はじめての学級経営⑨「授業の導入」その2~子どもの「学びたい!」を引き出す導入の3条件~
学級経営の中でも、子どもたちの「学びたい!」という気持ちを引き出すために、最初に勝負が決まるのが授業の“導入”です。
教科書を開く前のわずかな時間。
子どもたちの目が輝くか、それとも沈んでいくか。
この瞬間に、授業への集中度や学びへの意欲が大きく左右されます。
では、担任は何を意識して授業の導入を設計すればよいのでしょうか。
本記事では、「本時への導入」のつくり方について、効果的な工夫や具体例を交えて紹介します。
「導入」の時間を工夫することで、子どもたちの好奇心が高まり、学びが自分ごとになります。
最後まで読むことで、よい導入とは何か、どうつくるのかが理解でき、導入を考える時間が楽しくなっていきますよ。
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<目的>
前向きに学習する心、好奇心を引き出し、学習への意欲を高める
<要点>
<導入 要点>
・よい導入とは「短い」「分かりやすい」「ワクワクする」
・好奇心を高める工夫をすると学力があがる
<既習内容の確認>
本記事は、<授業の型 基本の9ステップ>から「②導入」部分を詳細に解説した記事になります。
「はじめての学級経営⑧授業の流れ」で全体像を理解しておくと、より本記事の理解が深まります。
ピンポイントで導入部分だけ見たい!という方はこちらのリンク「3.⑵導入」をタップしてください。
今回紹介する導入部分の概要を読むことができます。
また、導入の前段階、「ベーシックタイム」を取り入れる方法についてはこちらの記事「はじめての学級経営⑨その1「授業の導入」ベーシックタイム」で解説しています。
1.よい導入とは?

優れた導入の条件を知り、導入の質を高める
① 短い
② 分かりやすい
③ 「?」があるor ワクワクする
⑴ よい導入の3条件
よい導入の条件を知る
導入の成功は、授業全体の流れを左右するといっても過言ではありません。
よい導入には、以下の3つの条件があります。
<よい導入の条件>
① 短い(3分以内)
② 分かりやすい(今から何を学ぶのかが明確)
③ 「?」があるor ワクワクする(疑問や興味を引き出す)
導入の目的は、「楽しそう!」「知りたい!」「学びたい!」と思わせることです。
<導入の条件を満たすメリット>
①「短い」
その後の学習過程の時間を確保できる
②「分かりやすい」
何を学ぶかが明確になる(=問いの質が高い)
③「「?」があるor ワクワクする」
子どもが前向きに学習できる
一つずつ解説しますね。
①短い
その後の学習過程の時間が確保できる
導入の条件一つ目は、「短い」です。
ダラダラ話さず、テンポよく進めましょう。
時間をかけすぎると、集中が切れたり、学習内容に入る時間が削られたりしてしまいます。
導入はあくまで“つかみ”。
本時のねらいに素早くつなげることが大切です。
②分かりやすい
何を学ぶかが明確になる(=問いの質が高い)
導入の条件二つ目は、「分かりやすい」です。
導入の中で「今日の学習のねらい」が見えることが大切です。
ただし、板書で「今日のめあては〜」と読み上げるだけでは不十分。
“どのような学習をするのか”
“なぜこの学習をするのか”
が伝わる導入を心がけます。
③「?」があるor「ワクワク」がある
子どもが前向きに学習できる
導入の条件、最後の一つは、「「?」or「ワクワク」がある」です。
子どもが「知りたい!」「やってみたい!」と思えるような"問い"や"しかけ"を用意しましょう。
授業の導入は、漫才で言えば「つかみ」の部分です。
お客さん(子ども達)の心を掴めるのかで、その後の本ネタ(学習過程)への集中力が変わります。
この最初の一歩で、一人でも多くの子ども達の目を輝かせるよう工夫することが大切です。
「短く」「分かりやすく」「問いやワクワクを添えて」つかみをつくる。
この3つを意識すると、授業が変わっていきます。
⑵導入ってどこからどこまで?~導入の5ステップ~
本記事での「導入」の定義は、以下の通りです。
「ベーシックタイム」が終わってから、「めあて(問い)」を書き終えるまで
具体的なステップは5つあります。
<導入の5ステップ>
【ステップ1】
子どもの関心を引く
【ステップ2】
今日の学習につながる違和感や問いを共有する
【ステップ3】
今日の学習内容を伝える
【ステップ4】
めあてを板書する
【ステップ5】
めあてを読み上げる
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