2015.05.04_1 ルアンパバーン(朝の托鉢、ラオ麺屋、トッケイ・ヤモリ、保育園)
2015年5月4日
今朝も『グググググ・ガッグォー・ガッグォー』で眼が覚めた。部屋の裏の方から聞こえてくるようだ。繰り返す度にだんだん小さくなるが、今までに聞いたことがない鳴き声だ。何の鳴き声だろう?
枕元の時計を見と明るくなるまでには未だ間がある午前三時半。
『ガッグォー・ガッグォー』がやっと静かになりウトウトし始めたら、昨夜、寝るときに細く開けておいたガラス窓を揺すって太鼓の低い『ドゥォ~ン・ドゥォ~ン・ドゥォ~ン』という唸りが部屋の壁を揺すり始めた。しばらく続いた地鳴りのような太鼓の音がおさまると、今度は細い鉦の音が『シャン・カラン・シャン・カラン・シャン・カラン』その合間をぬうように銅鑼が『グゥォ~ン・グゥォ~ン・グゥォ~ン』
毎日繰り返される早朝のコンサートは、サッカリン通り “Sakkaline Road” を挟んで宿の真向かいに建つワット・セーンスッカラム “Wat Sensoukharam” の僧達による朝の勤行の音だ。
勤行の音に混じってパラパラ・ゴロゴロと早朝のスコールもやって来た。ルアンパバーンの朝は賑やかだ。空が明るみ始めるとスコールも上がったようで、鳴き声も鉦・太鼓の音も止み、窓の外は静かになった。
朝の托鉢
五時半、宿の外に出ると雨で洗われた空気とサッカリン通りが清々しい。ライト・アップの照明が残るワット・セーンスッカラムの白い塀が東雲の陽にに際立つ。

ワット・セーンスッカラムの塀に沿って、いつの間に小座布団と竹籠が組みになって五十ほども並べられている。

マイクロバスで乗り付ける観光客や、その観光客を目当ての物売り達の姿も増えてきた。
門に近い塀に沿って並べられた小座布団には観光客が座り始めた。観光客に挟まれて地元の人も座っている。

ワット・セーンスッカラムの奥からオレンジ色の衣をまとい供物を受ける鉢(金銅鉢)を抱えた僧が五人、十人と列を作って出てくる。
托鉢の僧は並んで座っている人達から一人一人竹籠に入ったカオ・ニャオ(ラオスの主食・蒸したモチ米)や供物を受け取りながら、ゆっくりと街の中心に向かって進んでゆく。

寺の白い塀の前をゆっくり進んで行くオレンジ色の僧の総勢は五十人を下らない。列の最後尾は小学生位の子供の修行僧達だ。


そんな托鉢の列に触れんばかりに近づいてカメラのシャッターを切る心ない観光客の姿も見える。
毎朝繰り返される托鉢の列がルアンパバーンの観光資源の一つになっているとは言え、道路のあちらこちらに『修行の托鉢に出ている僧には敬意をもって接するように』と注意書きも張られている。カメラやスマートフォンを手にした彼ら・彼女らは一向に気にする風が無い。
ラオ麺屋
托鉢僧を見送ってから宿の隣のラオ麺屋で今朝は辛い挽肉味噌が載ったカオ・ソーイで朝食、20,000Kip(約302円)。





トッケイ・ヤモリ
宿に戻り、『ガッグォー・ガッグォー』の鳴き声のことをフロントで訊いてみた。
軒先を指さし、両手で大きさを示しながら説明してくれるのだが、如何せん言葉の壁が厚い。手振り身振りから、鳩と鶏の間くらいの大きさで、この辺りでは Gapkhe と呼んでいるという。裏庭に巣くっている鳥の仲間のように受け取ったのだが、宿のスタッフはこちらが正しく理解したと思っていないようだった。
帰国してからインターネットで鳴き声の主を調べてみた。
『ガッグォー・ガッグォー』は民家の軒先や屋根裏などに巣を作る、成長すると二十五から三十五センチメートルになるトッケイ・ヤモリ “Tokay gecko” だと分かった。名前にヤモリとついているがトカゲの仲間だという。
その鳴き声からトッケイ・ヤモリと名付けられたとあるが、『ガッグォー・ガッグォー』が『トッケイ・トッケイ』と聞こえないこともないか。
YouTubeで「トッケイヤモリ」を検索すると鳴き声を聞くことができる。
東南アジアでは家を守り、幸せをもたらすと言われているトッケイ・ヤモリは、ルアンパバーンでも土地の人達から大切にされているようだ。

昨日予約したパークウー洞窟 “Pak Ou” ツアーの集合場所、ダニンゴン・トラベル “Dane Ningom Travel” の前に早めに着いてしまった。
保育園
ダニンゴン・トラベルの真向かいにある小学校を塀の外から覗くと、親に連れられて来た子供たちが遊んでいる。小学校だと思ったが軒下に掲げられた看板には Ecole Maternelle Luang Prabang と書かれているから保育園のようだ。





そろそろ集合時間、旅行代理店の前に戻る。
【訪問先一覧地図】
