英語は音から|英語の強弱リズムを体感する|One potato, two potato|#04
英語は、知識として覚える前に、まず音として捉えることが必要です。
その入り口として、いちばん最初に体感したいのが、英語のリズムです。
単語を知っているだけでは、英語を聞き取れるようになりません。英語を聞き取るには、まず英語のリズムに慣れることが必要です。
超シンプル英語習慣『Sounds to Stories メソッド』のMinnieです。
英語は、乳幼児期だけでなく、小学生になってからも、「音から入る」ことが大切です。
小学生は、英語の音の特徴に、意識を向けながら学ぶことができます。
小学校高学年になってからでも、遅くはありません。
今回は、ライムを使って、「音の学習」の入り口となる、英語の強弱リズムを体感していきます。
今回のライム|One potato, two potato
今回使うのは、One potato, two potatoというライムです。
ライム(rhyme)とは、似た音のくり返しを楽しむ、英語の詩や歌のことです。
ナーサリーライム(nursery rhyme)やマザーグース(Mother Goose)と呼ばれる英語のわらべうたも、その一つです。
ライムは、リズムがはっきりしていて、強弱がつかみやすく、体で覚えやすいのが特徴です。
One potato, two potato,
Three potato, four,
Five potato, six potato,
Seven potato, more!
このライムはもともと、鬼ごっこなどで鬼(it)を決めるときに使われる、数え歌(choosing rhyme / counting-out rhyme)です。
ライムを声に出すとき、単語を一つずつ ”正しく” 読もうとしなくて大丈夫です。
まずは音声を聞きながら、どこが強く目立つかに注目して、リズムを感じてみましょう。
音声紹介 1
British Library(イギリスの国立図書館)
イギリス発音、鬼決めの様子
(リンクは0:11~に飛びます。音声と映像にズレがあるようです)
音声紹介 2
Super Simple Songs(日本発・今はカナダの子ども向け英語コンテンツ)
北米の発音、「One potato, two potatoes」と複数形を使うバージョン
(リンクは 0:33~のチャンツ部分に飛びます)
しくみ|英語の強弱リズム
シラブル と アクセント
英語は、日本語とはちがうリズムを持つ言語です。
日本語では、音がほぼ均等に並びますが、英語では、強い音と弱い音がくり返されるリズムでできています。
英語の音は、シラブル(syllable、音節)という単位に分かれます。
その中で強く発する部分を、アクセント(stress、強勢)といいます。
たとえば potato です。
po-ta-to
(puh-TAY-toh / ぽ-てい-とう)
手をたたくと
po(パン)👏
ta(パン)👏
to(パン)👏
・ シラブルは3つ
・ 真ん中のシラブル("てい")にアクセント
このように、3つのシラブルに分かれます
そのうち、真ん中のシラブルにアクセントがつきます。
アクセントのある音はどう発音する?
アクセントのある音は、他の音よりも、
・強めに
・長めに
・はっきり
・高めのピッチで
発音して、目立たせます。
(いつも全部がそろうわけではなく、そのうちのいくつかが組み合わさって、強く聞こえます)
この記事では、アクセントのある音を太字で表すことにします。
po-ta-to
(puh-TAY-toh / ぽ-てい-とう)
・アクセントあり("てい")= はっきり、長め
・アクセントなし("ぽ"、"とう")= 弱く、短く
英語らしいリズムは、この強い音と弱い音の差から生まれるのです。
ライムに出てくるリズムパターン
ここからは、
・アクセントのあるところ(=強いところ)を DA
・アクセントのないところ(=弱いところ)を da
で表します。
potato
→ da DA da …パターン①
one potato
→ DA da DA da …パターン②
先ほどの potato の前に one がつくと、
リズムは「強い - 弱い - 強い - 弱い」になります。
さらに続けると、
One potato, two potato,
→ DA da DA da|DA da DA da
Three potato, four
→ DA da DA da|DA
Five potato, six potato,
→ DA da DA da|DA da DA da
Seven potato, more!
→ DA da DA da|DA
というように、「強弱」がくり返されます。
ライムは、リズムがはっきりしていて、強弱の流れが分かりやすいことを、感じていただけたでしょうか。
日常フレーズに現れるリズム
こうしたリズムは、ライムだけのものではありません。
日常のフレーズにも、同じように現れます。
例えば、「potato」のリズムパターンです。
potato
da DA da …①
banana → ba NA na
computer → com PU ter
September → Sep TEM ber
my brother → my BROther
your jacket → your JAcket
our teacher → our TEAcher
単語だけでなく、短い文にも同じリズムが出てきます。
potato
da|DA da …①
I love you. → I LOVE you.
He wants it. → He WANts it.
She likes that. → She LIkes that.
少し長くなっても同じです。
One potato
DA da|DA da …②
センテンスの例:
Read a story. → REAd a STOry
Do your homework. → DO your HOmework
Time for recess. → TIme for RECces
Close your notebook. → CLOse your NOtebook
名前の例:
Tom and Jerry → TOm and JERry
Harry Potter → HARry POTter
つまり、ライムで感じるリズムは、そのまま日常の英語につながっています。
まとめ|聞き取りの土台はリズム
小学生から英語を始めるなら、単語やフレーズなどを、知識として覚える前に、まず英語のリズムを感じ取ることが大切です。
今回のポイント
・英語は、強い音と弱い音がくり返される、強弱リズムの言語です。
・ライムは、強弱がつかみやすく、リズム練習に向いています。
・そのリズムは、ライムだけでなく、日常の英語にも現れるので、聞く力や話す力につながります。
リズムに気づくと、英語が音のまとまりで聞こえやすくなります。
まずはどこが強く目立つかに注目して、英語のリズムを感じてみてください。その感覚が、聞く力や話す力の土台になります。
次回は、英語のリズムを支える、弱くなる音のしくみ(リダクション)を取り上げます。
お読みくださりありがとうございました。
少しでも参考になりましたら「スキ」をお願いします。
(参考)One Potato Two Potatoのバリエーション
↓Molly Whuppie
(伝統的な子どもの歌を中心に活動する、カナダのシンガー)
↓Starfall
(アメリカの老舗教材サイト・アプリ)
↓Counting out rhymes|British Library
(One potato two potato は0:33〜)
次の記事#05です
前の記事#03です
