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英語は音から|なぜ大人はシャドーイングをするのに、小学生にはもっと音読をさせないのか|#12

日本では、大人になってから英語の「音」をあらためて練習する人が少なくありません。

これから英語を学ぶ小学生なら、大人があとから学び直している「音」を、最初から英語学習の中に取り入れることができます。

幼児期から英語に触れてきた子どもにも、学校で英語を学び始める子どもにも、英語を聞いて、声に出す経験を大切にしたい。

そのために、Sounds to Storiesでは「聞いて、まねして、読む音読を大切にしています。

文字からではなく、「音」から始める音読です。


小学生の英語は、音から。
超シンプル英語習慣『Sounds to Stories』のMinnieです。

この連載では、音から始める「小学生の英語の土台づくり」について考えています。

今回のテーマは、小学生の英語音読です。
(特に、小学5年生・6年生を想定しています)



1|大人は、あとから「知識」と「音」を結び直している

「文字で見ればわかるのに、音で聞くとわからない」

これは、英語の知識が足りないというより、知っている単語や英文が、実際に聞こえてくる英語の「音」と結びついていない状態です。

ここでいう「音」は、一つひとつの発音だけではありません。
英語のリズム、
強弱、
音のつながり
なども含めた、ことば全体の聞こえ方です。

そこで大人は、シャドーイングや発音練習などを通して、すでに知っている英語と、実際に聞こえてくる「音」を結びつけていきます。


2|英語は「わかってから言う」だけでなく、「言いながら少しずつ染み込んでいく」

英語学習では、「意味がわかってから読む」「ルールを理解してから声に出す」という順番になりがちです。

そのため、意味や文法の理解が先になり、「音」はあとから練習するものになってしまいます。

でも、ことばの学び方は、本当にその順番だけなのでしょうか。

意味を理解することはもちろん必要です。
ただ、それだけが順番ではないと思います。

英語を聞いて、まねして、何度も口にしているうちに、「ああ、こういうことかな」とじわじわとわかってくることもあります。

小学生には、そんな「言いながらだんだんわかっていく」学び方も残しておきたいのです。

その橋渡しになるのが、音読です。


3|小学生は、「音」から「文字」へ

小学生の英語では、文字を見てから音を覚えるのではなく、まず英語の「音」に触れることから始めます。

聞いて、まねして、言ってみる。

そのうえで文字を見ることで、聞いた「音」と書かれた「文字」を結びつけていきます。

そのために使うのが、音を手がかりにした音読です。


4|聞いて、まねして、読む「エコーイング」

ここでいう音読とは、最初から英文を自力で読ませる練習ではありません。

お手本の音を聞いてまねし、文字を見ながら声に出すというものです。

フォニックスは、聞いてまねして言えるようになった英語を、文字と結びつけるために使います。

(フォニックスについては、こちらの記事で紹介しています)

私はこの「聞いて、まねして、読む練習を、エコーイングと呼んでいます。

シャドーイングよりも取り組みやすく、小学生でも家庭で続けやすい練習です。

(音声を聞いて、まねして、声に出す基本的な練習方法は、過去記事で紹介しています↓)

エコーイングには、短くて、音声があり、何度も繰り返せる英文が向いています。

例えば、Elephant & Piggie(通称エレピギ)シリーズのような、短いやり取りが続く絵本は使いやすい素材です。
公式のYouTubeチャンネル「Hidden Pigeon Channel」には、読み聞かせ動画をまとめたプレイリストもあります。↓

小学校の英語教科書は、エコーイングの練習素材として見ると、使いにくい部分があります。以前、その「もったいなさ」について書きました。↓

英文を暗記しようとする必要はありません

大切なのは、聞こえたとおりに自分の口で再現しようとしながら、その音を文字に結びつけていくことです。


5|まとめ

大人は、あとからシャドーイングなどで「音」を学び直しています。

でも小学生には、英語を学び始める段階から「音」を土台にしてほしいと思います。

そのための方法として、今回は、聞いて、まねして、読む「エコーイング」を紹介しました。

この「音から始める音読」を、小学生の英語の最初の習慣にしてみてはいかがでしょうか。



お読みくださりありがとうございました。
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