Les Mccann - Soul Hits(1964)
レスマッキャンとジャズクルセは二枚ずつ紹介すると予告しましたが、レスは3枚、クルセは一枚紹介に変更します。Soul Hitsというタイトルに偽りはありません。ここで演奏されている曲の作者はアダレイ兄弟、ホレスシルバー、ジミースミス、ミルトジャクソンが書いたソウルフルでヒットした曲たちが並びます。ここでの相棒はポールチェンバース。なんでも62年に共演した時に一緒にレコードを作る約束をしたものの忙しさから一年間予定が合わなかったようです。その間にドラマーのロンジェファーソンはヨーロッパを気に入り移住。そこで後任に選ばれたのがポールハンフリー。ここまで優れたスウィングドラマーは希少と称賛されているようにソウルフルにスウィングしています。さらにギターでジョーパスが参加。良くも悪くもどちらが主役か分からないくらい弾きまくっています。
Back At The Chicken Shack
ジミースミスの曲でレスはオルガンのようにピアノを鳴らします。ジョーパスもブルージーですがクールジャズ由来の技巧が隠し切れていないのが面白いです。
Sack O'Woe
アダレイ兄弟のカバーで結構なアップテンポでの演奏です。ジョーの流麗なギターソロがいい感じですができればもっと泥臭くたってと思わないでも。レスも影響されたのか奇麗なトーンです
Groove Yard
カールパーキンスの曲でモンゴメリーブラザーズのカバーが特に有名です。ディープなブルースフィーリングに溢れたギターソロがいい感じです。
Sermonette
ナットアダレイの曲でハンフリーらしい賑やかなドラミングが楽しいです。まるでタンバリンを振る人がもう一人いるかのような演奏です。
Sonnymoon For Two
ソニーロリンズの曲。ここまでジョーパスとレスのどちらがリーダーか分からないような曲が多いですがここではレスも負けじとばかりに熱のこもったソロを取っています。熱が入りすぎて途中アウッ!と何回か叫んでいます
Bag's Groove
ミルトジャクソンの曲。ミルトの曲にしては穏やかな曲ですがここでもソウルをにじませながらも端正なタッチを聴かせています。
Shiny Silk Stockings
アップテンポの曲が続いたからかBag's Grooveに続いてゆったりとした曲。
Sister Sadie
ホレスシルバーの曲。久々に粘り気のあるソウルナンバーです。
Li'l Darlin'
ニールヘフティの曲でベイシーがカバーしています。ポップでこじんまりした曲です
Work Song
ナットアダレイの曲でここでもジョーパスのギターが主役です。シーケンスフレーズを使ったりとうまいですがレスが本気を出せばこんなものじゃないはずなのでいまいち盛り上がりに欠けるように感じてしまいます。
