Earl Van Dyke - The Earl Of Funk (1970)
前作から時代は変わりファンクやファンキーも一般になじみ、音楽もモータウンのポップソウルからサイケデリック、ファンクの時代へ。本作では前作のオケにオルガンをのせたものではなくライブ(疑似?)でヒット曲をアドリブたっぷりに演奏しています。これには「仕事」に追われるファンクブラザーズのうっぷんも多少は晴れたのではないでしょうか。しかしモータウンのLA移転に伴いファンクブラザーズも解散。もしかしたら彼らの貢献をねぎらう送別会としての一枚だったのかもしれません。
メンバー
アールヴァンダイク:オルガン
ジェイムズジェマーソン:ベース
ロバートホワイト:ギター
ユリエルジョーンズ:ドラム
エディ"ボンゴ"ブラウン:パーカッション
ジョージベンソン:サックス(ギタリストとは別人)
Someday We'll Be Free
オリジナルはスプリームス。ズンズン響くリズムに煤けたオルガンがポップな曲にファンクを注入しています。
Rainy Night In Georgia
ブルックベントンのカバー。コーネルデュプリーのあのフレーズはオリジナル通りカバー。そしてサックスが哀愁たっぷりにメロディを歌い上げます
"Thank You" Fallettinme Be Mice Elf Again
スライのカバー。あのゴリゴリのファンクをほんのりモータウン風にカバー。 ユリエルのドラムブレイクが映えます。
Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye
ポップなメロディのファンクナンバー。メンバーによるタイトルの掛け声もかっこいいです。ここでもえげつないブレイク入り。ブレイクに合わせてほぼアカペラでタイトル熱唱は反則気味のかっこよさ
Wichits Lineman
ジミーウェブの曲。美しいメロディを情熱的に演奏しています。
The Flick
シングルででていた曲のライブバージョン。ごつごつと転がるドラムに熱量1.5割増しのめちゃくちゃファンキー&ソウルフル!針金をかき鳴らすがごときギターもかっこいいうえに長尺のベースソロ入り。これはえげつない!
Cissy Strut
ミーターズのカバー。オリジナルはスカスカ、ゆるゆるのファンクですがここではぎっしり中の詰まったファンクになっています。
Stand By Me
ベンEキングのカバー。ゴリゴリのベースにエレキシタールのようなギターがメロディを奏でます。リズムだけややテンポを上げてメロディのテンポはそのままサックスにバトンタッチしたりと小技が光ります
My Cherie Amour
スティービーワンダーのカバー。オリジナルを素直にインスト化したような演奏です。演奏にあわせてスティービーの歌声が脳内で再生されます。
Fuschia Moods
ムードものみたいな一曲。いくらムードだからってここまでムーディにしなくとも…
The Stingray
ごつごつとしたジャズファンク。ひたすらテーマフレーズを繰り返すような演奏でめちゃくちゃかっこいい!
The Whip A Rang
アールとヘンリーコスビー、スティービーワンダーの3人による共作。キーンとなるギターがよいアクセントになった渋めのファンクナンバー。スティービー・ワンダーがStevie On Stageで演奏していたCa' Pubrangeに似ています
