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Dakota Staton - Madame Foo-Foo(1972)

1950年代後半から活動する女性シンガーのダコタステイトン。彼女がグルーヴマーチャント入りしたのは設立から一年たった72年のこと。オーナーであるソニーレスターはキャリアが長かったことからどこかで接点があり、このベテランのアーシーな声をもつシンガーを新レーベルのカラーに合った即戦力とみなしたのかもしれません。一方ダコタもイギリスでライブをする生活だったらしいので作りたての新興レーベルでも契約してくれるならと思ったのかもしれません。本作ではグルーヴホルムズのバンドをバックに迎えた作品。この頃のホルムズはエレピとのツインキーボードを好んでおりここでの相棒はアレンジャーとしても知られるホレスオット。クレジットはないですが、ほとんどメンバーが同じにも関わらず演奏が同時期のホルムズの作品のままではなくボーカルにあうように調整されていることから現場で軽いアレンジをしていたのかもしれません。内容としては時代柄ファンキーながらももっと前時代的なアーシーなサウンドが基調となっており、それが彼女のアーシーな声とよく合っています。

メンバー
ダコタステイトン:ボーカル
リチャード"グルーヴ"ホルムズ:オルガン
ホレスオット:エレピ
コーネルデュプリー、ロイドデイヴィス:ギター
ポールマルティネス:ベース
バーナードパーディ:オルガン
クワシジャヨルバ:パーカッション

Let It Be Me
ジルベールベコーのシャンソンですがディープなソウルになっています。ダコタの堂々としたボーカルはもちろんホルムズ、パーディのずっしりした演奏が支えています。

Congratulations To Someone
ポピュラーソングですが濡れた質感のアーシーなオルガンが印象的です。

Let Me Off Uptown
アールボスティック作。かなりのアップテンポでスキャットを交えながら飛ばすように歌っています。

A House Is Not Home
バカラックとデイヴィッドのコンビの曲。エレピをメインにした演奏をバックにエモーショナルに歌い上げます。ギターの控えめながらメロウなフレーズもいいです

Blues For Tasty
ダコタ作の曲ですがGoing To Chicago、Everyday I Have The Bluesなどを交えたブルースメドレーといった感じの曲です。スウィングするウォーキングベースとレスリーうねりまくりのオルガンが最高です

A Losing Battle
ドクタージョンの曲でジュニアパーカーとジミーマクグリフのコンビも取り上げています。バックビートに粘りまくるギターが絡むブルースです

Deep In A Dream
どちらかというと白人のボーカリストが好む曲ですがここではディープなソウルにアレンジ

Confessin' The Blues
ジェイマクシャンの曲でブッカーT&MG'sのグリーンオニオンのようなオルガンリフが印象的です

Candy
古いポピュラーソングですがコッテコテにカバー。オルガンソロが絶品です.

Moon Glow
こちらも古いポピュラーソングですがコッテコテ。うねりまくるベースがファンキーにしています。

グルーヴマーチャントのもう一人のオルガンスターのマクグリフとダコタと並ぶ歌手のジュニアパーカーのコラボ作もどうぞ