見出し画像

なぜ財閥は、財閥に復讐するドラマを許すのか?

あんにょん🍑
カンドラ沼の住人のミニョタレです。

前回の「財閥あるある」では、ドアをバン!と閉める御曹司から、地下に秘密を抱えたお屋敷まで、「またこれか〜」と笑いながらも観てしまう財閥ドラマの沼について書きました。

でもね、ふと思ったんです。

財閥って、毎回悪者にされてない?


ていうか…そんなドラマに、なぜ財閥企業がお金出してるの?

この矛盾、気づいちゃった人、他にもいるはず。

というわけで今回は、“財閥ドラマの裏側にある構造”を、

やさし〜く、でもちょっと真面目に、掘ってみたいと思います。財閥が悪役。でもスポンサーは…まさかの財閥? 



財閥が悪役。でもスポンサーは…まさかの財閥?

たとえば、大人気ドラマの広告提供会社を見ていると…

どこかで見たことあるロゴが並びます。

Samsung、Hyundai、SK、CJ…ぜんぶ韓国の財閥系大企業。

でもそのドラマでは――

財閥が主人公を裏切り、家族の愛を壊し、時には人の命さえ…というドロドロ劇。

いやちょっと待って。こんなの流してて大丈夫なの?

私たち視聴者の中にも、ちょっとした違和感を抱えたこと、あるんじゃないでしょうか。


考察①:ドラマは“ガス抜き装置”でもある?

韓国社会は、財閥の力が非常に強くて、経済も雇用も広告も握られている世界。

でもその一方で、格差や腐敗、不正な継承問題などがニュースになることも多い。

そんな社会に生きている人々の中にある、
「どうにもならない不満」や「怒り」を、ドラマの中で消化させる。

これ、実はすごく大事な役割なんじゃないかって思うんです。

つまり、財閥が“悪者にされている”ようでいて――

実は「象徴として怒られ役を引き受けてる」とも言えるのかも。

それと財閥の圧倒的な力を見せつけて刃向かう気力を失わせている、とも考えられますよね。


考察②:ドラマの“財閥”は誰でもなく、全員の心の中にいる?

よく出てくる設定って、「Sグループ」や「K財団」みたいに、すごく曖昧ですよね。

これはたぶん、“誰か特定の企業”じゃなくて、“記号としての財閥”を描いてるのかも。

視聴者は「実際の会社名が出てない」からこそ、「これはフィクション」って、みんなが安心して観られる。

そして、実在の財閥企業たちも、
「ドラマの中の話でしょ?」と笑って流せるくらいの距離感を保ってる。

…っていう“暗黙の了解”、ある気がしませんか。


考察③:悪役でも、強く印象に残れば“価値”になる

CMでよく見る言葉や「印象に残る広告」って、実はドラマの中にも存在してるのかも。

たとえ悪役でも「財閥=力の象徴」として描かれることで、“圧倒的な存在感”を残せる=ブランディングにつながるという見方もあります。

ヒーローじゃなくても、ボスキャラって目立つじゃないですか。

「この人、何かすごい」って記憶に残ったら、それってもう“広告”と似てるのかも。


ちょっと脱線:ドラマの中に仕込まれた“ステルス広告”の存在

実は韓ドラって、CMよりも本編そのものが広告になってることが多いんです。

たとえば『財閥家の末息子』

財閥一家に命を奪われた主人公が、転生して一族の末息子となり復讐する物語ですが――

彼が乗っているのはHyundaiの高級車、手にしているスマホはSamsung

ドラマの中では財閥に牙をむきながら、商品はばっちり映してるという絶妙さ。

『キム秘書はいったい、なぜ?』でも同じ。

会議室に並ぶノートPCはSamsung、スマホは丁寧にロゴが見える角度で撮影。

「これPPLやな〜」って思いつつ、自然すぎてちょっと笑っちゃうことも(笑)

こうした手法はPPL(Product Placement)と呼ばれ、韓国では「広告脚本家」という専門職がいるほど、制作段階からしっかり計算されています。

つまり、“財閥を悪く描きつつ、商品の印象はスタイリッシュに残す”という、

表と裏の広告バランスをとっているわけです。

だからこそ、財閥企業も「これならOK」と、黙認どころか活用しているのかもしれません。


それでも、視聴者は気づいている

ここまで書いてきたことは、あくまでひとつの仮説です。

だけど私たち視聴者は、もう気づき始めてると思うんです。

 「ドラマって、ただのフィクションじゃない」

「そこに映る世界には、“現実の構造”が入り込んでる」

だからこそ、ただの“キュン”や“涙”だけじゃなくて、

「なぜこう描かれてるのか?」
と想像すること自体が、ドラマをもっと深く楽しむ鍵になるように思います。


最後にひとこと

財閥をディスってるようで、でもちょっと憧れてもいる。

復讐してるのに、いつの間にか恋してる。

そういう矛盾を丸ごと受け入れて観るのが、韓ドラの醍醐味かもしれません。

さて、あなたは今日も財閥ドラマを観ますか?

それとも…そろそろ抜け出しますか?(いや、無理よね)


【あわせて読みたい】

▶︎ 財閥ドラマ中毒〜なぜ抜け出せない?6つの理由

 財閥ドラマに出てくる“あるある”を笑いとツッコミで紹介。まずはこちらから読むのもおすすめ!


#韓ドラ考察
#財閥ドラマの裏側
#広告とメディア
#PPL広告
#韓国社会とドラマ
#ミニョタレの韓ドラ日和


いいなと思ったら応援しよう!

ミニョたれ🍑🧡 よろしければ応援お願いします❗️ いただいたチップは私のクリエイター活動をもっと素適にするために使わせていただきます。 まだまだ始めたばかりですが皆さんと一緒にどんどん進化していきたいです。 ありがとうございます🐣💕