【読書感想】「ニューヨークの24時間」を読んで
こんにちは。ドイツのミュンヘン在住miraです。
現在日本に一時帰国中です。
お越しいただきありがとうございます♪
少し前ですが、読み終わった本のご紹介をします。
千葉敦子さんの「ニューヨークの24時間」です。
これ1986年初版のすごく古い本なんですが、今でも通ずる内容が沢山ありました。
ワープロは必需品、留守番電話は秘書代わり、掃除をしながらラジオのニュースを聞き、洗擢の合間に短い原稿を書き、週に一度は音楽会や芝居に出かける。限りある人生をかいに時間管理し、工夫し、充実させ、楽しむべきか―。忙しい人や忙しがっている人たちにとても役立つフリージャーナリストの生活術。
元々はVoicyでどなたか紹介されていて知った本だったと思います。
こういう古い本って、今読むと内容どうなのかなぁ〜とやや不安になりますが、そういう本でも「とりあえず」と気軽に手に取れるのは図書館の良いところですね。
話がそれましたが、著者の千葉敦子さんはジャーナリスト、エッセイストとして1970年代後半から1980年代にかけて活躍された方です。
今でこそ女性で単身海外で活躍する方も珍しくなくなったと思いますが、当時はけっこう先駆者的なポジションだったのではないでしょうか。
さらに乳がんにかかったことを隠さず、その闘病記などを公表されたことなどからも時代を先取るかっこいい女性像が浮かび上がります。
1981年頃にニューヨークへ移住された千葉さんの、いわば「時間術」を詳しくつづったのがこの「ニューヨークの24時間」という本です。
仕事や病に向き合いつつ、自分らしく生きる事を大事にされていた千葉さんの時間をいかに有効活用するかという思考が随所に盛り込まれており、現代を生きる(しかも時間術に大変興味のある)私にとっても勉強になりました。
「ワープロ」とか今の若い人には分からないのでは?っていう古い内容もありますが、それは現代で言うパソコンとかスマホみたいなもんだし、要するに最新技術をいかに上手く取り入れて仕事を迅速にこなし、余った時間をどう最大限、自分の楽しめることに使うか、そういう内容ですね。
それって今まさに私が意識していることなんですが、こんな昔にすでに書籍になっていたなんて。
女性の生き方、働き方についての千葉さんの提唱は今読んでも全然古くない。むしろ今にこそピッタリ。
本の中で私にとって特に心に響いたセリフがこちら。
時間の使い方は、生き方の問題なのです。私たちは、ひとりひとり、その人らしい時間の使い方をすることによって、その人ならではの人生を生きることになります。
誰しも1日に与えられる時間は平等に24時間。
それをどう使うか。
千葉さんは「こうして、自己決定を回避し続けて人生を終えるなら、人生全体のむだともいえそうです。
それは、もはや「あなた固有の人生」ではなく、誰でもいい人の人生になってしまうからです。」ともおっしゃっています。
おそらく病気をされて人生の終わりも一度ならず意識されたと思います。そんな方の言葉だと思うとより重みがあります。
昔どこかで見た「あなたが無駄に過ごした今日一日は、昨日必死に生きたいと願って死んでいった誰かの明日」というようなフレーズを思い出しました。
今日を最後の日と思って生きようとよく言われますが、本当にどう時間を使うかが人生を少しずつ変えていくんでしょうね。
でも千葉さんは「一日の中に緩急のリズムを持つことが、充実した暮らしには父かせないと思います。一日中せかせかとしていたのでは、心も身体も休まるひまがありませんし、かといって一日中のんびりしていたのでは、するべき仕事が片づかず、社会への貢献もできないでしょう。同様に、一週の中にも、一年の中にも、緩急のリズムを盛り込む必要があると思います。」ともおっしゃっています。
常に全力投球は出来ませんよね。24時間の中でどこに力を入れるのか、どこでリラックスするのか、そういったことを意識するだけでもだいぶ変わりそうです。
「時間を大切にする暮らし方は、ある程度習慣の問題ですが、同時に時間の尊さをいつも意識しているかどうかに関わっています。」と書かれている通り、まずは「意識」からですね。
私もまずは日本での限られた時間を最大限に活用しなくては、と気を引き締め直しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう♪Tschüss!
前回の読書感想記事はこちら。
これもちょっと古い本だけど今読んでもすごくいい!
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