Jimmy Ponder - Mean Streets-No Bridges(1987)
ジミーポンダー。この名前を聞いてピンとくる人はかなり熱心なコテコテファンのはずです。彼は1960年代後半からブルーノートのいくつかの作品でサイドマンとして参加。ウェスモンゴメリー由来のマイルドなジャズやコーネルデュプリー風のR&B~ブルース風のフレーズも弾ける彼。それが器用貧乏になってしまったのかジョージベンソンやコーネルのようにサイドマンとしてもリーダーとしても多くの作品に参加していたのに、人気とセールスには恵まれずそれゆえ長らく貧困に悩んでいたともいいます。しかし、それはクオリティに質に由来するものではなく運が悪かったとしか言いようがありません。この時期は時代に逆行するようにフュージョンからソウルジャズに回帰していたころ。60年代プレスティッジに戻ったようなサウンドが楽しめます。
メンバー
ジミーポンダー:ギター、ボーカル(3)
ジアリームーア:リズムギター(2,4)
ビルサクストン:テナーサックス、フルート
グレッグハンディ:ドラム
ビッグジョンパットン:オルガン
Next Time You See Me
ソウルジャズナンバー。60年代によくあったタイプの曲ですがなんど聞いてもいい曲なのでしみじみと聴いてしまいます。
The Long To Be Close To You
ボサノヴァ風のリズムでウェザーリポートのブギウギワルツのリズムにも似ています。ウェスを思わせるポップながらも濃いジャズを感じさせる一曲です。
Time After Time
ジミーのヘタウマながらもコクのあるボーカルが味のあるバラードナンバー。エコーも深くかけられていてとてもいい一曲です。
Mean Streets-No Bridges
初期クルセイダースとニューマスターサウンズやソウライブのような90sファンクを足して2で割ったようなジャズファンクナンバー。ホーンのようにサックスとハモりソロへとつなげるギターがかっこいいです。
Solitude
朴訥な響きのギターと素朴な響きのフルートが印象的なスローナンバー。
I Only Have Eyes On You
エネルギッシュなビバップナンバー。ウェスらしいピッキングが聞けます。テナーのタフなアドリブもかっこいいです。このビルサクストンもポンダーに負けず劣らずいい演奏をしてそれなりにキャリアを積んでいるのにリーダー作に恵まれない人物だったようです。パットンもリーダー作は多いですがこの時点で15年間レコーディングに恵まれなかったそうです。
After The Rain
コルトレーンの曲でギターとサックスのデュオで演奏されます。思索的な演奏が胸を打ちます
