MVP ARCHIVE NASA | Phase 04-01 Exploring the Solar System : Pioneer Program / 太陽系探査時代を切り開いた先駆者たち


太陽系探査時代を切り開いた先駆者たち
Pioneer Program( パイオニア計画 ) は、1960年代から1970年代にかけて NASA が実施した一連の宇宙探査計画である。
月や惑星、そして太陽系外縁部へ向けた数多くの探査機が打ち上げられ、人類による本格的な惑星探査時代の幕開けとなった。
特に歴史的な成果を残したのが Pioneer 10 と Pioneer 11 である。
1972年に打ち上げられた Pioneer 10 は、人類で初めて小惑星帯を通過し、1973年には史上初めて木星へ接近して詳細な観測を行った。
続く Pioneer 11 は木星観測に成功した後、1979年には史上初めて土星へ到達し、その環や磁場、大気などについて貴重なデータを地球へ送り届けた。
これらの成果は、後に続く Voyager や Galileo 、Cassini といった大型惑星探査計画の基礎となり、外惑星探査への道を切り開いた。
また、Pioneer 10 と 11 には、人類から宇宙への最初のメッセージともいえる「 パイオニア・プラーク 」が搭載された。
金属製のプレートには、人間の姿、太陽系の位置、水素原子の情報などが刻まれており、もし将来地球外知的生命体が探査機を発見した場合、人類文明の存在を伝えることを目的としていた。

探査機は現在も太陽系外へ向かって飛行を続けており、Pioneer 10 は人類初の太陽系脱出探査機の一つとして宇宙空間を旅している。
Pioneer Program は、「 未知の惑星へ初めて到達する 」という挑戦を成功させ、人類の活動範囲を地球近傍から太陽系全体へ広げた、NASA 惑星探査の原点となる歴史的プロジェクトである。

