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体から整えるメンタルヘルス~「とりあえずまずリラックス」で大丈夫?~

※この記事は、⇩の記事の続きになっています。

よろしければ先にこの記事をご覧ください。

(本記事は、予防や生活習慣の改善に主眼を置いています。研究によって根拠が示されているものをまとめておりますが、疾患の治療とは異なりますのでご了承ください。)


前回の記事では、
自律神経の働き方を知り、それを測定することでメンタルの状態を可視化できる
という話をしました。

今回は、自律神経をどのように整えていくか?
という話をしていきたいと思います。

それでは早速見ていきましょう!





🔵「リラックスしよう」が効かない理由|整える順番、間違っていませんか?

▷ アロマを焚いても、ヨガをしても、マッサージを受けても…。

「リラックスしようとしても全然整わない」と感じたこと、あると思います。

実は、整えるには“順番”が大事なんです。

自律神経は、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)のバランスによって働いています。
ですが、交感神経が過剰に優位な状態では、副交感神経をいくら刺激しても“ブレーキがかからない”のです。

この章では、「整えるための正しい順番」と、それぞれに必要なケア方法についてご紹介します。


✅ ステップ1「交感神経の過活動を抑える」ことから始めよう

ストレスがかかると、私たちの体は「緊急モード」に入ります。
これが交感神経の役割であり、一時的には必要な反応です。

でも、そのモードがずっと続いてしまうと、

  • 睡眠の質が下がる

  • イライラや焦りが止まらない

  • 消化や免疫が落ちる

  • 前頭葉の働きが鈍くなり、感情のコントロールも難しくなる

つまり、“リラックスできない身体状態”が出来上がってしまうのです。


✅ まずは受ける刺激を減らそう

交感神経の過活動を止めるには、五感を通じた刺激の量を減らすことが有効です(「フィルタリング」と呼ばれていることもあります)。

例えば、

視覚:暗闇の中で過ごす
聴覚:無音の空間で過ごす
触覚:できるだけ分厚い布団などを使わない、触れている感覚を強く感じる服を着ない
嗅覚:できるだけ無臭の部屋で過ごす
味覚:刺激が強く、舌に残るような味のものを食べない

といった形で、できるだけ五感への刺激を減らします。
特に視覚は外部からの情報の7-8割を取り入れているので、視覚を遮断することだけでも随分刺激は減ると考えられます。

いきなりリラックス時間をとって副交感神経を活性化しようとする前に、この「抑える」ステップを意識して行っていきましょう!


▷ストレスの原因を特定する

刺激を減らしていくことも大事なのですが、

そもそも自分が今抱えているストレスが何なのか?

これを明らかにすることで、そもそものストレス源を減らすことができるかもしれません。

ストレスは一つのことが重くのしかかっている場合もあれば、複数のことが重なって問題になっていることもあります。

それら一つ一つを特定し、分解して対処していくことで、大きなストレスを小さくすることができるかもしれません。

「悩む」から、「考える」に思考をシフトできると、前頭葉も働きやすくなり、副交感神経を働かせる役に立つはずです。


✅ ステップ2「副交感神経を活性化」するために行うべき生活習慣

交感神経の緊張が落ち着いたら、次は“回復モード”に入る準備をしましょう。

副交感神経を活性化するには、“安全・安心・快”を感じられることがポイントです。

しかし、リラックスタイムがなかなか取れない、という人には、以下の方法をお薦めします!

・軽い有酸素運動(ウォーキング、ゆったりしたヨガなど)
・呼吸法(4秒吸って、8秒吐く)
・うがい
・冷水浴(洗顔などから始めて、シャワーなどへと負荷を上げる)
・日光浴(特に朝)
・咀嚼
・歌う(鼻歌もOK)

・マッサージ(特に耳マッサージは迷走神経を刺激)

普段の生活でちょっと意識するだけでできそうなものもありますよね!


✅ 整えるためには、“順番”がカギ

普段働いていて疲れたときや不安なときに「リラックスしよう」と考えます。
でも実は、「頑張っている神経のスイッチを切る」ことから始めなければ、回復にはつながらないんです。

「リラックスするための準備」
これを意識して取り組んでいただけるといいですね!


📍次回は、職場における「自律神経の乱れ」について。人事やマネジャーが知っておきたい“見えない不調”への気づき方をお届けします。

次の記事は⬇️こちらから。

それではまた。

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