考えすぎる人って傷つきやすい。
「気にしすぎだよ」
そう言われたことが何度もある。
自分だって考えたくて考えているわけじゃない。
相手の表情が少し暗かっただけで、
「嫌われたかな」
と思ってしまう。
返信が少し遅いだけで、
「なにか悪いこと言ったかな」
と不安になる。
普通の人なら気にならないようなことでも、
頭の中で何度も反芻してしまう。
あの言い方まずかったかな。
空気悪くしてなかったかな。
本当は迷惑だったかな。
そんなことばかり考えて、
気づけば一人で勝手に疲れている。
考えすぎる人は、
きっと人一倍“相手”を見ている。
空気を読もうとして、
嫌な思いをさせないようにして、
相手の感情を想像しながら生きている。
だから、小さな変化にも敏感になる。
声のトーン。
LINEの文面。
目線。
沈黙。
態度。
全部拾ってしまう。
そして、その拾ったものを
頭の中で何度も何度も繋ぎ合わせて、
「もしかして嫌われたかもしれない」
という結論に辿り着いてしまう。
本当はそんなことないかもしれないのに。
それでも、
考えすぎる人は、
“最悪”を想像してしまう。
傷つきたくないから。
期待して裏切られるのが怖いから。
だから先に、
自分で自分を傷つける。
「どうせ嫌われる」
「どうせ迷惑」
「どうせ自分なんて」
そうやって、
まだ起きてもいないことに苦しめられてしまう。
だけど、
考えすぎる人って、
優しい人でもあると思う。
人の痛みに敏感で、
相手の気持ちを考えられて、
言葉を選んで、
空気を壊さないように頑張っている。
そして、
疲れてしまう。
周りは気軽に言っただけなのに、
一人だけずっと引きずってしまう。
周りはもう忘れているのに、
自分だけ何日も思い出してしまう。
「なんでこんなことで傷つくんだろう」
そうやって、
傷ついている自分にまで
苦しくなってしまう。
心って、
強い刺激だけで壊れるわけじゃない。
小さな我慢とか、
小さな不安とか、
小さな傷とか。
そういうものが積み重なって、
気づいた時には限界になっている。
考えすぎる人は、
その“小さな傷”を全部覚えている。
だから、
平気そうに見えても、
本当はずっと無理していることが多い。
人に合わせて、
空気を読んで、
嫌われないようにして。
そうやって頑張っているうちに、
だんだん
「自分がどうしたいか」
がわからなくなっていく。
本音を飲み込むことに慣れすぎて、
苦しいことすら言えなくなる。
そして突然、
全部どうでもよくなったりする。
もう疲れた。
考えたくない。
誰とも関わりたくない。
そんなふうに、
心が動かなくなる日が来る。
でも、
考えすぎる性格って、
悪いことだけじゃないと思う。
ちゃんと人を大切にできる人だから、
悩む。
相手のことを真剣に考えるから、
傷つく。
どうでもいい相手なら、
そこまで悩まない。
だから、
今苦しんでいる人は、
それだけちゃんと
人と向き合おうとしている人なんだと思う。
ただ、
ずっと全部を背負わなくていい。
全部気にしなくていい。
誰かの機嫌まで、
あなたが責任を持たなくていい。
少しくらい鈍感でもいいし、
少しくらい自分優先でもいい。
考えすぎる人は、
「ちゃんとしなきゃ」
を抱え込みすぎるし、
ずっと気を張っていたら、
心は休めなくなる。
だからたまには、
「もう知らない」
くらいで生きてもいい。
返信を考えすぎなくていい。
嫌われることを怖がりすぎなくていい。
全員に好かれようとしなくていい。
あなたは、
十分すぎるくらい頑張っている。
考えすぎてしまうのは、
弱いからじゃない。
ちゃんと人を見て、
ちゃんと悩める、
繊細な人だからだと思う。
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