Les McCann - A Bag Of Gold (1966)
レスマッキャンの66年のライブアルバム。この時期のレスは似たような内容で曲も被りまくってるライブアルバムばかりなので熱心なファンでない限りはどれも同じに聴こえてしまうと思いますが本当にどれも素晴らしいし、良さが微妙に違うのでつい集めてしまいます。本作はちょっと変化球で3組のリズムセクションを使い分けているうえにA面はライブ、B面はスタジオという構成。先ほど言ったようにこの頃のレスの平均点的な一枚ですが僕がレスのよさを発見した一枚なので思い入れは深いです。
メンバー
レスマッキャン:ピアノ
ビクターガスキン(1~3)、ポールチェンバース(5~6)、ハービールイス(4,7,8):ベース
ポールハンフリー(1~3,5,6)、ロン・ジェファーソン(4,7,8):ドラム
The Shampoo
ハンフリーの小気味よいドラミングがかっこいいしこの曲では必ず入るHow's Your Mother?という掛け声も観客と一緒で観客が楽しんで聴いていることが伺えます。カウベルがティンバレスっぽく響くラテンなドラムソロもいい感じです。後半は一度終わったと思わせてラムゼイルイスのWade In The Waterを演奏。レスもWade In The Water~と唸るように歌います。またThe Shampooに戻って終わり。この曲ですがレスがルーロウルズと共演した作品に収録されたA Little Les Of Lou's Bluesという曲によく似ています。おそらくこの曲をベースにThe Shampooを書いたと思います。
Spanish Onions
タイトル通りスパニッシュ風の一曲。マーチングっぽいリズムがかっこいいです。タイトルになっているスペインの玉ねぎは甘味があって美味しいそうです。
The Shout
ドンドンしたリズムがグルーヴィなソウルナンバー。リズム隊のソウルフルさに反してピアノは洗練された響きです。
Gone On And Get That Church
レスらしいタイトルの一曲ですがアップテンポのソウルナンバー。ハービールイスとビクターガスキンでノリが違います。ちなみにレコードではここからB面でスタジオ録音です。
Fish This Week
流れるようなタッチのピアノが美しい一曲。ポールチェンバースだからかソウル度は少なめです。
kathleens Theme
スイスムーブメントでも演奏されていた曲ですがここではピアノトリオで流麗に響きます。この流麗なスウィングはジャズピアニストとして素養が低くないことが分かります。
The Truth
これもハードバップ系のピアニストらしい美しいバラード。後半のゴスペルがにじむリズムがレスらしいです。最後は派手にブレイクして終わりです
We'll See Yaw'll After While Ya Heah
スタンリータレンタインとも吹き込んだ哀愁いっぱいのバラード。ここではメロディを崩しまくりながらリズミカルに演奏しています
コネクション:当時の雑誌の切り抜き
僕の所有するLPにはなんと前の持ち主の方がかなり古い雑誌の切り抜きを入れていました。本作が3月発売でウェスモンゴメリーのテキーラが発売中となっているので66年の3月より前の雑誌でしょう。よく見ると一か所マッキャンがマキッキャンと誤植があります笑。しかもジャケットも60年代によくあったペラジャケなのでもしかしたら僕の持っているのは日本での初版かもしれません。いい状態で保管してくれただけでなく面白いネタを残してくれた前の持ち主に感謝です!写真撮るのが苦手なので見にくい写真になったのはお許しください。

