進めてしまった。


──そう、私はまた『期待』をしてしまったのだ。


居場所がお休みの日。


「やることなーい、暇!何すればいい?」


......んん?
なんでなんで?おかしいぞ?アナタ、やることならいっぱいあるはずよね?
んん?
待っている人いっぱいいるよ?販売するんだよね?
ね?
作品とか作ったらどうなのよ?
え?


相変わらずやることがないと、『暇』をぶつけてくる息子に、私は苛立ちそしてその後、とてつもない虚しさが私を襲った。
まただ。
またこのパターンか。


知ってる知ってる。
勝手にこちらが期待して、玉砕するパターン......知ってる。
何度も何度も経験してきたから。
だけど、またやっちゃった。


私やまわりの期待と、息子の『今』が比例しない。


涙が出る。
やっと、『きっかけ』を見つけたと思ったのに。
凹んでいる私に夫が言った。


「もうさ、どんどんやっちゃえばいいんだよ。ほら、ジャニーズ(今は違うけど)事務所に勝手に履歴書送っちゃう母親みたいにさ、どんどん進めちゃえばいいんじゃない?」


夫のこの言葉が、私の心を軽くしてくれた。
うん。そうしよう。
あっちはあっち、こっちはこっち。
線を引こう。
私がやりたいように、私は私のパッションで進めていこう。

***


息子がポーラを登場させて動画を撮り始めた。
私はまた提案した。


「Instagramやってみる?」
「お母さんがいつもやってるやつ?やってみたい」


実は1年ほど前に私の管理のもとで息子のInstagramを作ってあった。
どうにかして息子の表現を広げたかったのだ。
でもその時は全く息子の心が動かず、そのまま放置してあった。


──でも、今の息子は食いついた。
すぐにやり方を覚え、動画を次々に投稿し、なんなら「え、それどうやって編集したの?」っていう動画すら作っちゃってる。
夢中になって動画を撮る息子の口からは、いつもの「暇だ!何すればいい?」の言葉は全く出てこない。


吊られるポーラ



──やっぱり、動き出すタイミングってあるんだな。


息子が自分のInstagramにいいね♡がついたり、フォロワーが増えていると嬉しそうにしている。
息子のInstagramに初めてコメントがついた。


「○くん!コメントついてるよ!」
「えっ!どうやって見るの?コメントって、いつもお母さんがnoteでやってるやつ?」
「そうそう!」


一生懸命自分で読み、一生懸命自分で打ち込んで返している。


──息子の心がまた、動いた。


嬉しいなぁ、本当に嬉しい。
あんなに文を読むことも書くことも頑なに拒否していたのに。
心が動けば、苦手なこともヒョイって線越えるんだなぁ。
このままバーンと、世界が広がる扉が開いていくといいなぁ。


......いやいやいやいや!
うん、開くかもしれないし、開かないかもしれないし。
そんな感じで。
私は、私のやりたいことをしよう。


やっと、息子の表現を世に出すタイミングが来たのだ。
ずっとずっと待っていた。
その時を。
息子の作品には、見ている人を明るくする不思議なパワーがある。
日々の中に、息子の色と光を届けたい。


そしてこの経験が、息子自身の自信となり、これからの人生を力強く歩むエネルギーになってほしい。


だから、かーちゃん頑張るよ。


ショップの仕組みとか、販売や価格、紹介文、送り方......考えることてんこ盛りで、既に脳みそパーンってなってるけど笑。





お店開店に向け、息子の心はどんどん動いている。
創作意欲が止まらず、次から次へと作品を生み出していく。
必死に追っかける私。


息子よ!どんどん行けーー!



○くん改め、Yota👦ワールドが覗けるInstagramはこちらから↓



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