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東京都シルバーパスがPASMOへ。これは「カードが変わる」だけの話ではありません

研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。

AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。

2026年10月から、東京都シルバーパスが大きく変わります。

これまでの磁気カード方式が終了し、交通系ICカード「PASMO」を利用したシルバーパスへ移行します。IC化によって、バスや都営地下鉄などでタッチするだけで利用できるようになり、利便性が大きく向上します。

このニュースを見て、「便利になってよかった」と感じた方も多いでしょう。

しかし私は、それ以上に大切なのは、高齢者本人だけでなく家族や周囲の人が、この変化を理解してサポートすることだと感じました。


タッチするだけの便利さ

これまでのシルバーパスは、磁気カードを提示して利用する場面がありました。

PASMO化されることで、改札やバスでは交通系ICカードと同じようにタッチするだけで利用できます。

乗り降りもスムーズになり、カードの扱いもしやすくなります。

すでに記名式PASMOを持っている方は、そのPASMOにシルバーパス情報を書き込んで利用できます。

一方、PASMOを持っていない方には、新しい記名PASMOが発行されます。なお、新規発行時にはPASMOのデポジット500円とチャージ500円の計1,000円が必要です。

家族が知っておきたいポイント

制度が便利になる一方で、高齢者にとっては不安もあります。

「何をすればいいのかわからない。」

「今のカードはどうなるの?」

「PASMOを持っているけれど、そのまま使えるの?」

こうした疑問を一人で抱えてしまう方も少なくありません。

更新案内は順次郵送されますが、内容を理解することが難しい方もいます。

だからこそ、家族が一緒に案内を確認し、必要な手続きを手伝うことが大切です。

「デジタル化」は人の支えがあってこそ

最近は行政サービスでもデジタル化が進んでいます。

便利になる一方で、「使い方がわからない」という理由だけで利用できなくなる人がいてはいけません。

制度そのものが良くても、使えなければ意味がないのです。

今回のPASMO化は、高齢者に新しい技術を押し付けるためではありません。

より安全に、より便利に外出してもらうための仕組みです。

だからこそ、周囲のサポートが欠かせません。

外出は健康への第一歩

シルバーパスは、単なる交通費の補助ではありません。

病院への通院。

買い物。

友人との食事。

趣味の集まり。

地域活動への参加。

こうした「外へ出るきっかけ」を支える制度です。

外出する機会が増えることは、健康維持や介護予防、社会とのつながりにも大きく役立つとされています。

高齢になるほど、人と会う機会は減りがちです。

だからこそ、「気軽に出かけられる環境」は、とても重要なのです。

制度が変わるときこそ、寄り添う気持ちを

制度の変更は、若い世代にとっては小さな変化でも、高齢者には大きな出来事になることがあります。

「そんなことも分からないの?」

ではなく、

「一緒にやってみよう。」

その一言が安心につながります。

東京都シルバーパスのPASMO化は、交通制度の変更というだけではありません。

高齢者がこれからも安心して外出し、人とつながり、地域で暮らし続けるための新しい一歩です。

便利な制度は、人が使えてこそ価値があります。

この秋、ご家族や身近な高齢者の方と一緒に、ぜひ更新案内を確認してみてください。

それが、新しい制度を安心して利用するための何よりのサポートになるはずです。

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