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なぜ教室は乱れ始めるのか?ブロークンウィンドウ理論で考える



なぜ“教室の乱れ”は広がるのか

― 小さな乱れを放置するとクラスは崩れる ―

前回の記事では、
「小さな乱れが増えてきたとき、クラスは崩れ始める」
という話を書きました。

では、なぜそれは広がってしまうのか。


ブロークンウィンドウ理論

「ブロークンウィンドウ理論」とは、
小さな乱れを放置しておくと、それがきっかけとなり、やがて大きな乱れにつながっていく
という考え方です。

たとえば、建物の窓ガラスが1枚割れていたとします。
それを誰も直さず、そのままにしておく。

すると、その場所を見た人は、

「ここは大切にされていない場所なんだ」
「ここでは、少しくらい乱しても大丈夫なんだ」

と感じやすくなります。

その結果、ポイ捨てが増えたり、落書きがされたり、さらに窓が割られたりする。
最初はたった1枚の割れた窓だったものが、
その場所全体の雰囲気を悪くしていくわけです。

つまり、問題は「割れた窓そのもの」だけではありません。

その乱れを放置していることで、
『乱れていてもよい場所だ』という空気が生まれてしまうこと
です。


実際の教室で起きていること

これはそのまま、教室でも起こります。

落ち着きのないクラスで授業をするとき、
こういう状態が同時に起きています。

・床にプリントが落ちている
・ロッカーの中に、紙飛行機のように丸められたプリントがある
・ロッカーの上に私物が置かれている
・ホワイトボードに落書きがある
・黒板もなんとなく汚い

一つひとつは小さなことです。

でも、
気になる点が“いくつも重なっている”状態になっています。


「これくらいならいいか」の連鎖

最初は、誰か一人の行動です。

プリントを落とす。
ロッカーに適当に入れる。

それをそのままにすると、

「これくらいならいいか」
という空気が生まれます。

すると、次の人も同じことをする。


基準は、じわじわ下がる

怖いのはここです。

崩れは一気に起きるのではなく、
基準が少しずつ下がっていくことで起きます。

・最初は1人
・次に数人
・やがて当たり前になる

気づいたときには、
「元に戻すのが大変な状態」になっている。


原因の一つとしての環境

もちろん、これだけが原因とは言い切れません。

ただ、

・環境が乱れている
・整っていない

この状態が、
クラスの落ち着かなさの一つの要因になっているのは間違いないと感じています。


環境が行動を変える

逆に、きれいな教室ではどうなるか。

・ゴミを捨てにくい
・ロッカーを崩しにくい
・落書きをしようと思いにくい

つまり、
環境そのものが、マイナスの行動にブレーキをかけるようになります。


だから、放置しない

小さな乱れをそのままにすることは、
「ここは乱れてもいい場所です」と伝えているのと同じです。

だからこそ、

最初の1つを放置しないことが重要になります。


まとめ

小さな乱れは、放っておくと広がる。
そして、その広がりがクラスを崩していく。

だからこそ、整えることはただの整理整頓ではなく、

クラスを守るための土台づくりです。

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モリック【先生×ICT×AI】 「全て自分で動かす」英語学習の仕組みを本気で作っています。授業だけでは埋まらない“積み上がらなさ”を変える挑戦です。面白い、応援したいと思っていただけたら嬉しいです。いただいた支援はアプリ開発・教材改善に大切に使わせていただきます。