お前はもう、変態だ
世の中には2種類の人間しかいない。
変態なヤツと、それを隠しているヤツだ。
もしこのタイトルに少しでも引っかかって、この文章をここまで読んでいるなら——
たぶん、あなたはもう「そっち側の人間」だ。
■ なぜ、多くの人は動けないのか
やりたいことがある。違和感もある。「このままでいいのか」と思っている。
それでも、多くの人は動かない。
いや、正確に言えば——
動けないのではなく、“動かない理由を作るのがうまい”のだと思う。
・まだ準備が足りない
・もっと良い方法があるはず
・今はタイミングじゃない
・リスクが高い
どれも正しい。
そして、その“正しさ”こそが、人を止める。
■ AI時代における、人間の役割
ここで、もう一つだけ視点を加えたい。
これからの時代、論理的で、合理的で、模範的な思考や行動の多くは、AIやロボットが担っていく。
正しく考え、最適に判断し、効率的に実行する。
それはすでに、人間よりも上手くできる領域になりつつある。
では、人間は何をするのか。
私は、その答えは「変態的な営み」にしか残されていないと思っている。
非合理で、偏っていて、結果が出る保証もないのに、なぜかやってしまうこと。
ロジックで考えれば“やらない方がいい”と分かっているのに、それでも手を動かしてしまう衝動。
それは、言い換えれば——
意図的に「エラー」を起こす力だ。
そしてこの“エラー”こそが、新しい価値や変革の起点になる。
合理の延長線上にあるのは「改善」であり、
非合理な逸脱の中にこそ「変革」がある。
だからこそ私は、この“変態的な営み”を、単なる個性ではなく、
これからの時代における人間の最も本質的で、尊い役割だと考えている。
■ 変態とは何か
ここで、あえて定義しておきたい。
変態とは、
リターンではなく、自分の興味関心や使命感を行動原理とし、
できない理由ではなく「どうすれば前に進めるか」で動き、
必要なリソースを自ら集めることを厭わず、
そのプロセスそのものに快感を覚えている人のことである。
「完璧主義という名の思考停止」を甘受してきた人には、少し耳が痛い定義かもしれない。
だが、おそらく気づくはずだ。
「プロフェッショナルとは、大概変態である。」
合理性の限界を突破する力のこそが、変態性の本質なのである。
■ あなたは、もう変態かもしれない
ここまで読んで、
「いや、自分はそんな人間じゃない」と思ったかもしれない。
でも、こういう経験はないだろうか。
・なぜか分からないけど気になって、つい調べてしまったこと
・得になるか分からないのに、やってしまった挑戦
・誰に頼まれたわけでもないのに、続けてしまったこと
それはすべて、変態の芽だ。
多くの人は、それを途中で「やめる」。
なぜなら、“意味がないように見えるから”。
でも本当は逆で、
意味は、やった後にしか立ち上がらない。
■ なぜ、それでも動けないのか
ここで少しだけ視点を上げたい。
多くの人は、目の前の行動や現象に向き合う。
一歩引いて「一般的にはどうか」と考える人もいる。
さらに踏み込めば、「何がそれを生み出しているのか」という構造に辿り着く。
しかし、その構造は、多くの場合、
私たち自身の“無意識の従順さ”によって再生産されている。
つまり、
動かないこともまた、構造を強化する行為である
ということだ。
『普通はこうするよね』という空気に応え続けることが、
自分を縛る構造を、自分自身で補強している。
■ だからこそ、「自覚的な変態」であれ
だから私は、「変態を増やしたい」と思っている。
ただしそれは、特別な才能の話ではない。
むしろ、
すでに持っている変態性を“解放する”こと
だと思っている。
最初から大義なんていらない。正しい理由もいらない。
ちょっと気になる。
なんかやってみたい。
少し違和感がある。
それで十分だ。
■ 最初の一歩は、驚くほど小さくていい
・気になっていたことを1つ調べてみる
・誰かに話してみる
・小さく試してみる
その一歩が、次の行動を呼び、仲間を呼び、意味を後から連れてくる。
よかったら今日、
わざわざ一つ手前の駅で降りてみてほしい。
通ったことのない道を、少しだけ遠回りしてみてほしい。
その“無駄な一歩”が、
未来の自分の軌道を、静かに変えていく。
■ おわりに
もしあなたがこの文章をここまで読んでいるなら、
もう一度だけ言っておく。
お前はもう、変態だ。
あとは、それを隠したまま生きるか、
それとも自覚して使うか。
そしてもし少しでも「使ってみようかな」と思ったなら——
もう、最初の一歩は踏み出している。
選ぶのは、あなた自身だ。
変態につきまとう「孤独」を癒す方法については
こちらの連載も参考にしていただきたい。
次は、「変態の周りに変態が増えていくプロセス」についてです。
最後までお読み頂きありがとうございました☆
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