5年越しの東北初開催!紙博in仙台に行ってきた
2025年4月5日、6日に行われた紙博in仙台に行ってきた。手紙社が主催する“紙博”。紙の卸会社、イラストレーター、デザイナー、印刷会社、文具メーカー、はんこ作家、おやつやフードのお店が出店し、毎回大盛況のイベントなのだ。
実は、2020年に宮城県仙台にて開催予定だったのだが、コロナ禍の影響によって中止。5年越しの東北初開催となったのだ。
私は宮城県在住の文具好きなので、紙博in仙台を心待ちにしていた。念願の初参加ができたので、購入品や参加したコンテンツのイベントレポートを書いてみた。
購入品紹介

購入品はプレゼントしたものを除くと、全部で12点。
メインビジュアル担当、ア・ラ・カル堂のアイテム
インク周りアイテム
スタンプ
紙物・イラスト
に分けて紹介している。
メインビジュアル担当!ア・ラ・カル堂のアイテム3つ
おいしそうな食べ物のイラストのステーショナリーを展開するア・ラ・カル堂。今回行われた紙博in仙台と、3月に行われた紙博 in 東京のメインビジュアルを担当した。

私のア・ラ・カル堂との出会いは2023年に行われた、SENDAI文具の博覧会。『ウィークエンドシトロンのレターセット』を手に取って、リアルなのにかわいいタッチのイラストと、ユーモアのある仕掛けに心ひかれたのだ。
▼詳しくはこちら。

そして、2025年2月21日に発売された『ア・ラ・カル堂 お菓子の100枚レターブック』を購入し、ページをペラペラめくって幸せを感じていた。
そんなア・ラ・カル堂が地元開催の紙博のメインビジュアル!うれしくて色々購入してみた。
Instagramはこちら▶︎@alacarudou
フレークシールビュッフェ|ア・ラ・カル堂

1セットにつき、好きなお皿モチーフのポストカード1枚と、スイーツ柄のシールを10枚選べる『フレークシールビュッフェ』。紙博限定のアイテムで、私は紙博が開催されるたびに「やってみたいな〜」と憧れていたのだ。
トングとトレーを使ってとるシールはまさに“ビュッフェ”。どの柄もかわいいので迷いに迷った。

実際に選んだのがこちら。真ん中の『ずんだもち』と『こけしアイシングクッキー』仙台限定。(他に『ずんだソフトクリーム』もあった。)
他にも、春の新作、桜と抹茶のスイーツや、『100枚レターブック』の表紙に使われたクッキーのイラストなど、魅力的なイラストばかり。
…というか、いっそのこと全種類購入すればよかったのでは!?と今さら後悔している。
ラッコのフィナンシェ|手紙舎おやつ

先ほど紹介した、『フレークシールビュッフェ』に“ラッコのフィナンシェ”があった。手紙舎おやつとのコラボにより、本当に“食べられる”フィナンシェになったのがこちら。いわば実写化。箱を開ける前からかわいい。

箱を開けてみた。ラッコのフィナンシェ4匹…4個と、カードが1枚入っている。かわいい。

フィナンシェの袋を開けて、カードと並べてみた。…はい、かわいい!

立体感がすごくて本当にラッコ感がある。(語彙力の消失)お花を抱えた姿がキュート。
「食べるのもったいない〜!」って言いながらおいしくいただいた。焦しバターの香ばしさと桜の塩漬けのしょっぱさが絶妙にマッチ。
他にもエディブルフラワー(食べられるお花)を抱えたフィナンシェもあったので、食べた家族に味をたずねてみたが「よくわからんけどうまい」という雑な返事でムギィー!となってしまった。
紅茶の紙博ラッキーくじ|紙博オフィシャルグッズショップ

発想が天才……!とうなったのがこちら。ティーポットから紐を引っ張ると、ティーパックデザインのタグが出てくるくじ。タグの柄に合わせた紅茶のステッカーがもらえるのだ。
タグとステッカーを並べると、本当にティーパックの紅茶のよう。引いて楽しい、もらってうれしいくじ引きだ。
インク周りアイテム4つ
ペン先・ペン軸|PAPYRUS文具店

個人的に今回の紙博で一番の収穫がこちら。山梨県の八ヶ岳のふもとにあるPAPYRUS文具店。文具、書籍、鉱物、博物画などを取り扱っている。
今回購入したつけペン用の木製ペン軸は、木工作家ゴロンドリーナが木軸を、PAPYRUSの文具工房が真鍮製の金具を製作し、1本の軸に仕立てたもの。
木軸のすべすべした触り心地と、尾軸に施されたクリスタルのようなカットにうっとり。これしかない!と思ったのだが、試筆を勧められたので、ペン先を刺して書いてみる。
「このペン先すごくないですか…?引くのはもちろん押しても書ける、これ欲しいです!」

私は左利きなのだが、つけペンのペン先と左利きの押し書きは、ペン先を広げやすいので相性が悪い。
▼詳しくはこちら。
なのに、試筆用に借りたペン先は書き心地が滑らかで、抵抗がなかったのである。そこからの私はというものの、オタク特有の早口でペン先への感動を捲し上げ、無事にセットで購入してきた。
Instagramはこちら▶︎@papyrus_stationery
CRAFT INK LAB 〜草木でオリジナルインクをつくろう〜|TAG STATIONERY

京都の筆記具メーカー、TAG STATIONERY(タグステイショナリー)。手書きにまつわる商品を中心に企画開発している。以前、こちらで染料インクの京の音『秘色(ひそく)』を購入した。
▼詳しくはこちら。
今回は、植物から抽出した天然染料と金属を組み合わせて古典インクが作れるワークショップ『CRAFT INK LAB 〜草木でオリジナルインクをつくろう〜』に参加してみた。インクの調色は京都の田中直染料店が担当している。
担当者の方を見て、YouTubeチャンネル『有隣堂しか知らない世界』に出演していた人だ……!と感激してしまった。
天然染料やインク作りの説明を受けて、いざインク作り。3種類のインクから5滴垂らし、好みの割合を探り当てる。1滴の違いで色合いの変わるインクに迷ってしまう。

実際に作ったインクで書いでみた。

インクを試しているときは数滴でも、実際にもらうのは25mlほどの液体。多量の天然染料を瓶づめしたので、出来立てと時間が経ったときのインクの色が変わってくるそう。なので、定期的に使ってみてインク色の変化を楽しみたいと思う。
※出展者様の許可をいただき撮影。限定公開設定で音声オフ。
染料とアルミニウムを撹拌するとインクの色が一気に変わる。インク作りって化学なんだなぁ〜とワクワクする体験だった。
できたインクは筆記具用のボトルインク1つと、スタンプパッド1つに加工してもらって持ち帰られる。
TAG STATIONERY Instagramはこちら▶︎@tag_stationery_store
田中直染料店Instagramはこちら▶︎@tanakanaosenryouten
インクマドラー|八文字屋

山形県に本店を構える老舗書店、八文字屋。書籍以外にも、音楽や文具、雑貨、カフェなどさまざまな事業を展開している。以前、こちらで染料インクのYAMAGATA fruits ink『庄内柿』を購入した。
▼詳しくはこちら。
今回は、山形でガラス職人をしている工房のさんの『インクマドラー』を購入してみた。リボンのような細工が美しい。

インクマドラーはその名の通り、インクを混ぜるためになる。例えば、ラメインクはインク瓶の下にラメがたまっているので、書くときに混ぜてつかう。
インク瓶を振っても良いのだが、インクが泡立って思うようにガラスペンの溝にインクが吸い上がらないときもある。

そんなときはインクマドラーを使えば、インクを泡立てることなく、ラメをかき混ぜられる。
八文字屋Instagramはこちら▶︎@hachimonjiya
工房のさんInstagramはこちら▶︎@koubounosan_enomoto
スタンプ3つ
クリアスタンプ|MA7stamp

手帳やノートなど、書くことがもっと楽しくなるようなスタンプを作っているMA7stamp(マナスタンプ)。メガネにおかっぱ姿の『ふみこさん』が代表作。手帳のワンポイントなど、日常使いしやすいデザインのスタンプが多い。
今回は、クリアスタンプを購入してみた。シンプルな形や線が背景にぴったり。組み合わせやインクによって色々遊べるスタンプだ。
Instagramはこちら▶︎@ma7stamp
スタンプ|maki

オリジナルの ゆるいイラストを使って、ステッカーやスタンプ、マスキングテープなどを製作している、maki。愛らしい子どもの線画を描いている。子どもと関わったことがある方なら、ツボなデザインの文具に出会えるはず。
そのなかでも特にひかれたのが写真のスタンプ。元々ぷくっとした幼児の横顔が、シャボン玉を吹いて強調されている……!
Instagramはこちら▶︎@maki_maki26
シャボン玉のスタンプ|Sirusu

スタンプ&アート・雑貨のデザインから制作までを行っている小さな工房、Sirusu(シルス)。繊細なタッチでノスタルジックに描かれたイラストは、絵本の世界のよう。
今回選んだシャボン玉のスタンプは、20×20mmの小さなサイズだからこそ、たくさん押して模様を作りやすいと思う。
Instagramはこちら▶︎@sirusu_design
今回購入したアイテムはこちら▼
3種類のスタンプを押してみた

今回、紙博in仙台で購入したスタンプを組み合わせて押してみた。“シャボン玉”をテーマに、それぞれの良さが引き立つ組み合わせになったと思う。
紙物・イラスト2つ
佐藤ジュンコのワンコイン似顔絵|佐々木印刷所

宮城県仙台市の老舗、佐々木印刷所ブース内で、イラストレーター佐藤ジュンコさんに似顔絵を描いてもらえるワークショップが行われていた。
宮城県在住の佐藤ジュンコさんといえば、『せんだいタウン情報S-style』、『河北新報夕刊』の連載など、地元民には親しみのあるイラストレーター。
そんな方が500円で似顔絵描いてくれるんですか〜!?とドキドキしながらお願いしてみた。名刺サイズの紙に、佐藤ジュンコテイストの自分が描かれていて感激だ。
佐藤ジュンコInstagramはこちら▶︎@junko_sato
White Flower Postcard |Echos Design & Letterpress

大阪にある、活版印刷などさまざまな印刷技法を自由に製作できるシェアワークスペース、Echos Design & Letterpress(エコースデザインアンドレタープレス)。オリジナルアイテムも展開しており、私は『White Flower Postcard』のツバキとアジサイを購入した。
季節の白い花がカラフルな背景と共に、活版印刷されている。私が今まで手に取ってきた活版印刷のアイテムで、背景ベタ塗りのものは初めてだったので新鮮だった。和と洋が融合されたデザインがおしゃれ。
(セレクトがツバキとアジサイなのは言わずもがな椿屋四重奏の影響である。)
Instagramはこちら▶︎@echos_designandletterpress
今回購入したアイテムはこちら▼
前売り券特典やおたのしみコンテンツ

紙博は前売り券特典や、無料で楽しめるコンテンツなどが充実している。それこそ、5年越しの東北初開催、私にとっては初めての紙博なので、
「コンテンツを味わい尽くすぞ!」と気合を入れて参加してみた。
写真のアイテムは、
左)前売り券特典の『カレンダーシール』
右上)“紙博のしおり”をインフォメーションで見せるともらえる『しおり』
左下)スタンプラリーでもらえる『ノート』
すべてメインビジュアルのア・ラ・カル堂デザインだ。
“紙博のしおり”はシステム手帳で作ってみた

“紙博のしおり”とは、Instagramや紙博公式サイトをもとに作った予習帳のこと。買い物メモでもOKなので、作るハードルは低いと思う。今回、私はミニ6サイズのクリアシステム手帳で作ってみた。
▼愛用中のクリアシステム手帳についてはこちら。
クリア素材を活かし、表紙は『ア・ラ・カル堂 お菓子の100枚レターブック』を使ってア・ラ・カル堂仕様に。

両面印刷なので、開くとクッキー缶デザインが出てくるのがポイント。
▼表紙に使ったアイテムはこちら。アフィリエイトリンクを使用。

会場マップPDFが配布されていたので、システム手帳の裏表紙にしてみた。会場マップの前には、お買い物メモを挟んでいる。
はんこ押し放題スポット

はんこ700種類以上から、自由にはんこが押し放題の『はんこ押し放題スポット』。持参したノートや手帳に好きなだけ押せる。私は“紙博のしおり”でも使ったクリアシステム手帳に入れたリフィルを使っている。
紙ものお裾分けっこ

自分が持っている紙物アイテムをラッピングして持参すると、その場で他の方の紙物と交換できる『紙ものお裾分けっこ』。私も「自分がもらったらうれしいもの」を基準に作って参加してみた。ちなみに、中身は文具イベントで買ったものを中心にセレクト。
梱包アイテムは100円ショップのものを利用している。中身が見えるOPP袋、紙物を曲げないためのクリアファイル、マスキングテープを巻くための園芸用ネームプレートなどが一気に手に入る。
私の作った『紙ものお裾分けっこ』は、目の前でもらっていく様子をみたので安心した。

私がもらってきたのは、レトロな紙物。ヴィンテージ切手やチケットなどは、個人的に手を出していない分野なのでうれしい。
時間帯や持ち物について
紙博に参加して気付いたことをメモしておきたい。
時間帯
私は6日(2日目)開場時から参加。先行入場できるチケットを持っていた。
会場30分前で長蛇の列。
会場直後は混雑している。
レジが出展者別なので、作家さんによってはレジ待ちが発生。
13時以降から会場に余裕あり。
おたのしみコンテンツの特典は午前中で配布終了。
午後からワークショップの受付を締切る出展者もある。
午後から売り切れする商品もあり。
絶対に欲しいものがある方は会場前、整列時間から参加。ゆっくりみたい方は13時以降の参加がよさそうだ。
レジ待ちや売り切れが発生する場合もあるので、優先順位を決めて買い物すると後悔ししないと思う。また、おたのしみコンテンツの特典が欲しい方は、早めに受け取りを済ませたほうがいい。
紙博は子どもとの参加もOKなので、人混みが苦手なお子さんと一緒なら午後参加がおすすめ。
持っていくとよいもの
混雑する時間に行く方は軽装がおすすめ
小さめボディバックやショルダーに貴重品を入れて、買ったものを入れるトートバックを持つと取り回しが良い
会場前は寒く会場内は人混みで暑いので、コンパクトに畳める上着があると◎
熱中症予防に飲み物を持参すると良い。ただ、会場内にドリンク類の販売、ロビー内に自動販売機はある。
出展者によって決済方法が違うので、現金、クレジットカード、PayPayが使えると会計がスムーズ。決済機械トラブルに備えて現金もある程度持っておく。
クリアファイルがあると紙物が曲がりにくい。特典系はそのまま渡される場合が多い。
新たな文具との出会いがうれしい

初めて参加した紙博。東北初上陸の出展者さんも多数いらっしゃったので、新たな文具との出会いがたくさんあった。わざわざ宮城県まできてくださって本当にありがとうございます。
なにより、直接出展者さんとお話しするのは楽しい。使い方を教えてもらえたり、感謝を伝えたりとリアルなイベントならではの良さがたくさんつまっている。
企画・運営してくださった手紙社さんや、会場のスタッフの方々にも感謝を伝えたい。叶うならば、来年、再来年……と東北の地で紙博が行われたらうれしい。
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文具マガジンやっています。文具好きの方に立ち寄ってもらえたらうれしいです。
宮城県近郊を中心に参加したイベントマガジンもあります。文具イベントは定期的に参加しています。
▼東北エリアを中心に展開する、文具・事務用品の販売、卸メーカーが主催した、『杜の文具博』に行ったときのレポートです。
▼クリエイターが手がけた文具が集まる、スークカンパニー主催の「SENDAI文具の博覧会」に行ったときのレポートです。
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