【HSPセミナー・基礎編】Section02:HSPのしくみとHSPの種類
◆ごあいさつ
こんにちは、HSP専門キャリアコンサルタントのみさきじゅりです。
HSPの方に向けてのセミナーの内容をまとめたnoteのマガジンの2回目です。
HSPについて知ることは必要なことでしょうか。
答えは「Yes」です。
HSPを知る、ということはHSPという気質が自分にどのような影響を与えているか気づくきっかけとなります。
例えば、HSPだから生きづらい、という「自分に不利な思い込み」に気がつくことができ、その結果、より幸せな生き方や働き方を選べるようになります。
このマガジンでいう「理解する」「気がつく」とは、あなたに取って当たり前すぎて、あえて言葉にしていなかったことを言語化できるようになる、ということです。
言語化できると、自分に対する説明がつき、私ってこういうところがあるんだ!と理解が深まる。自分のことを平均的な感受性に当てはめようとしても当てはまらなかったのは、HSPだったからだ、と感覚と言葉が一致してスッキリします。
すると、平均的な感受性に合わせすぎようとしてついた心の傷や思い込みが消えていきます。HSPを知ることは、HSPにとって一生モノの学びなのです。
このマガジンでHSPについて一生モノの情報を手に入れて、一緒により良い人生を手に入れてみませんか?
◆このマガジンについて
2018年から40回以上に渡り開催した「HSPセミナー」。
毎回大好評をいただいていたセミナーを、ひとりでも多くのHSPさんにお届けすべく、この度 noteのマガジンにしてお届けすることにしました。
このマガジンでは【HSPセミナー・基礎編】としてHSPなら知っておくべき基本的な知識と知恵を学んでいただけるよう、6回に分けてお届けします。
<リリース日と内容>
2021年11月13日▶Section01:HSPである私にむきあう
2021年11月20日▶Section02:HSPのしくみとHSPの種類
2021年11月27日▶Section03 : HSPの特徴①深い処理
2021年12月04日▶Section04:HSPの特徴②③ 神経のたかぶりやすさ、共感力・感情反応の強さ
2021年12月11日▶Section05:HSPの特徴④ 些細なことを察知、HSPが私たちに与える影響
2021年12月18日▶Section06:HSP流生きるコツ
今回は【HSPセミナー・基礎編】Section02:HSPのしくみとHSPの種類 をお届けします。
◆このマガジンをお届けしたい理由
HSPかもしれない…HSPだけど、これから社会に出なくてはと不安に思っている。 そんな方が少しでも前向きに、自信を持って自分らしく生きることができるようになって頂きたいです。このマガジンを通して、自分らしく生きていく方法を見つけてよりよい人生を歩むきっかけとなることを願っています。以上の理由からこのマガジンをお届けしたいと考えました。
◆このnoteをおすすめしたい方
・自分がHSPかどうかを確認してすっきりしたい方
・HSPのことや自分についてじっくり学んで納得したい方
・HSP対策を知ってラクに生きたい方
・行動の仕方を学んで安心して生活していきたい方
先日リリースのSection01では、私がHSPを自覚するまでの経緯と、HSPを受け入れて生きる6ステップについてお伝えしました。まだチェックしてないよという方は、下のリンクからご覧ください!
<Section01のリンクはこちらです>
https://note.com/misaki_juri/n/n0bc3b1bd9847
このマガジンに出会うことでHSPとして生きる自信と安心を手に入れていただけることを願っています。
それでは、本編の内容に入っていきましょう。
※このnoteを5本以上読む場合はマガジンでの購入がお得です!
【HSPセミナー・基礎編】
Section02:HSPのしくみとHSPの種類
◆HSPの仕組み
●HSPは病気や障がいとは別の概念
HSPとは、アメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士が1990年代に発表した心理概念です。未だ知られていないことなのではっきり書きますと、HSPは病気や障がいとは別です。アーロン博士が研究をスタートし、「研究の結果、感受性豊かな性質を持つ人たちが存在すると言える」と発表したことがきっかけで、HSPは世界に知られるようになりました。
病気や障がいではない、ということは、医師が医学部のカリキュラムとして学ぶことではない、とも言えます。医療の分野で取り扱われるものではないのです。そのため、精神科や心療内科で「HSPなのでしょうか?」と診断してもらえるものではありません。
一方で「私はHSPかもしれない」と悩む方は多く存在します。医師に診断してもらえないのであればどうしたらよいか、困りますよね。私のおすすめは、HSPという気質を「仕組み」としてとらえ、理解することです。
●HSPはポジティブでもネガティブでもない
私がHSPを仕組みとして捉えることをおすすめする理由は、近年HSPという言葉が知られるようになったと同時に、「HSP診断」という言葉にふりまわされ、自分がHSPかどうか?について悩む、というように本来悩まなくてよいことで悩む方からのご相談が増えたからです。
ご相談に来られる方から、HSPは心が弱いとか、HSPのネガティブな面が強くなると落ち込むという話を聞くことがあります。
ですが、HSPはポジティブやネガティブで計るものではありません。単なる特性です。「仕組み」として捉えると、HSPを理解しやすくなります。

HSPの過敏さや反応の強さは、脳内の情報処理が他の人に比べると激しいと捉えるとわかりやすいでしょう。
人間には五感があり、その感覚から得た情報を認知し、快不快をジャッジしています。ジャッジする時、同じ場にいて他の人と同じ情報を得ていてもHSPのほうが反応が激しいのです。
同じ分量の情報を入れているのに、他の人は処理せずに流せる反面、HSPの場合はしっかりキャッチしています。そして、 HSPはキャッチした情報のすべてをすごく真面目に、丁寧に、頭の中で処理します。
処理時にHSPは、HSPでない人に比べて、ミラーニューロンという脳神経が活発であるという、アーロン博士による研究データもあるとのことです。
◆HSPの種類
●内向型・外向型・刺激追求型
上述の通り、HSPは刺激に対する反応が強いと考えてよいでしょう。インプットした刺激に対し、快不快を感じた結果、どのような対応をとっているか。私は、このことが人の性格を作り上げている、と考えています。付け加えると、HSPといってもいろいろな性格の人がいるということです。
アーロン博士も、HSPにはいろいろな性格の人がいる、ということを、ご自身の著書で述べています。例えば、内向型・外向型・刺激追求(HSS)といった表記を、ネットでもご覧になったことがあるでしょう。私の解釈にて、簡単にまとめてみました。

①内向型HSP
HSPの中では多数を占めるとされています。自分が話すよりは他人の話を聞く方が得意、一人で過ごすことを好むなど、おとなしい印象を与えるのが内向型の代表的な特徴です。HSPではない内向的な方と、内向型HSPの違いは、刺激に対する反応の強さと捉えてよいでしょう。HSPではない内向的な方は、アーロン博士のHSPセルフチェックをしても「ここまでは反応しないですねえ」とおっしゃることが多いです。
②外向型HSP
アーロン博士によると、HSPの約3割は外向型とのことです。大人数が集まる場を楽しみ、人前で話すことも抵抗ありません。HSPではない外向的な方と、外向型HSPの違いは、外向型HSPは小さい頃から一人になる時間が必要であり、そしてHSPの4つの気質的特徴(DOES)に該当します。外向型HSPは、人と積極的に接する時と、一人で静かに過ごせる時間と場所が必要な時の両面を合わせ持ちます。
③刺激追求型HSP(HSS型HSP)
内向的、外向的な性格とは別の切り口です。刺激が苦手なHSPでありながら、刺激を求める傾向がある人のことです。スリルや新しいもの、未知の体験を好む部分がありつつ、刺激を受けた後は一人で過ごす時間を必要とします。アーロン博士は「アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなタイプ」と著書などで述べておられます。
刺激追求型のHSPに関する学術的な研究は、私はまだ見つけていませんが、独自に刺激追求型HSPをとりまとめ、アーロン博士とも交流があるトレイシー・クーパー博士は、性格は内向的で、刺激追求型でもある、とご自身のことを述べておられます。内向的な性格でも刺激追求型のHSPがいるのですね。
外向型と刺激追求型は、説明上では別の定義がなされていますが、実際お会いすると、外向型HSPは他者との交流や外出を好む傾向があることから、刺激追求型HSPと大きな差がないように、個人的には見受けられます。
外向型HSPや刺激追求型HSPの方々は、HSPチェックテストに該当はするものの、どこかスッキリしなかった、と感じることが多いようです。もしあなたがそのように感じているのなら、アーロン博士によるHSSセルフチェックを行ってみてください。
●気質と性格をかけ合わせるといろいろなHSPがいる

性格分類には、内向型外向型の他にもいろいろな考えが存在します。内向型外向型、という性格分類は、心理学者ユングによるものとして知られています。HSP関連の発信で内向型外向型の話が多出しているのは、アーロン博士がユング派の研究者だから、という学者もいます。
例えば、私のキャリアカウンセリングでは、ホランドという学者が提唱した6つのパーソナリティータイプという分析も取り入れています(上記図の緑色の部分)。これは職業に対する興味を取りまとめたものです。例えば、物作りが好きなタイプのHSP、コツコツと作業を積み上げるのが得意なHSP、アイデアを事業化しリーダーとしてチームを引っ張るのが得意なHSPなどがいる、ということです。興味特性は、内向型外向型とは別の視点から捉えた特性です。そして私が行った1000回以上の個人セッションでは、すべての興味特性に係るHSPからの相談を受けました。
●〇〇型HSPにこだわりすぎない
このようにHSPにはいろんなタイプ、いろいろな方向性に興味を示す人が存在します。ゆえにHSPには内向型と外向型という性格分類を中心に自分を当てはめようとして逆に混乱し、モヤモヤする方にもたくさんお会いしてきました。
性格や興味特性分類をかけあわせてまんべんなく理解するには、いろいろな視点からのチェックを行う必要が出てきます。自己理解を深めることは大切ですが、追求しすぎるとキリがないのも事実です。
私がHSP相談で大切にしていることは、HSP診断に振り回されすぎないこと、です。考え方としては、自己理解を深めるために、HSPという気質の部分と、性格や興味特性の部分を切り離して考える方が混乱が少ないと考えています。この考えに基づき、本マガジンでは、HSPの気質的特徴に焦点を絞って話を進めますね。
●HSPであっても生き方は選んでいける
HSPだから組織に属することはムリなのか、と諦めているHSPの方ともたくさん出会ってきました。私はそうは考えていません。実際、20年近くサラリーマンを経験し、大変なことも多くありましたが、組織に属したから経験できたこともたくさんありました。
コロナの影響で、日本でもやっと、テレワーク・在宅ワーク導入が進みました。これはHSPにとっては朗報です。働き方、ライフスタイルの選択肢が増えたと言って良いでしょう。例えば、刺激に弱い自分であることを受け止め、都会でもバス・自転車・徒歩通勤を選ぶ、というように自分にとって心地よい通勤方法を選べる可能性が増えたのです。HSPであっても生き方を選んでいくことができるのです。
◆HSPと混同されやすい困りごと
HSPかどうか迷う人が増えた、と前述しました。ですがSection01で書いた通り、何を隠そう私自身が15年以上の年月をかけて「私はHSPなのか?」と迷い続けました。その迷いの中には、疾患や発達障がいではないか、という不安もありました。
私と同じように迷っている方も未だにいらっしゃいます。ご参考までに、HSPと混同されやすい困りごとを共有します。
仕事の覚えが遅い、何年たっても・何をしても覚えられない
頭が真っ白になり、記憶が飛びやすい
忘れ物が多い
五感が敏感だが、空気を読むのが苦手
衝動的で、計画を立てることが苦手
アイデア豊富だが、実行時の詰めが甘い
周りの人と同じようにできない、と感じている
不安が次々と浮かんで止まらない
極度の疲労状態が続く
HSPセルフチェックやネットのチェックテストをして、自分ではHSPに該当する、と思っていても、上記の項目に関し確認をしたら該当した方にもたくさんお会いしてきました。そのような方々からは、HSP対策を進めても、他にも困りごとがある、と打ち明けていただいて、HSP以外のことが関係している可能性がある、と判明するケースがほとんどでした。実際病院を受診され、発達障がいや、更年期障害といった体の治療を要する状態にあったケースもありました。
ここで私がお伝えしたいのは、近年、HSPは生きづらいと決定付けるような発信に振り回された方もいる、ということです。そのため私は、ご相談者様に少しでもHSP以外の何かがあると感じたら、迷わず精神科・心療内科、場合によっては婦人科や内科の受診をおすすめしています。
なお、上記の項目はあくまでも私の経験に基づく内容です。上記の項目が何に該当するかについては専門外につきお答えしていません。
◆HSP本人の自覚と周囲のとらえかたの差
最後に、ご相談に来られる方の傾向をまとめたものとして、HSPご本人が自分をどのように捉えているのか、そして周囲はどう捉えているのか、を共有したいと思います。

本人の自覚として「社会的に好ましい面は何か」という視点でご自身を語るHSPの方が多い印象がありました。自分がどうしたいかといった主体性よりも、周りを気にした自己評価を下しているのは、現代日本の「みんな一緒でなければならない」という教育の影響が大きい、と私は思います。
欧米のHSPの方々は、この表に書いてあることに加え、「表現が豊かだ」「すぐ泣く」といった自分の状態についても語ってくれます。

周りの人はHSPの人々をどう見ているのか、については、HSPの人々とどう付き合えば良いのか、という視点が見られます。企業・学校での講演では「HSPの人たちとどう接したらよいか、どのように育成したら良いか」とのご質問を受けます。
適切な環境のもとではHSPは成果を上げると期待して良い、と私は考えています。細部にまで思考が及び、丁寧な作業や行動が評価されるからです。しかしHSP本人の心の中では期待に応えるため相当努力していることも多いのです。評価を受け、昇進を促しても避けたがるHSPが少なくないのは、結果を出していると同時に、人知れず神経疲れを溜めていることも多いからです。
周りからの評価と自己評価のずれは誰でも多少はありますが、HSPの場合、本人がプレッシャーを抱え込むケースが十分考えられます。時折(しょっちゅうは逆効果)進捗をフォローしたり、フィードバックを増やすことでHSP本人もストレスを解放しやすくなることが多いようです。
◆Section02 まとめ
いかがでしたか。
今回はHSPの気質と性格についてお伝えしてきました。
HSPという気質が分かると、ご自身の性格をある程度選んでいけるということに驚かれた方もいるのではないでしょうか。
このように、ご自身の未来をより良く変化させる情報を手に入れることで、自分らしく生きる技術を学び取ることができると思えますね!
あなたの未来が心地よい、幸せに満ちたものであるイメージを常に持ち、その未来が実現したかのように感じながら過ごしてみましょう。
次回の『Section:03:HSPの特徴①深い処理』では、HSPの「4つ」の特徴を体感していきます。
2021年11月27日のリリースをどうぞお楽しみに!
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https://note.com/misaki_juri/n/nf14279897657
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【みさきじゅりHSP関連書籍】




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HSPという自分を知る
この数年、HSPの方々のサポートをさせていただく中でお伝えしてきたことを、一人でも多くの方に知っていただけたら、自分らしく生きるHSPさん…
ありがとう~!
