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イギリスのちいさな町をあるきながら考える、ちいさな旅

イギリス滞在中に、ノースヨークシャーのナーズバラという場所を訪問した。
(日本では、Knaresboroughという街の名前は、ナーズバラ、ネーズバラ、ナレスボロ、などいろいろなカタカナで紹介されている)

ちょっとした取材の用事を済ませて、市場、川沿いの景色、丘のうえの古城といった見どころをまわる。
観光客はほどよい数で、のんびりとした気分になる。

川ではボートをたのしむ人たちの姿が

とくにあてもなく歩いていると、気づくことがいろいろとある。
ナーズバラは昔ながらの街で、手入れがいきとどいた扉がたくさんあった。
持ち主や職人の好み、時代背景などが想像できる。

ガイドブックなどで情報共有されている観光スポットをめぐる旅もたのしいし、おなじように、自分だけのちいさな旅もステキなものだとおもう。
とてもささいなものなんだけど、
「こんなことを考えたり、こんなところに注目したひとって、今までいたんだろうか?」
とおもうような。

もちろん、これは見方・考え方の問題で、大きな街でもどこでもできる。
ただ、ちいさな町をあるいていると、そういう自分だけのちいさな旅を意識しやすいだろう。

なんていうことを考えていると、一緒にあるいていた子どもたちは退屈しきった顔をしている……
観光スポットをめぐる旅に戻らなければ。
のんびりする旅もいそがしい。

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ミオカ|翻訳家 出版、美術、デザイン、ファッションなどの業界、フリーランスでの働き方など、翻訳という仕事をつうじて感じたことや経験・情報を皆さんに共有していきます。