夜に、誰からも必要とされてない気がするあなたに。
夜になると、
急に自分が世界にひとりだけ
取り残されたみたいな気持ちになる時がある。
昼間は平気だったのに。
学校に行ったり、
働いたり、
誰かと話したりしている間は、
なんとか誤魔化せていたのに。
夜、ひとりになった瞬間、
急に心の奥が静かになって。
その静けさの中で、
不安だけが大きくなる。
誰からも連絡が来ないスマホ。
閉じたままの通知欄。
SNSに並ぶ、
楽しそうな誰かの日常。
それを見ていると、
自分だけが必要とされていない気がしてしまう。
「もし今、自分がいなくなっても」
なんて考えて、
そんな考えをしてしまう自分にまた苦しくなる。
でもたぶん、
“必要とされてない”んじゃなくて。
“自分の価値を感じられなくなってる”
だけなんだと思う。
人は、
心が疲れると極端になる。
誰かに少し冷たくされただけで、
嫌われた気がする。
返信が遅いだけで、
見放された気がする。
誘われなかっただけで、
自分には価値がない気がする。
本当はそんなことないかもしれないのに、
心が弱っている時ほど、
悪い方に考えてしまう。
それくらい、
人の心って不安定だ。
わたしも、
夜が苦手だった。
みんな寝ている時間になると、
急に孤独が大きくなる。
考えなくていいことまで考えてしまう。
過去の失敗。
言われて傷ついた言葉。
嫌われたかもしれない出来事。
頭の中で何度も再生されて、
勝手に苦しくなっていく。
そして最後には、
「自分なんて必要ないんじゃないか」
ってところまで落ちてしまう。
でも、
本当に必要とされていない人なんて、
たぶんいない。
ただ、
“分かりやすく必要とされる形”
ばかりを見てしまうだけなんだと思う。
連絡が来る人。
人気がある人。
たくさん愛されているように見える人。
そういう人たちと比べて、
自分には何もない気がしてしまう。
でも、
人の価値って、
数字や反応だけで決まるものじゃない。
あなたが何気なくかけた言葉で、
救われた人がいるかもしれない。
あなたがいてくれたから、
安心できた人がいるかもしれない。
だけどそういうものって、
意外と本人には届かない。
だから人は、
「自分には価値がない」
って勘違いしてしまう。
それに、
ずっと頑張ってきた人ほど、
“必要とされること”に敏感になる。
役に立たなきゃ。
期待に応えなきゃ。
ちゃんとしてなきゃ。
そんなふうに生きてきた人ほど、
何もできない自分を許せなくなる。
でも本当は、
何かできるから価値があるんじゃない。
存在しているだけで、
ちゃんと意味がある。
なんて言われても、
綺麗事に聞こえる夜もあると思う。
「そんな簡単に思えたら苦労しない」
って。
きっとその通りだ。
だから無理に、
前向きにならなくてもいい。
「自分には価値がある!」
って思えなくてもいい。
ただ、
“今は心が疲れてるだけかもしれない”
ってことだけ、
少し覚えていてほしい。
夜は、
心の傷を大きく見せる。
昼なら耐えられることも、
夜になると全部だめになる。
だから、
夜に浮かんだ「自分なんて」って感情を、
全部本当だと思わなくていい。
朝になったら、
少しだけ世界の見え方が変わることもある。
ちゃんと眠れなくても。
涙が止まらなくても。
何もできなかったとしても。
今日をここまで生きてきた時点で、
もう十分頑張ってる。
誰にも必要とされてない気がする夜に。
せめて自分だけは、
自分を見捨てないでいてあげてほしい。
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