パーシー・ジャクソンで疲れた脳に、ジョージがくれた「ちょうどいい」という贈り物 #27
金悟です。
英語の多読を続けていると、たまに「自分の脳のCPUを使い果たしたな……」と感じる瞬間があります。
先日まで挑戦していた『パーシー・ジャクソン』の第1巻。
Percy Jackson and the Olympians, Book One: The Lightning Thief
物語としては最高に面白いのですが、文字だけの世界で情景を再構築し続けるのは、なかなかの重労働でした。
脳のメモリをフル回転させ、英語の渦の中で必死に泳ぐ――そんな「脳の筋トレ」のような日々を過ごしていたんです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
そんなとき、ふと息抜きに手に取ったのが『おさるのジョージ(New Adventures of Curious George)』のシリーズでした。
8冊の冒険を駆け抜けて

の概要

「絵本なら、少しは脳が休まるかな?」くらいの軽い気持ちで読み始めたのですが、これが驚くほど楽しかったんです。
全8冊、気づけば笑いながら、あっという間に読み終えてしまいました。
難しい英語に挑んだあとの絵本は、まるで乾いた大地に染み込む雨のよう。
脳が「言語を処理する」モードから
「物語を体験する」モードに切り替わり、
純粋に物語の世界を旅することができました。
なぜ『Curious George's Dream』が心に刺さったのか
その8冊の中でも、特に僕の心に強く残ったのが『Curious George's Dream』です。
物語の中で、ジョージは自分よりも大きなものに憧れ、「もっと大きければいいのに」と悩みます。
でも、夢の中で念願の大きな身体を手に入れたとき、彼はその不便さに気づくのです。
そして物語の最後には、「今の自分のサイズが、ちょうどいいのかもしれない」と、今の自分をありのままに受け入れます。
このジョージの気づきは、背伸びをして難しい物語に挑み、「もっと力が欲しい」と自分を追い込んでいた今の私にとって、とても温かい贈り物のように感じられました。
「今の自分のサイズが、ちょうどいいんだ」
この気づきが、パーシー・ジャクソンという「大きな物語」に背伸びして挑み、自分の実力不足に葛藤していた僕の心に、そっと寄り添ってくれた気がしました。
多読は、自分を確認する作業
英語多読を続けていると、つい
「どれだけ読めるようになったか」
「どれだけ難しい本を読めるか」という
尺度で自分を測りたくなります。
でも、それだけだとどこかで息切れしてしまう。
パーシーのような大きな冒険も必要だけれど、今回のジョージやこれまでに読んだ
『ワニのライリー』、
『どろんこハリー』、
そして『かえるくんとがまくん』
のような、日常を大切にする絵本たち。
彼らは、失敗しても、少し違っていても、「そのままでいいんだよ」といつも教えてくれます。
こうした物語は、
折れかけた心を「今のままでいいんだよ」と修復し、自分の現在地を再確認させてくれる気がします。
英語を学ぶことは、言葉を増やすこと以上に、自分自身という人間のサイズや形を確かめていく作業なのかもしれません。
おわりに:自分らしい「サイズ」を探す旅へ
英語を学ぶことは、言葉を覚えること以上に、自分自身という人間の形やサイズを確認する旅なのかもしれません。
難しい本を読みきれなくても、また絵本に戻ってくればいい。
そんなふうに、「挑戦」と「休息」のサイクルを繰り返しながら、自分のペースで歩んでいければと思っています。
もし今、英語を読んでいて脳が少し疲れている方がいたら、ぜひ一度、ジョージのような絵本を手に取ってみてください。

あっという間に読めて、でも、一生大切にしたいような優しい真理が、そこには隠れています。
今日、あなたはどんな一冊で、自分に「ちょうどいい時間」をプレゼントしますか?
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伏見金悟
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