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「OTUBONE」第二回 「#無茶ブリお題道場」遅刻

ヘッダーは 藍出 紡 さんの同じ企画参加記事からお借りしました。

企画はこちらですが一日遅れになってしまい申し訳ありません。
(本日までと思い込んでおりました。)



私は一体何者なのだろう?
おそらく今は西洋の暦で言う2025年。
図書館で日本の歴史書を読んでは見たが私は意識を失って以降もあの国を支えてきている。
では今この時代に居る私は化け物か?ゾンビか?
はたまた宇宙の摂理によって生かされているただの生命体なのか?
いや、一つの体が分離して違う時代に同時に存在するなどあり得ない。
パラレルワールドの中で意識だけがすり替わったのか?

私は幼少の頃から疎外されて生きてきた。
父は日本の戦国時代のとある武家の家老。その主ともども「謀反人」の肩書を付けられたまま討ち死にした。
この時代に来てからの話だが光秀公の生死には諸説あるようだ・・・
その後結婚はしたがこれまた夫は名家の家老。歴史は繰り返されると言うが
関ケ原の合戦であの「裏切者」と言えばどの大名か判るだろう。

その後天下を取った家康公の意向で3代将軍となる孫の乳母に任命させられた。
その家光殿も将軍になるには兄弟での命の取り合いとなったが私の息子とて同様であった。長男を家光公に、次男を弟の国松君に仕えさせていたのだ。
私の一心の願いは「争いなき世の中」を作ることだった。

たとえ息子の一人を犠牲にしてでも・・・

長男だけでも養子先の堀田姓を名乗り後年まで家系は保たれたことは唯一の救いかも知れない。

ある日江戸城の庭先で桜を見ながら書物を読んでいた。
そこで深い眠りに落ちたらしい。
気がつけば亜米利加のワシントンという町の桜並木で倒れていた。
たまたま通りがかったロスアンジェルスで探偵事務所をやっているという少年と同年代のその秘書の女の子に事情を話した。
すぐに「赤井」という帽子にジャンパー姿のFBIの捜査員に紹介され「なんちゃらプログラム」というやつで戸籍も作ってもらえてこうしてこの時代のこの国での生活は出来ている。

就職先もその赤井氏からのツテでちょうどいま結成されるという国連非公式の下部組織「OTUBONE」でゼネラルマネージャーを任されることになった。
日本語に翻訳すると何かややこしい名前の略称の様だが「Bureau」とは「局」だろう?
まさに私にぴったりの仕事場ではないか?

Office Team in Unannounced Bureau Of Negotiation in Earth

私に言わせれば
水面下で世界での交渉を行う「お局さんチーム」である。

ここで全世界を争いのない世に導くための裏工作や下交渉を秘密裏に行うようだ。
もちろん「出身国や性別・どんな条件も問わず」優秀な秘書たちをスカウトして集めていく組織だ。
国連では「安全保障理事会」がもはや無機能状態に陥っている。
80年も前に終わった世界大戦の戦勝国だけの理屈で今までの世界政治は行われてきた。
ここで私がどう動くか?は未だ決めかねてはいるが世界でのいわゆる「くにおもて」が機能していないのなら「台所方」できっちりケリをつけてやろうじゃないか!

今はそんな意気込みである。
いずれ時が来たらお役御免で元の時代にも戻れるかも知れぬがそれまでは
簡単では無かろうが精一杯あがいて見せてやる。

「お局」の名にかけて。


※ロスの探偵事務所の少年のいきさつはこちら。



ではまた。

みなさんにいいことがありますように。