Les McCann Ltd. – Beaux J. Pooboo(1965)
飛び出す絵本。子供時代読んだことがあるという人は多いと思います。本作は飛び出すデザインに絵本くらいのページの小さなライナー、赤ちゃんの写真とそんなことを連想してしまいます。とはいえしかけ故にLP3枚組に比較する厚さは収納場所に苦慮する僕には少し困りものでもあるのですが…内容はギターはいるもののいつも通りのソウルフルな演奏。オリジナルにスタンダード、さらにピートジョンソンによるブギウギの古典まで幅広い選曲で楽しませてくれます




メンバー
レスマッキャン:ピアノ
ポールハンフリー:ドラム
ヴィクターガスキン:ベース
ヴィニーコラオ:ギター
The Graber
レーベルメイトだったモンティアレキサンダーの曲。ピアノとギターがコロコロとソウルフルな音を振りまいています
Les McNasty
レスらしいタッチのバラード。全ての鍵盤を揺らすようなタッチが圧巻です
Green Green Rocky Road
レスマッキャンがボーカルを取ります。拍手やタンバリンが聴いたゴスペルソウルです。
Send Me Love
レス作。タッチはレスのそれですがメロディは民謡のような素朴なものでほっこりします。
This Could Be The Start Of Something Big
比較的クセの少ないソウルフルなバップ。
The Great City
ソウルフルなスウィングに合わせてレスがいいボーカルを披露します。
Beaux J. Pooboo
不思議なタイトルの曲。テーマは奇妙なメロディですがアドリブはいつも通りソウルフル。奇妙なテーマだからかのちにレス流エレクトリックマイルスな作品でアレンジを大きく変えて再録されています。
Bat Man
軽快なタッチの一曲。くどいくらい同じフレーズを繰り返すアドリブとウェスフォロワーなようで個性あるギターがいい感じです。ヴィニーコラオなる人物はこれがおそらく初録音。この後はオルガン奏者のドンパターソン、続いてフレディローチ、そしてジャックマクダフのバンドに参加しています
Roll 'Em Pete
ピートジョンソンの古典です。ブギウギのリズム感はそのままにモダンなアレンジを施しています。こういう曲はレスのようなタッチのピアニストが似合います。
Old Folks
最後はスタンダードをシンプルにコロコロと転がすように演奏。少し砕けつつも気取った感じがいわゆる「おしゃれ」とは違った趣味の良さがあって好きです。
