フリーランスに響く「選ばれる人」になる考え方とマインドの在り方。二宮和也「独断と偏見」を読んで
日曜劇場「VIVANT」の第2シーズンが始まった。
2026年夏ドラマの、大本命だと思ってる。
新たな第11話でも存在感を放つ、俳優のひとり。超一流の俳優たちがこぞって、彼は天才…! と話すニノこと、二宮和也さん。
映画「8番出口」の主演も最高だった。
最新話のVIVANを観て、二宮和也さんの書籍を思い出しました。いつか読みたいと思って手にした「独断と偏見」。ニノの頭の中を覗き込むワクワク感と、その天才的な感性にどっぷり浸かり、一気に読み込んだっけ。
最初に驚いたのが、ニノが「自分には興味がない」と語っていたこと。
だから「人のためになること」「人が喜んでくれること」「自分が求められたこと」をこの先もずーっとやっていく、のだろうと。
━━ じゃあ、人のために働くとは何だろう。
ニノ曰く、「自分が何をどうすれば、求めてくれる人の熱量を上げられるかを考えること」。作品のために、二宮和也を面白がってくれる人たちのために。
日本のトップアイドルかつ超一流の俳優だから思うこと、できること。
スゴイなあ… 最初はそう思っていたけれど、読みふけるほどに「人としての在り方」が語られていて、フリーランスに欠かせない「選ばれる人」の法則がてんこ盛りだった。
そして、この二宮和也語録は、フリーライターにも置き換えられる。
技術の習得以前に大切な「考え方の土台とマインド」がお宝のように眠っていて、フリーランスやフリーライターの方に、ぜひ読んでほしい一冊です。
1. ひとりで働くことって自由なの?
フリーランスとして独立したい。でも独立後、多くの人に不安や悩みを抱える時期が必ず訪れる。自分で決断したり、責任感というものは、自らが覚悟を宿したときに生まれる気がします。
━━「独断と偏見」第1章 心機一転より。
ひとりになるっていうのは軽くなることじゃなかった。(中略)すべて自分の判断と自分の責任でやりとりしなきゃいけない。(中略)全部自分で決めて自分で背負ったの。こんなに責任が重くなるものなのか、って驚いたよ。
フリーランスは自由かといえば、そうでもなくて。見積りの提出、スケジュール管理も自己判断で自己責任。契約書類のチェックは法的専門用語が多くて難度が高いし、特に何かトラブルがあったとき、サポートしてくれる、助けてくれる存在は必ずいたほうがいい。
2. 肩書きは、相手が決めるもの
ニノのように芸能界で長年活躍していれば、その才能や感性を生かした仕事も多く、相手が抱くイメージによって、自然と肩書きって変わるよね、という話。これって一般人にも当てはまると思ったんですね。
━━「独断と偏見」第2章 適材適所より。
求められたからやり始めて、結果として適していると思った。
自分の得意なことって、第三者に言われて初めて気づけたりします。
「一緒に仕事しようよ。これをやってほしい」と言われて仕事をこなした結果、適正に気づくこともあって、家族や知人、仕事の関係者が自分に抱いているイメージって意外と侮れない。そこに自分の得意が眠っていると思うんです。
3. やりたいこと、相手に求められること。どちらを仕事にするか
入社後にイメージと違ったと退社する新入社員。ニノならどんな人材育成する? ここで語られた話もフリーランスに通じるところがあってね。
━━「独断と偏見」第2章 適材適所より。
やりたいことを一回やらせてみるべきなんだよ。(中略)生み出すことがしんどい人もいれば、膨らませるのが得意な人もいる。(中略)自分で案を出してみないと社会のニーズとどうずれてるのかわからないし。
どちらが勝つのかを目の当たりにすれば、おのずと答えが出るでしょう。
「相手に求められること」を仕事にすれば、きっと間違いはない。でも諦めきれないなら、一度は「やりたいこと」をやってみる。結論を出すのは、そのあとでいい。これなら自分で納得いく結論が出せる気がしますよね。
4. 上手くできる方法ではなく、ダメなことを記憶する
1対1で演技指導をしてほしいと言われたら、何を教える? という話の中で、これはヤラれたと思ったのが、ダメな方法を圧倒的に教え込むというニノの考え方。
━━「独断と偏見」第3章 温故知新より。
逆説的だけどダメなものをきっちり叩き込むかな。(中略)「うまい」は趣味嗜好によるけど、「下手」っていうのはなぜか皆、一緒。(中略)下手がなんたるかを教えたほうが(中略)自分の気づきになるよね。
フリーランスとしてはNGなこと。先輩方の失敗談とか、そこから学ぶことって確かに多いです。上手にできる方法よりも、やっちゃいけないことを徹底的に学ぶほうが、意外とスルスル〜って成長できるのかもしれないですね。
5. 仕事の質や基準値をどこに置くか
相手が求める基準に合わせて、その中で質を高めていく。フリーライターだと、仕事によって納期や文字数など基本的なルールがあるけれど、必ず納期を守り、その期日内で記事の質を担保すること。
これが最も仕事で信頼を得られる方法だと感じています。
━━「独断と偏見」第2章 適材適所より。
僕は「10」出せるけど、先方的には「3」でいいんです、って場合。(中略)長年やっていると「いちばんいい3」を探すようになるんだよ。(中略)「いちばん質のいい3」を叩き出していこう、って。
6. その仕事を受けるか、それとも断るか
フリーランスとして働いていると仕事のオファーが来たとき、じっくり検討した上で返事をしますよね。断る場合でも、ポジティブな考えや言葉に変換するニノの考えには全私が同意した。
━━ 本の内容を簡潔にまとめると。
仕事のオファーを断るのは申し訳なく思うし、ネガティブな行為だけど「受ける・断る」は出口が違うだけで、最初に時間をかけてじっくり向き合う(検討する)のは同じこと。でも仕事を断る場合、その時点で話が終わるから、「断る」行為のほうが愛情すら感じる。
リサーチや検討に時間かけても断れば無償で終わる。でも「かけた時間=自分の愛情」とポジティブに捉えたら、無駄な時間だったと思わなくなるし、「自分なんかが…」とか、断ることへの罪悪感も抱かなくなる気がします。
7. コミュニケーションとトーク力の磨き方
番組MCなどトークの話にも言及して、これって日常会話でも大いに役立つ考え方。会話に波をつくり、あえてバカ話をする。会話に強弱をつけることで大切な言葉だけが記憶に残る。
バカ話って親近感が湧いたり、人との距離感がググッと近づきますよね。
━━「独断と偏見」第2章 適材適所より。
どんなにカリスマ的な人が、どれだけ大切なことを話していても、真面目なことは一時間も二時間も聞き続けられない。(中略)どこかで “ちゃんとしてない話” やバカみたいな話を入れる。(中略)そうすることで大切なことがより印象に残る。
━━「独断と偏見」第5章 一心同体より。
今の状況や考えを人に説明するの。説明することで何が足らないのかがわかるし、いちばん理解度が上がる、僕は。(中略)その事柄を完全に理解してないと伝わるように説明できないし、説明しながら勉強もできる。(中略)怠慢や惰性になっちゃいけないんだけど「いい慣れ」は反射神経になる。
人と会話することで、自分の理解度を把握したり、学びにもつながる。これらを「いい慣れ」にできたら、一石四鳥くらいになりそう。笑
8. 人の幸せを喜べる。人から応援される利他的思考
自分に興味がなく、利他的思考だというニノさん。
正直驚いたけれど、超トップスターでも謙虚な姿勢で仕事に臨んでいるのを想像したら、「謙虚さ」のメリットを嫌でも理解できる。自己肯定感の低さからNOと言えないのは、また別の話。行動して、やり抜いてきたから謙虚な姿勢でいられるのだと思います。あと、人のありがたみを知っているから。
━━「独断と偏見」第3章 喜怒哀楽より。
妬み嫉みみたいな感情で生きていると、そういう感情の人たちがいっぱい集まってくるから。(中略)人のことを喜べる人間であれば、間違いなく自分のことを喜んでくれる人がまわりに集まってくる。
━━「独断と偏見」第1章 心機一転より。
この先もずっと人のために働くだろうし、むしろそうじゃないとできないんじゃないかなと思う。(中略)基本は自分のコミュニティの中にいる人が喜んでくれれば、それでよくて。
人のために仕事をして、人の成功を自分ごとのように喜べる。一般的にもこういうマインドを持ってると相手からも応援されて「選ばれる人」になれるんでしょうね。
9. 仕事は1人ではできない。チームで動くということ
フリーランスとして独立しても、仕事は1人では完結しませんよね。
クライアントや仕事相手が必ずいるわけで、関係性によっても多少変わりますけど、自分の意見をどこまで伝えるかって意外と大切なこと。相手の状況や環境に合わせた気遣いやリスペクトも大事だし、こういう場面で人柄って自然に出ちゃうと思う。
━━「独断と偏見」第5章 一心同体より。
チームやプロジェクトに対して、お互いの熱量の確認が取れてない中で、球を投げるものではない。(中略)自分の意見が通る現場かどうかっていうのは、かけている時間(中略)、言える立場にあるのかないのかを判断する。
━━「独断と偏見」第5章 一心同体より。
僕がどういう立場でいたいかはどうでもいいの。(中略)相手がどういう立場でいたいかを尊重する。(中略)チームのモチベーションが下がるのは、人の分母が多すぎるときじゃないかな。(中略)だから僕の場合は、必要以上にチームを大きくしない。
10. 変化を受け入れた先に「成長」がある
誰かのために。この考えがあるだけで、人って変われると思います。
仕事を与えてもらうだけじゃなく、自ら企画を持ち込んで仕事をつくる。誰かを喜ばせるために、誰かの役に立つために。相互の需要と供給が合致して、初めて仕事につながります。「誰かのために」って強いんです。
━━「独断と偏見」第1章 心機一転より。
昔は変わることそのものが嫌だったけど(独立後は)自分がどう動けば世の中の人たちがより面白く感じてくれるかを、結果論じゃなくて仕事が始まる前に考えるようになった。それがいちばんの変化。
例えばですけど、環境が変わったにも関わらず、自分のやり方や考え方を変えないままだと、たぶんどこかに歪みが発生すると思うんですね。
自分の置かれた環境によって、変わるのは当たり前ともいえて、その時々で柔軟に考え方を変えていく。そうすると自分の新たな一面を発見できたり、その先には自分の成長が待っているのだと思います。
引用したニノの言葉は、書籍の中のほんの一部だけ。「人生における有益な金言」が書かれた、二宮和也さんの書籍「独断と偏見」マジ最強っす。
天才二宮和也の感性、スゴイなあ。と読み始めた書籍なのに、途中から自分ごとのように共感しまくっていた(無意識にウンウン頷いてるよ)
なるほどー。それそれそれだ…! 謙虚よなあ。その考え方すごくスキ。はあ、そこまで考えてるのかあ。先見の明、ニノを師匠と呼びたい。
めちゃめちゃ刺さるし、自分もあやかりたい。笑
現在、3回熟読。
だからね。何度も読み返したい書籍にランクインしました。
ここに書かれたことって、意外とシンプルだったりする。人としての在り方、考え方の土台だから、誰にでもトレースできる普遍的なもの。選ばれるには、必ず理由がある。フリーで活動する方に読んでほしい一冊です。
フリーランスもとい、フリーライターとして「選ばれる人」へ。
今年も残り5ヶ月。未来に向けて動いていこう。
【結論】二宮和也さん、やっぱり天才だ。
こんなnoteも書いてます。
\考え方の土台とマインドを整える/
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