大川橋蔵主演・銭形平次 第103話「平次一番纏」(1968)
原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:浅井昭三郎
監督:田坂勝彦
あらすじ
殺人の疑いをかけられたのは、お静の育ての父と言える火消しの頭領の息子・己之助だった。
万七も今回ばかりは平次に義理をたて事件を譲ってくれる。
己之助の無実を信じる者、疑いを挟む者、様々な関係者の下を歩く平次。
事件の陰には男女関係と武士の驕りが潜んでいた。
紹介と感想
平次の火消し姿が見られるレア衣装回である本作は、平次や万七のカッコよさが良く表れた回でした。
火消しの頭領役には月形龍之介。
出番は少ないながら、息子といえど人の道に外れたのなら裁きの手に渡すことも辞さない正義感と、いまだお静を想う心をさすがの貫禄で表現していました。
事件に心を痛めるお静に対して「お前の亭主は銭形平次だぞ」と言い切る平次の姿は、さすがのカッコ良さでした。
最後には万七に手柄を譲る男気も素晴らしい。
今回の万七は、平次に事件を譲り、己之助を一時解き放して火事の現場へ向かうことを許したり、平次に負けず劣らずのカッコよさだったと思います。
しかし、お弓ちゃんから「嫌いだわ」と言われてしまうのは、普段の行い故でしょうか。
事件の黒幕は特に隠れていないため、人々の感情の機微を感じながら、平次や万七達の人間性を楽しむ一編でした。
※投稿日現在、銭形平次放送開始60周年記念として、東映時代劇YouTubeで第70話、本作、第113話、第114話、第166話、第177話、第202話が再配信されています※
アマプラの東映オンデマンドでも観れます。
キャスト
ゲスト
鉄五郎/月形龍之介
川合幸助/江並隆
己之助/江田嶋隆
お芳/新城みち子
お滝/小柳圭子
大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
銭形平次/大川橋蔵
八五郎/林家珍平
お静/八千草薫
万七/遠藤辰雄
清吉/池信一
お弓/鈴村由美
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