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看護師を辞めたいと思ったら。後悔する前に整理したい5つのこと

「もう看護師を辞めたい」

そう思いながら、今日も仕事へ向かっていませんか。

仕事がつらい。
職場に行きたくない。
転職したいけれど、次も同じことになるのが怖い。

でも、勢いで辞めて後悔するのも怖いから、結局何も決められない。
私も、何度も同じように悩んできました。

私は看護師として15年間働き、これまでに4回転職しています。
病院、クリニック、訪問看護、介護施設など、さまざまな職場を経験し、現在は派遣看護師として働いています。

転職を繰り返していた頃は、
「私は看護師に向いていないのかもしれない」
「また続かなかった」
「今度こそ正社員として頑張らなければ」
と、自分を責めていました。

けれど今振り返ると、私が辞めたかったのは、看護師という仕事そのものではありませんでした。
私が苦しかったのは、自分に合わない働き方を続けることだったのです。

看護師を辞めるか、今の職場で頑張り続けるか。

その二択で答えを出す前に、一度整理してほしいことがあります。

この記事では、働き方に悩んできた私が、もっと早く自分に問いかけたかった5つの質問を紹介します。

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

今の気持ちを少しずつ言葉にすることから始めてみてください。

1.今、一番つらいことは何ですか?

「看護師を辞めたい」と思うとき、いくつものつらさが重なっていることがあります。

例えば、
・ 人間関係がつらい
・ 夜勤で体力的に限界を感じている
・ 残業が多く、家に帰っても休めない
・ 委員会や係の仕事が負担になっている
・ 責任が重く、常に緊張している
・ 休みの日まで仕事のことを考えてしまう
・頑張っても評価されない
・今の給料や待遇に納得できない

これらをすべてまとめて、
「看護師を辞めたい」
と考えてしまうことがあります。

まずは、「辞めたい」という大きな言葉を、もう少し細かく分けてみてください。

【書き出してみること】
今の仕事で、一番つらいのは〇〇です。

一つだけ選べなくても構いません。
思いつくものを、そのまま書き出してみてください。

何がつらいのか分からないまま転職すると、次の職場でも同じ悩みを繰り返す可能性があります。

反対に、苦しさの原因が見えてくると、必要なのが退職なのか、異動なのか、勤務形態の変更なのかも考えやすくなります。

2.辞めたいのは「看護師」ですか?それとも「今の職場」ですか?

私も以前は、仕事がつらくなるたびに、

看護師を辞めたい

と思っていました。

けれど、よく考えると、患者さんと関わることや、看護そのものが嫌いだったわけではありません。

私が苦しかったのは、
・夜勤があること
・委員会やリーダー業務を背負うこと
・仕事以外の役割まで求められること
・休日も仕事のことを考えてしまうこと
・常勤として長く勤めなければならないと思い込んでいたこと
でした。

つまり、看護師を辞めたかったのではなく、当時の職場や常勤という働き方から離れたかったのだと思います。

次のように考えてみてください。

人間関係が変わっても、看護師を辞めたいですか?
夜勤がなくなっても、辞めたいですか?
残業や委員会がなくなっても、辞めたいですか?
週5日ではなく、勤務日数を減らせても辞めたいですか?

環境や条件が変わっても看護師を続けたくないと思うなら、別の仕事を考えることも一つの選択です。

けれど、条件が変われば続けたいと思えるなら、辞めたいのは看護師ではなく、今の働き方なのかもしれません。

3.何が変われば、今より少し楽に働けますか?

「理想の職場」を考えようとすると、答えが分からなくなることがあります。
そんなときは、

何が変われば、今より少し楽になるか

を考えてみてください。

例えば、
・夜勤をやめたい
・残業が少ない職場に移りたい
・通勤時間を短くしたい
・人間関係があっさりした職場で働きたい
・責任の範囲が明確な仕事をしたい
・週4日勤務にしたい
・一人で抱える仕事を減らしたい
・仕事を家に持ち帰らない生活がしたい

私の場合は、派遣看護師になったことで、業務の範囲が以前より明確になり、仕事が終わったあとまで職場のことを考える時間が減りました。

派遣が誰にでも合うとは思っていません。

ただ、私にとっては、働く場所だけでなく、雇用形態を変えることも、自分を守る方法の一つでした。

いきなり理想を探す必要はありません。

まずは、「これだけは減らしたい」という負担を考えてみてください。

4.働くうえで譲れない条件は何ですか?

求人を見ていると、
・給料
・休日数
・職場の知名度
・福利厚生
・通勤時間
・雇用の安定

など、さまざまな条件が気になります。
すべての条件を満たす職場を見つけるのは難しいかもしれません。
だからこそ、条件に優先順位をつける必要があります。

まず、次の2つに分けてみてください。

絶対に譲れない条件
3つまで選びます。
例:
・夜勤がない
・残業がほとんどない
・通勤時間が30分以内

できれば満たしたい条件
こちらも3つ程度です。
例:
・給料が今より下がらない
・土日のどちらかは休める
・人間関係があっさりしている

以前の私は、「正社員で働くこと」を最優先にしていました。

けれど、本当に大切にしたかったのは、
・定時で帰れること
・休日まで仕事を引きずらないこと
・自分の時間を確保できること
でした。

世間で安定していると言われる働き方と、自分が安心して続けられる働き方は、必ずしも同じではありません。

5.今すぐ結論を出すのではなく、次にできる小さな行動は何ですか?

仕事がつらいと、

辞めるか、続けるか

をすぐに決めなければならないように感じます。
でも、今日中に人生の答えを出す必要はありません。
まずは、小さな行動を一つだけ選んでみてください。

例えば、
・つらいことをノートに書き出す
・求人を見て、他の働き方を知る
・派遣やパートなど、正社員以外の選択肢を調べる
・信頼できる人に今の気持ちを話す
・異動や勤務日数の変更が可能か確認する
・有給休暇を使って、一度仕事から離れる
・自分が大切にしたい条件を3つ決める

求人を見たからといって、すぐ転職しなくても構いません。

派遣会社に登録したからといって、派遣で働かなければならないわけでもありません。

情報を集めることと、決断することは別です。

まずは選択肢を知るだけでも、「今の職場しかない」という苦しさが少し和らぐことがあります。

「辞めたい」という気持ちは、自分を守るためのサインかもしれない

看護師を辞めたいと思う自分を、責めないでください。
それは、弱いからでも、我慢が足りないからでもありません。

心や体が、
今のままでは苦しい
少し立ち止まってほしい
と伝えているのかもしれません。

私も、転職を繰り返す自分を長い間責めていました。

けれど今は、転職を繰り返したからこそ、自分に合わない環境や、自分が大切にしたい条件が少しずつ分かったのだと思っています。

私の場合は、最終的に派遣という働き方を選びました。

けれど、それがすべての看護師にとって正解だとは思っていません。

正社員が合う人もいます。
パートが合う人もいます。
今の職場で条件を調整することで働き続けられる人もいます。
看護師以外の道を選ぶ人もいるでしょう。

大切なのは、誰かにとっての正解ではなく、自分が安心して続けられる働き方を見つけることです。

答えを急がなくても大丈夫

今回紹介した5つの質問に、すぐ答えられなくても大丈夫です。

「分からない」という答えも、今の正直な気持ちです。

まずは一つだけでも、
紙やスマートフォンのメモに書いてみてください。

1. 今、一番つらいことは何か
2. 辞めたいのは看護師か、今の職場か
3. 何が変われば少し楽に働けるか
4. 働くうえで譲れない条件は何か
5. 今できる小さな行動は何か

辞めることも、続けることも、どちらが正しいとは決められません。

けれど、自分の気持ちや価値観を整理することで、
少しずつ進みたい方向が見えてくることがあります。

一人で今すぐ答えを出そうとしなくても大丈夫です。

この記事が、働き方に悩むあなたにとって、
少し立ち止まって自分の気持ちを考えるきっかけになれば嬉しいです。


私が働き方に悩み、今の働き方にたどり着くまでの体験も書いています。今の自分と重なる記事があれば、続けて読んでみてください。

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