メディアと父親と現代における政治の話題
自民党総裁選が迫っていることや、世界各地で「自国ファースト」を掲げる政党が台頭してきていることもあり、政治への関心が高まっているのを感じます。できるだけ淡々と事実を伝えることを心がけていますが、こうしたテーマでは意見が割れ、議論が熱くなることがあります。この記事ではその流れを踏まえつつ、私自身の家庭内で起きていることをお話しします。
労働党でも保守党でも移民流入を止められず、移民抑制を訴えるリフォームUKしか選択肢がないと考える有権者が増えています。
父親の変化
私の父親は団塊世代で、高度経済成長期を支えた企業に勤めていました。ただ、その後に会社が傾き、経済的に苦しい時期を経験しました。
私の実家では長年、朝日新聞を購読していました。しかし、私が社会人になり安倍政権に変わった頃(と記憶していますが)、帰省すると新聞が日経新聞に変わっていました。父親に理由を聞くと「朝日新聞なんか出鱈目ばっかりだ」と強い言葉で否定していました。その数年後には新聞自体を読むことをやめてしまい、「新聞なんてどれも出鱈目ばっかりだからもう読まない」と言うようになりました。
そして今では、情報源のほとんどがYouTubeに置き換わっています。もともと朝日新聞を読んでいた頃は中道左派的な考え方だったと思いますが、現在ではすっかり右傾化し、日本保守党を熱心に応援しているそうです。
私の父親は最近テレビへの不信感を強めています。今は新聞も取っていません。新聞はやめたの?と父親に聞いたところ、「テレビも新聞も出鱈目ばっかりだ」と言って怒っていました。
ここでお伝えするのはあくまで私の父親個人の話であり、特定の政党や支持者を批判する意図はありません。ただ、家庭の中で起きる変化としてお伝えしたいのです。
家族の団欒を壊す政治談義
困るのは、父親が政治の話を止められなくなることです。お酒を飲むと、兄弟やその配偶者にまで「どこに投票したんだ」、「どの政党を応援しているのか」と聞いてきます。そして自分の気に入らない答えだと機嫌が悪くなり、最終的には怒り始めることさえあります。本人に悪気はなく、「家族のために言っている」と思っているのですが、強すぎる思いが感情の爆発につながってしまうのです。
誰がどの政党を応援するかは自由です。しかし、違う考えを持つ人と喧嘩になったり、場の空気を壊してしまうようでは、家族で食卓を囲むことさえ難しくなります。そのため、私は実家に帰るたびに、会話の流れが政治に向かわないよう神経を使わざるを得ません。
孫への悪影響と人種差別的発言
さらに困るのは、孫に対して人種差別的な発言を繰り返すことです。私の子供が小学校低学年の頃から、「何々人はどうしようもない連中だ」といった言葉を教えようとするのです。
幸い、子供の方が賢く、祖父の話を真に受けずに受け流すようになりました。しかし、子供なりに「おじいちゃんの言葉は良くない」と理解しており、祖父への尊敬はどうしても失われてしまいます。
また、実家ではテレビをつけないようにしています。ニュース番組で自民党の議員が映ったり、テレビ朝日やTBSの番組が流れると、父親の「スイッチ」が入ってしまい、「このバカ野郎」などと強い言葉を発するからです。こうした状況は、孫の教育環境としても好ましいものではありません。
政治はタブーとする知恵
以前、沖縄出身の同僚が「地元では家族とも政治の話は絶対にしない」と言っていたことを思い出します。基地問題をめぐり意見が激しく対立するため、そもそも話題にしないのが暗黙のルールだというのです。当時は「沖縄の人は大変だな」と感じていましたが、今では自分の家庭も同じ状況にあると実感しています。
時代の変化
父親が「何々人は意地汚い」、「何々人はどうしようもない連中だ」などと憎しみを込めて語るたび、私は「それはよくないのでは」と指摘したり、あるいは無言でやり過ごして父親が自ら気づくのを待ったりしています。振り返ると、昔の父親はそんな言葉を口にする人ではありませんでした。それだけに、今の姿を見ると寂しさや戸惑いを覚えます。
これは父親だけの問題ではなく、同じように家族内で意見の対立に悩む人は少なくないのではないかと思います。かつて実家で気楽にテレビを見て笑っていた頃には、もう戻れないのかもしれません。
おやじの話が結構反響ありましたhttps://t.co/LBEyA7gjlO
— 【世界経済情報】モハPチャンネル (@MohaP_WorldNews) September 27, 2025
私の考え
こうした経験は、私だけでないかもしれません。私の場合は時々会う父親との関係ですが、これが夫婦のように毎日顔を合わせる関係であれば、もっと深刻な問題になるでしょう。
私自身は、家族や周囲が「困った夫だ」と感じないように、発信の仕方や言葉選びに気をつけていきたいと思います。政治の話題は私たちの生活に直結する重要なテーマですが、それと同時に、家庭や人間関係に亀裂を生みかねない火種でもあります。だからこそ、互いの考えを尊重しながら、距離感を大切にすることが求められているのだと思います。
ご参考
情報との付き合い方、日本経済の置かれている状況、トランプ政権とアメリカ経済のこと、力を失っていくイギリス経済、中東経済のこと。今の時点での私の考えをまとめて本にしました。
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