【続編】声が大きい同僚と、そのことが気になる女性職員
「福祉増進と職員負担軽減との両立をめざす」というテーマで発信している、みきやと申します。関西在住の地方公務員で、2027年4月の統一地方選で地元の市会議員になり、地場産業を取り戻すことをめざしています。
以前記事にしたことのある、声の大きい同僚についての続編です。
前回の要約
前回はこんな感じの記事を書いています。
物理的に声量が大きい同僚がおり、周辺の職員が精神的な負担を感じている
生来の声の大きさということもあり、身体的な特徴を採り上げて行動を改めるように促すことに難しさを感じている
見方を変えると、赤ちゃんが気になるお母さんと同じ!?
という感じです。
いずれにしても声が大きいことを受けて、それをどの程度大きく感じるか、また、それによって普段の業務がどれくらい阻害されているかは人による難しさを感じているのが現状です。
ちなみにその方は私の真向かいに座っています。
新たに発生した問題
今回新たに発生した問題は、その方のお隣に座っている女性職員からの申出でした。
「電話をするときに自分のほうに体を向けてくるので、通話中の音声がよりダイレクトに届いている」
というもの。実際に電話中の様子を観察してみると、確かに隣の職員の方向に体を向けている傾向があるようです。職員側が窓口、反対側は壁。人間の心理としてはあまり自分の声を聞かれたくないときは壁のほうを向くようなのですが、なぜか反対をむいているその人。なぜ?
これは隣にいる職員からすると相当負担ですね。隣にいる職員も頑張って対策を立てています。具体的には次の2つ。
椅子をできる限り遠ざける
声の大きい職員との間にファイルを積み上げる
声の大きい職員側に悪気がないこともあり、ファイルを積み上げるのはやや露骨な感じもするため、このままではよくないな~、と思っていました。
そんなときに「もう我慢できない」という状況になったようです。
さてさてどうしたものか?
新たな対策
新年度から3か月経過し、偶然にも私は今後の業務体制等について考えを巡らせていたところで、私から提案をさせていただきました。
「Aさんを隣に置きましょう」
Aさんとは、今年度から新たに私たちの職場に来てくれた方。当初はやる気があるのかないのかよくわからない感じだったのですが、業務に親しむ中で少しずつ自信をつけていっている方です。
Aさんは私の座席からはシマ2つ分離れた場所に座っています。業務の様子があまり分からないことも多かったのですが、日々の業務は早々にカタをつけているように感じていました。
そこで思い切って声の大きい職員(以下、「大声さん」)の隣に座ってもらうことに。これは単なる思い付きではなく、普段の大声さんとAさんとのコミュニケーションの様子からも問題ないと判断したためです。
また、普段の窓口対応で私のところに聞きに来ることも多いのですが、そもそもの制度の成り立ちや理念のようなところまで腹落ちさせることで、よりレベルの高い対応ができるようにしたいという思惑も働いています。
そこでAさんを私の近くに呼び寄せることにしました。大声さんが私の真向かいなので、Aさんはナナメの位置ですね。
新たな問題
ただ、この案を実行するにあたって懸念していたのはAさんの気持ちです。
「今の席が気に入っているのに、なぜ席替えをしないといけないのか」
ということに対する答えを用意しないといけません。
そこで私から、今後の業務体制についてお話し、これを実行していくにはAさんが私の近くに座る必要があることをお伝えしました。
これに対する回答は、しばらく沈黙した後に返ってきました。
「・・・両隣に人が座っている状況に慣れていないんです」
ああ、やっぱり。そこでどれくらい負担に感じるかをヒアリングしてみたところ、あくまで「慣れていない」というだけで嫌悪感を持つには至っていないとのことでした。これならいける!
ということでさっそく席替えが行われたのでした。
意外な効果
さてその席替え後ですが、意外な効果が現れます。なんと引っ込み思案だったAさんが少しずつ積極的にコミュニケーションをとるようになってきたのです。
お昼休みも特に周囲と会話することなくお弁当を食べている感じだったのですが、こちらから少し会話してみると、いろいろと話をしてくれるようになってきました。会話中の表情も今まで伏し目がちだった様子が少しにこやかになり、「実は私、、、」と心をオープンにしてくれているではありませんか。これはかなり意外でした。
また、もともと事務処理能力は高い方だったので、今までの経験を踏まえて手順書の作成もお願いしたところ、あっという間に作成。まだまだ粗削りなところは否めませんが、確実に力がついてきています。
「なかなかいいですね。あなたに頼んでよかったです。」とお伝えしたところ、ものすごく興味深い反応が返ってきました。
「今まで人にあまりほめられたことがないので、どういう反応をしたらいいのか困ります、、、」
ひょっとして照れてる?
私もこういうセリフは漫画の中でしか見たことがなかったので、本当にこういうことを言う人もいるのかと新たな発見になりました。
最後に
以上、大声さんに振り回されつつも業務が軌道に乗りつつある話をいたしました。
今後Aさんがどのような成長を遂げるのか、私も非常に楽しみになってきています。
