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本能寺の変1582 重要 ◎第76話 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

重要 ◎第76話 

11光秀の年齢 4光秀、最大の敵 3/3 

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その一因 
見えてきたもの 目次 
*◎=重要ヶ所 P=重要Point ✓=チェック済 
 74 ◎ 75 ◎ 76 ◎ 
*以下は、重要ヶ所◎のみ抜粋したものです。 
*加筆修正 

◎光秀の最大の敵は、時間だった。

 時は、容赦なく流れて行く。

◎光秀は、確実に、老人に近づいていた。

 それとともに、肉体は、劣化して行く。
 光秀にも、その時が近づいていた。

◎光秀は、それ程、頑強な体力の持ち主ではなかった。

 光秀は、六年前(天正四年1576) 、陣中で発病した。
 大病だった。
 そのこともある。
 光秀は、それ程、頑強な肉体の持ち主ではなかったのではなかろうか。

   【参照】4光秀の苦悩 1嫡男光慶 ◎第7話 ◎小7 第7話     

◎光慶は、若すぎた。

 光秀は、晩婚だった。
 先に、三人の娘たちが生まれた。
 嫡男光慶が生まれたは、そのずっと後である。
 これもまた、運命。

 光秀は、高齢者。
 光慶は、まだ、13歳。
 後継者としては、力量不足。

   【参照】11光秀の年齢 1三人の娘 ◎第68話  ◎小68   
   【参照】4光秀の苦悩 1嫡男光慶 ◎第7話 ◎小7   

◎光秀には、信長に対する不信感があった。

 信長が、光慶を引き立ててくれる保証など何もない。
 むしろ、その逆である。
 「役に立たぬ」、となれば、・・・・・。
 「丹波一国」、「志賀一郡」。
 否、おそらく、国替えになっているだろうから、新たな領国か。
 明智の領地は、召し上げられる。 

   【参照】4光秀の苦悩 4粛清の怖れ
       ◎第10話① ◎小10①
       ◎第11話    ◎小11
       ◎第12話    ◎小12
       ◎第13話    ◎小13
       ◎第14話    ◎小14
       ◎第15話    ◎小15

◎信長は、猜疑心が強い。

 それ故、「今」がある。 

◎光秀もまた、猜疑心が強い。

 「同じ穴の狢」
 同類である。

◎二年前の衝撃。

 すなわち、佐久間信盛の粛清事件。
 これによって、織田家重臣筆頭、佐久間氏は、没落した。
 光秀は、間近で、これを見ていた。
 家中に、「衝撃」が走った。
 その時のことが、光秀の脳裏に焼き付いていた。
  わずか、二年前の出来事。

   【参照】4光秀の苦悩 4粛清の怖れ
       ◎第10話① ◎小10①
       ◎第11話    ◎小11
       ◎第12話    ◎小12
       ◎第13話    ◎小13
       ◎第14話    ◎小14
       ◎第15話    ◎小15◎没落の怖れ。

◎光秀は、明智の没落を怖れた。

  「走狗、烹(煮)らる」【 重史 009 】
  用が済めば、棄てられる。
  役に立たねば、棄てられる。
  斯くなれば、明智は、再び、没落する。
  その恐怖が、光秀の心中に渦巻いていた。

◎光秀は、明智の将来が不安だった。

 「天下布武」
 信長が、それに向かって走っている内は良い。
 問題は、それが成った後のこと。
 信長の「さらなる夢」。
 果たして、自分は、その時、生きているだろうか。
 光秀には、自信が無かった。
 ・・・・・。 

   【参照】8光秀の苦悩 6守るべき者
       ◎第47話 ◎第48話 ◎第49話① ◎第49話②

光秀には、守るべき者たちがいた。

 光秀は、明智を守ろうとした。
 すなわち、嫡男光慶。
 そして、家族。
 「今のうちに」
 「手を打たねばならぬ」
 当主ならば、親ならば、当然の事なのである。
 光秀は、そのことに、日夜、頭を悩ませてい。

   【参照】8光秀の苦悩 6守るべき者
       ◎第47話 ◎第48話 ◎第49話① ◎第49話②

◎明智は、存続の危機に直面していた。

  戦国時代の真っ只中。
  生き残るのは、強者のみ。
  弱者は、淘汰される。  
  その様なタイミングの中で、明智の世代交代が行われるのである。
  光秀から(死) → 光慶へ(未熟)。
  これでは、人目に「隙」を晒すようなもの。
  正に、明智の危機。
  光秀は、この様な問題を抱えていた。  

◎明智の命運は、中国出陣によって定まる。

 「右」か、「左」か。
 打つ手を違えれば、そこは地獄。

◎光秀は、心を決めた。

 光秀は、用心深い。
 生き残る道は、ただ一つ。
 秘して、語らず。
 それを知るのは、己のみ。



 ⇒ 次へつづく

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 「本能寺の変」
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