ベネズエラ情勢と原油市場、アメリカの狙い
2026年1月3日、アメリカがベネズエラに対して軍事行動を行い、マドゥロ大統領が拘束されたと報じられました。この出来事を受けて、1月5日の金融市場がどのように反応するのか、特に原油市場の動きに注目が集まりました。地政学的な緊張が高まる局面では、原油価格が大きく動くことも珍しくありません。そのため、今回も原油価格が急騰あるいは急落するのではないかと見ていた人は多かったと思います。しかし、結果として原油価格は大きくは動きませんでした。
この「ほとんど動かなかった」という事実そのものが、今回の出来事を理解するうえで重要なポイントだと私は考えています。
現在、豊富な石油が宝の持ち腐れのような状態になっています。埋蔵量こそ世界最大級ですが、粘性が高く採掘コストがかかる油田が多く、さらに経済危機で技術者が国外流出し、十分に生産できない状況に陥っています。
ベネズエラの世界経済における位置づけ
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