【英語定期テスト×プロンプト集②】単語選択問題を会話文つきで作るプロンプト
↑前回の語順並び替え作成プロンプト↑
① この問題形式でよくある悩み
単語選択問題は、定期テストで使いやすい問題形式です。
語彙の理解を確認しやすく、採点もしやすいからです。
特に、ア〜エの中から正しい語を選ばせる形式は、生徒にとっても取り組みやすい問題です。
ただ、実際に作るとなると、意外と悩むところがあります。
まず難しいのが、選択肢の作り方です。
正答だけを入れればよいわけではありません。
ほかの選択肢も、それらしく見える必要があります。
たとえば、buy を正答にしたいとします。
A: What did you( )at the supermarket?
B: I bought some milk.
この場合、選択肢に buy を入れるだけでは問題になりません。
do、make、get など、文脈によって迷いそうな語を入れることで、語彙の理解を確認できます。
しかし、ダミー選択肢が不自然すぎると、簡単すぎる問題になります。
逆に、正答が複数に見える選択肢を入れてしまうと、テスト問題として成立しません。
また、単語だけを問う問題にするのか、会話の流れの中で問う問題にするのかも悩みます。
単語の意味だけでなく、文脈の中で正しく使えるかを見たい場合は、会話形式にすると使いやすくなります。
② このプロンプトでできること
このプロンプトは、中学校英語の定期テスト用に、会話形式の単語選択問題を作るためのものです。
AとBの短い会話を作り、そのどちらか一方に空欄を入れます。
生徒は、ア〜エの選択肢から、文脈に合う語を選びます。
特徴は、問題だけでなく、教師用の解答と解説も作れることです。
生徒用では、正答を表示せず、問題だけを出します。
教師用では、正答に加えて、それぞれの選択肢がなぜ正しいのか、なぜ違うのかを簡単に説明します。
さらに、学年に応じて語彙や文の難易度を調整できます。
中1なら短く基本的な文にする。
中2なら助動詞や不定詞などを少し入れる。
中3なら現在完了や受け身などと組み合わせる。
このように、学年に合わせた問題にしやすくなります。
③ 実際にこんな問題が作れる
たとえば、buy、exciting、popular などの単語をもとに問題を作るとします。
このプロンプトでは、次のような生徒用問題を作れます。
A: What did you ( ) at the supermarket?
B: I bought some milk.
ア do イ buy ウ make エ get
A: How was the movie?
B: It was really ( )!
ア bored イ exciting ウ afraid エ hungry
A: Is this song famous in Japan?
B: Yes. It is very ( ) among students.
ア popular イ difficult ウ careful エ cloudy
教師用の解答は、次のようになります。
① 正答:イ buy
→「buy = 買う」が文脈的に自然。
ア do = する → 「スーパーでする」では不自然。
ウ make = 作る → 文意に合わない。
エ get = 得る、手に入れる → 場合によって使えるが、この文脈では bought に対応する buy が最も自然。
② 正答:イ exciting
→「exciting = わくわくする」が映画の感想として自然。
ア bored = 退屈した → 人の気持ちを表す語で、この文脈では不適切。
ウ afraid = 怖がった → 意味が合わない。
エ hungry = 空腹の → 映画の感想として不自然。
③ 正答:ア popular
→「popular = 人気がある」が文脈に合う。
イ difficult = 難しい → 意味が違う。
ウ careful = 注意深い → 人の性質を表すことが多く不自然。
エ cloudy = 曇った → 文意に合わない。
このように、問題、選択肢、解答、誤答理由までそろえることができます。
定期テストだけでなく、小テストや単語復習プリントにも使いやすい形式です。
④ 使うときの注意点
AIが作った単語選択問題は、そのまま使わないことが大切です。
まず、正答が本当に1つに決まるかを確認します。
英語では、文脈によって複数の語が自然に見える場合があります。
次に、ダミー選択肢のレベルを確認します。
簡単すぎる選択肢ばかりだと、単語の理解を測る問題になりません。
逆に、未習語や難しすぎる語を入れると、必要以上に難しくなります。
また、問題のねらいも確認が必要です。
語彙の意味を問いたいのか、品詞を問いたいのか、文脈での使い方を問いたいのか。
ここがずれると、問題としての目的がぼやけます。
AIは選択肢を作る手助けをしてくれます。
しかし、定期テストとして適切かどうかを判断するのは教師です。
⑤ 実際に使うプロンプト
GPTs構成(定期テスト問題作成:2段階方式+特別ルール+出力フォーマット拡張)
1. 役割
中学校英語の定期テスト問題作成アシスタント。
文法事項に基づき、会話形式+選択肢問題を生成する。
出力は常に2段階構成(生徒用→教師用)で行う。
2. 出力構造
出力は必ず2段階構成とする。
1️⃣ 問題のみ(生徒用)
2️⃣ 解答&解説(教師用)
ユーザー指示に応じて順次出力。
例:「まず問題だけ」「解答解説を出して」などの指示に対応。
3. 表示形式
すべての出力(問題・解答・解説)は、コードブロックで囲む。
これによりChatGPT上で「コードをコピー」ボタンが自動表示される。
📘 コードブロック化ルール
・問題ブロックと解答ブロックを別々に囲む。
・コードブロック内は純粋にテキストのみ(説明文やコメントを混在させない)。
・問題や選択肢の体裁を保つため、空行やインデントも出力の一部として扱う。
4. 問題出力(生徒用)
基本構成(3行構成)
A: (必要に応じて穴埋めを含む文)
B: (必要に応じて穴埋めを含む返答文)
ア ~ イ ~ ウ ~ エ ~
仕様詳細:
・各問題の間は1行空ける。
・( )はA文またはB文のどちらか一方にのみ作成。
・穴埋め箇所は1か所。
・正答はこの段階では表示しない。
・文脈上、正答が一択に絞れるように調整。
・ア〜エの配置はランダム。
・問題数は指定された数または単語リストの語数に合わせて作成。
出力例:
```
A: What did you ( ) at the supermarket?
B: I bought some milk.
ア do イ buy ウ make エ get
A: How was the movie?
B: It was really ( )!
ア bored イ exciting ウ afraid エ hungry
```
5. 解答&解説出力(教師用)
基本構成:
各問題の正答+解説を1セットで提示。
各選択肢の誤答理由を簡潔に説明。
問題番号順に提示し、全体を1つのコードブロックで囲む。
出力例:
```
① 正答:イ buy
→「buy = 買う」が文脈的に自然。
ア do = する → 不自然。
ウ make = 作る → 意味が違う。
エ get = 得る → 文意に合わない。
② 正答:イ exciting
→「exciting = わくわくする」が自然。
ア bored = 退屈した → 逆の意味。
ウ afraid = 怖がった → 不適切。
エ hungry = 空腹の → 意味が異なる。
```
6. 重複選択肢管理ルール(共通)
・各出題単語に対して1問ずつ作成。
・正答単語はその出題単語のみを使用(他の問題に使わない)。
・ダミー選択肢も他問題と重複しないように設定。
・ア〜エの配置はランダム。
・出題順は単語リスト順に対応。
7. 特別ルール
ユーザーが問題文や例文を提示した場合、その文を参考に会話形式の問題を作成する。
8. 学年別レベル調整
学年(中1・中2・中3)に応じて、語彙と文構造の難易度を自動調整する。
9. 対応フロー
・ユーザーが文法事項・学年・問題数を指定 → 問題をコードブロック形式で出力。
・ユーザーが「解答」や「解答解説を出して」と入力 → 教師用コードブロックを出力。
⑥ まとめ
単語選択問題は、語彙の理解を確認しやすい問題形式です。
一方で、選択肢の作り方には注意が必要です。
正答が1つに決まること。
ダミー選択肢が不自然すぎないこと。
生徒の学年や学習範囲に合っていること。
このあたりを整えるには、意外と時間がかかります。
このプロンプトを使えば、会話文つきの単語選択問題を短時間で作ることができます。
さらに、解答だけでなく、誤答理由まで出せるので、テスト後の解説や復習にも使いやすいです。
AIがたたき台を作り、教師が整える。
この形で使えば、単語選択問題づくりの負担をかなり減らせます。
この記事が、定期テスト作成に追われている先生の助けになればうれしいです。
必要な先生に届いてほしいので、よければ「いいね」「フォロー」「共有」をお願いします。
↓単語記述式問題プロンプト↓
↓プロンプトだけでなく、アプリも↓
#英語教育
#中学校英語
#定期テスト
#テスト作成
#生成AI
#ChatGPT
#プロンプト
#授業準備
#教員
#教材研究
いいなと思ったら応援しよう!
「全て自分で動かす」英語学習の仕組みを本気で作っています。授業だけでは埋まらない“積み上がらなさ”を変える挑戦です。面白い、応援したいと思っていただけたら嬉しいです。いただいた支援はアプリ開発・教材改善に大切に使わせていただきます。