アマプラ『マイティ・ナイン』をTRPG側から解説してみた Season1 #3(第6~8話)
本記事は「アマプラ『マイティ・ナイン』をTRPG側から解説してみた Season1 #2」の続きです。
「#1」では『マイティ・ナイン』の原作となるTRPGセッション配信『Critical Role』や、主要キャラクター、前提知識などについても紹介しているため、まだ読んでいない方は#1から順を追って読むことをお勧めします。
2026/03/02:トラベラーの姿について囲み記事を追記
主要設定
ザダーシュ
一行の次の目的地はレクセントラムの都から南、ザダーシュ/Zadash。三本の塔が特徴的なドウェンダリア帝国領の街です。
本編からちょうど290年前に帝国によって征服され、現在ではコバルト・ソウルの支部を擁し、帝国のケルベロス評議会が運営する高級自動馬車が走っています。
原作との対応とレベル進行
アニメ版では原作第5回~7回に相当する内容がまるごと第4話に置き換えられましたが、第8回でのザダーシュ到着と第5~7回の鉱山探索の順番が入れ替わり、モンスターの追跡から宝の発見に理由が変わっています。
第8話までのルクソン・ビーコンを入手する流れは一部展開の変更(街の探索やビーコンのあった研究所の探索が収穫祭イベントと統合され、潜入になるなど)を含んだうえで、第8回を終えた時点で12~18回周辺に相当する内容と言えます。
この過程で、13回でレベル4、18回でレベル5の大台に上がっています。
キャラクター紹介
モリーのサブクラス(追加)
シーズン1最終回でも目立った言及がなかったため問題ないと判断し紹介します。
サブクラス:屠霊の結社(Order of the Ghostslayer)
ブラッド・ハンターのサブクラスは「結社」―ブラッド・ハンターたちの組織であり、それぞれが血魔術の専門を表す流派のようなものでもあります。
モリーは「屠霊の結社/Order of the Ghostslayer」に属するブラッド・ハンターで、不死者に強く、”深紅の秘蹟”を扱いやすくする能力を持っています。
翻訳したデータの公開ですが、ブラッド・ハンターのデータにはサブクラスが4つ含まれており、翻訳に時間がかかっています。完了次第、後日公開致しますので今しばらくお待ちください。
(公開された際にはここにリンクが載ります)
ヤシャ
Player & EN Voice: Ashley Johnson / JP Voice: 田中爽多
本名:ヤシャ・ナイドゥーリン/Yasha Nydoorin
孤児製造機と恐れられた女戦士。
原作のセッションでは第1回(第3話に相当する時点)から既に合流していましたが、合流が遅れたのは展開の都合やキャンペーン初期に欠席が多かったなどの理由でしょうか。
種族:アアシマール
彼女は「アアシマール」の種族にあたります。アアシマールとは善なる存在を司る「上方次元界」の力を宿す種族です。天使など「善」を司る存在の子孫か、善なる力を後天的に得たかは人それぞれです。
クラス:バーバリアン
クラスは「バーバリアン」。元は「蛮族」の意味ですが、D&Dでは激しい感情と共に戦い、直感で危険を回避する原始的な戦士とされています。特に第5版では「激怒」の能力で攻防共にパワーアップすることができます。しかし、彼女の場合「激怒」というより「悲しみ」に見えますね。
サブクラスに関してはシーズン2以降のネタバレになるかもしれないので念のため伏せておきます。
第6話
呪文:ギアス(ヤシャにかけられた呪い)
己に課せられた使命を思い出し、我に返るヤシャ。首の後ろの印が光っていて、何かの魔法のように思えます。
D&Dにはギアスという呪文があります。相手に呪いをかけ、術者の指示に逆らうような事をすれば精神的なダメージを与えるというもので、そのダメージは一般人(HPの低い者)であれば即死してしまう程です。
通常は30日ですが、強力な術者であればより長時間かける事も可能です。一生経っても消えない呪いともなれば、それは相当強力な存在が関わっているのかもしれません。
アイテム:メッセージ・ストーン
ボーが「メッセージ・ストーン」と呼ぶ物体からは、蝶の幻像が映りました。どうやら暗号のようです。
第1話で紹介したもの(「立体映像のアイテム(メッセージ)」)と同型品のようなので割愛します。
呪文:スクライング(アストリッド)
街の通りにアストリッドの霊体らしきものが現れ、ブレン(ケイレブ)を探していました。
これは『ヴォクス・マキナの伝説』でも何度か登場したスクライングの呪文に見えます。指定した相手の場所で起こっている事を、まるでそこにいるかのように探ることができますが、確実に成功する訳ではありません。しかし、面識があればあるほど確実性が上がっていきます。ケイレブをよく知るアストリッドだからこそ確実に成功させられた訳ですね。
呪文:シールド?(エセク)
イキソンの実験で弾け飛ぶブロックの残骸を魔法の盾で守るエセク。
第5話で紹介した「シールド」の呪文ですが、かけらが飛んでいくのは飛び道具にあたるのでしょうか?
呪文:グリフ・オヴ・ウォーディング&ホールド・パースン(評議会のヴェス)
魔法で呼びつけたイキソンを捕らえる評議会の魔道士。魔道士は「拘束の輪」(吹き替え)と呼んでいました。
第5話の回想シーンで紹介した(「呪文:グリフ・オヴ・ウォーディングほか多数(中庭に仕掛けられた罠)」)床の罠と同様に、グリフ・オヴ・ウォーディングにホールド・パースンを仕込んでいたようです。過去に自ら仕掛けた類の罠に捕まるとは皮肉なものですね。
種族:水のジェナシ(「ジェントルマン」)
「ジェントルマン」の顔には常に汗のようなものが流れており、ノットもこの事をいじっています。しかし、これはれっきとした彼の種族としての特徴です。
ジェナシとは四大元素の精霊に通じる人型種族の一員で、火・水・大気(風)・地それぞれにジェナシがおり、それぞれの元素を操る力を持ちます。特に「ジェントルマン」は水のジェナシ。青や緑の肌をしており、常に肌が湿っているのです。
呪文:アラーム(ケイレブ)
誰かが追ってきたことを探知するため、糸を張って魔法をかけるケイレブ。
これはアラームの呪文のセットアップです。指定した範囲に誰かが来た事に反応するものですが、音を鳴らすか、精神的なメッセージで術者に直接伝わるようにするかを選べます。
クラス:ローグ(ノット)
先行して坑道の罠を確かめに行くノット。
ノットのローグらしい見せ場です。D&Dのローグには基本的には呪文のような派手な技はありませんが、俊敏さと培った技術を活かして探索に大いに役立つ…はずなのですが、相当なヘマをやらかしていますね…。
後で助けに入ったモンクのボーリガード共々「敏捷力」の能力値を主体とするクラスです。
呪文:シー・インヴィジビリティ(ケイレブ)
道を探すため、目に魔法をかけるケイレブ。上へ続く見えない足場が見つかりました。
見えない物を探して見つけたという事なら、シー・インヴィジビリティの呪文でしょうか。魔法で見えなくなった物体や、霊体を発見することができます。
ルール:距離の単位(ケイレブ)
ケイレブはボーに見えない足場の位置を「2メートル先、右に50センチ」と示します。
D&Dのルールではルール上距離の単位をヤードポンド法、特に第5版では距離は主に5フィート単位で管理されています。
しかし、ヨーロッパ圏や日本向けに近年展開された商品では1フィートを1.5メートルと換算する仕様になっています。
妖術:深きものの恩寵(フォード)
剣に「取り込め」「学べ」とうながされるまま、水中に飛び込むフォード。水中で息が止まりそうになってしまいますが、剣が「息をしろ」と命じただけで息ができるようになってしまいます。
これは妖術「深きものの恩寵」の効果と言えるでしょう。これを修得することで、水中でも自由に呼吸できるようになり、自在に移動もできるようになります。
さらに、この妖術の効果で「ウォーター・ブリージング」の呪文を使うこともできます。これで水中呼吸の能力を分け与えることもできるので、仲間たちも安心して一緒に水に飛び込めます。
呪文:テレポート(エセク)
イキソンを追って戦場に現れたエセク。
第1話で紹介したテレポートの呪文でしょうか、行き先を「トレント・イキソン」に指定した結果、少し着地地点がズレて出てきたのでしょう。
世界観:「ブライト・クイーン」(ヴェラート将軍)
「ブライト・クイーンのために」と叫び勝利を称えるクリン王朝のヴェラート将軍。
「ブライト・クイーン/the Bright Queen」は女王レイラス・クリンの称号です。
呪文:ディメンジョン・ドア(エセク)
ヴェラート将軍を連れてテレポートするエセク。
移動距離が先ほどより短く、他人を連れているので「ディメンジョン・ドア」の呪文に見えます。これは最長150m程を移動できる呪文で、自分以外にも生物一体を連れて移動することができます。
第7話
アイテム:アミュレット・オヴ・プルーフ・アゲンスト・ディテクション・アンド・ロケーション(ケイレブ)
長らくケイレブが暗部のスクライングのような手段から逃げおおせていた理由ですが、彼の「アミュレット」がアミュレット・オヴ・プルーフ・アゲンスト・ディテクション・アンド・ロケーションだったからなのかもしれません。内容の説明なのでやたらと長く見えますが、「感知および位置特定妨害のお守り」です。やっぱり長いですね。
これを持っていれば「占術」系統―本シリーズで紹介したものであればロケート・オブジェクト、スクライング、シー・インヴィジビリティ―のような魔法で探知されなくなります。
しかし7話の終盤で呪文で探知されているので、やはり違う物なのでしょうか?
メタ話:一時離脱
ザダーシュで仕事を終えた後、本作では全員解散するような展開になっていますが、TRPGとしては後で合流する事前提に進めないとTRPGとして崩壊してしまいかねません。
同時にこうなって話が崩壊しないようにキャラクターたちが協力する理由をしっかり用意しておくのもTRPGです。
小ネタ:過去作のキャラの本(お店)
18:57辺り、お店の棚に並べられた品に混ざって「Scanlan」と表紙に書かれた本があります。
前作『ヴォクス・マキナの伝説』のバード、スキャンラン・ショートホルトに関連する本のようです。
種族:フィルボルグ(店主プーマット)
「不落の放浪者の店」の店主・プーマットは灰色の肌で、牛のような鼻と耳をしています。
彼の種族は「フィルボルグ」。巨人に通じる人型種族の一つで、一般的には森の奥深くで他人を避けて暮らすとされていますが、エクサンドリアの世界では数多くの種族の一つに過ぎないのでしょう。
牛のようなデザインはCritical Role独自のものでしたが、その後広く受け入れられ、D&D第5版『ヴォーロのモンスター見聞録』で公式に再登場した際にこのデザインになっています。男だと薔薇臭が凄い…
呪文:プレスティディジテイション?(店主プーマット)
汚いケイレブを一瞬で綺麗にしてしまう「不落の放浪者の店」の店主。
これは第4話で紹介したプレスティディジテイションの「30cm以内の小さな物体を綺麗にしたり汚したりする」効果の延長線上でしょう。
服をたたんで30cm以内立方体以内に収めることができるならまだしも、髪、肌を「物体」と呼べるかどうかと言われれば個人的にはNOなのですが…w
呪文:シミュレイクラム(プーマット・プライム)
「不落の放浪者の店」は店主プーマットが作り出した自らの分身たちによって切り盛りされています。
この分身を作り出す手段というのが、原作の情報によればシミュレイクラムの呪文だそうです。雪像に自らの毛や髪とルビーの粉末をかけることで、自らの分身を作り出すことができます。学習能力や成長性こそないのでレベルが上がるということはありませんし、魔力もまあないような物ですが、店番を任せる程度なら十分でしょう。
しかしプーマットさん、このレベルの呪文を使うという事は、かなり強力な魔法使いみたいですね?
呪文:ホールド・パースン?(司祭)
神殿で派手にイタズラをしたノットを魔法で捕まえる司祭。
直接固める呪文というのは思いつかないのですが、何度か紹介したホールド・パースンの表現でしょうか?
この後司祭を転倒させた際に効果が切れましたが、ホールド・パースンも「精神集中」を必要とする呪文です。
呪文:ガイディング・ボルト????(司祭)
続いて像を登るジェスターには光の矢を飛ばします。
これは本当によくわかりません。クレリックの飛び道具というとガイディング・ボルトなのですが、これは光線としての表現のほうが一般的ですし、複数発同時に飛ばないので…。
能力:二重存在(ジェスター)
囮とばかりに新技として自らの分身の幻影を生み出すジェスター。
自ら分離して移動する分身といえば、間違いなく欺きの領域のクレリックの能力「二重存在」です。ルールでは自らと外見上の違いのない分身を生み出し移動させることができ、攻撃を確実に通すための攪乱に使うこともできます。
アニメでは青い半透明になっていましたが、司祭たちには本物と違いなく見えていたのでしょうか?
呪文:シールド・オヴ・フェイス?(司祭)
本物のジェスターがスピリチュアルウェポンを決めようとしたところで司祭は光のバリアでブロックします。
ここまでシールドの呪文を紹介してきましたが、司祭の呪文がクレリック基準ならシールド・オヴ・フェイスという事になります。防御を固めるという意味では同じですが、ルール上は攻撃に反応して使うのではなく、特定の味方(自分も含む)に付与し、効果量は小さいものの持続時間が長いという違いがあります。
呪文:スパイダー・クライム(アストリッド)
ケイレブの使い魔を見つけたアストリッドは、自らの脚に魔法をかけて登ります。
スパイダー・クライムの呪文はこのように壁を登ることを可能にしてくれます。行ける場所が格段に広がるので、暗部の密偵のような仕事にはうってつけの呪文と言えます。
呪文:ロケート・クリーチャー(アストリッド)
使い魔を見失ったとみると、次は聴覚を拡張するような描写でケイレブの足取りを追います。
ただ生物の場所を追うのであればロケート・クリーチャーです。近くで見たことのある特定の生物の個体(人型種族含む)と、その移動方向を、周囲300m以内であれば感知できますが、幅3m以上の流水に遮られ、物理的に変身している場合も追跡できません。
呪文:グリフ・オヴ・ウォーディング?スネア?(エドウルフ)
エドウルフが逃げるケイレブを先回りして魔法の罠を仕掛けて捕らえました。
グリフ・オヴ・ウォーディングにも見える一方で、相手を捕らえるだけの見えない罠を仕掛ける呪文としてはスネアの呪文もありますが、スネアはロープを使用した上で相手を宙釣りにするというもので、いまいち一致しません。
第8話
モンスター:アニメイテッド・オブジェクト(屋敷)
一行が招待状を手に入れるために忍び込んだ屋敷で、ノットがうっかりスイッチを踏んでしまい、ひとりでに動く垂れ幕に巻き取られてしまいます。
D&Dの基本のルールにも、魔法で動く鎧や剣、敷物といったアニメイテッド・オブジェクトのクリーチャーが存在しています。特にノットが捕まった敷物に近いもので言えばラグ・オヴ・スマザリングがあり、敷物かと思えば突然動き始めて締め付けられてしまいます。
中の酒がなくならない魔法(ノット)
「不落の放浪者」でノットが店主に求めた「(水筒の)中の酒がなくならない魔法」。
お店にもありましたが、D&Dでも類似の性質を持つアイテムが2つ見当たります。
アルケミー・ジャグはビールやワインなどの酒以外にも、油、毒、水など、一日に各種類を1回ずつ出すことができます。
デカンター・オヴ・エンドレス・ウォーターは水限定ですが、小川のような少量から押し流すような激流まで、量と速度を調節することができます。
ノットが手に入れたのもこういった類の魔法の品なのでしょう。
アイテム:バッグ・オヴ・ホールディング(商品)
ボーが手に取ったのは槍一本が収まってしまう不思議な背負いカバン。
D&Dを代表するアイテムの一つバッグ・オヴ・ホールディングです。一見してお手頃なサイズでも、中は一辺約20メートルの立方体の異次元空間に繋がっており、200kg以上の物体を運ぶことができるのに、重量の心配も要らない優れ物です。多数の装備や戦利品を運びたい冒険者達なら喉から手が出る程欲しい一品ですね。
世界観:4匹の竜(衛兵)
衛兵が冗談のように「4匹の竜」「クロマティック・コンボ」などといった話をしていましたが、前作『ヴォクス・マキナの伝説』シーズン2の冒頭で4匹のドラゴンの集会「クロマ・コンクラーベ」が街を襲撃した事の話をしているのでしょうか?
アイテム:センディング・ストーンズ(ケイレブ)
石を通じてケイレブの言葉がアストリッドやイキソンにテレパシーのように伝わってきます。
アイテムからテレパシーを受け取っているようなので、センディング・ストーンズのようなアイテムなのでしょうか。
これは1日1回、お互いに持っているメッセージという呪文を使えるというもので、どれだけ離れていても、どんな次元にいても、対応する一対の石を持っている相手に一度だけ短いメッセージ(日本語で75文字、おそらく漢字不可)の音声を送り、相手も同じだけの長さのメッセージで返信することができるというものです。
もしくは草に使ったメッセージのようなものを石を媒介として使った可能性もありますが…。
呪文:テレキネシス(イキソン)
イキソンを追うケイレブですが、イキソンの魔法でその場で動けなくなってしまいます。
これはまたホールド・パースンの呪文かと思いましたが、さらにケイレブを浮遊させて動かしているのでテレキネシスの呪文のようです。
呪文:ディメンジョン・ドア(トラベラー)
壁に目的の場所までの空間の穴を開けて連れて行ってくれるトラベラー。
神と呼ばれる存在だからと言われればそこまでですが、第7話でエセクが使ったディメンジョン・ドアの描写と考えることもできます。
【トラベラーの姿について】
トラベラー自体はこの世界観特有の存在と第2話で紹介しましたが、そういえば、この姿、見覚えがあるような…?
見覚えのある方は『ヴォクス・マキナの伝説』シーズン2第8話、24:00辺りを見返してみてください。
呪文:シールド(イキソン)
後ろから飛んでくる花火を咄嗟に魔法の盾で防御するイキソン。
過去にも紹介したシールドの呪文ですね。
呪文:テレキネシス(ヴェス)
モリーの存在に気づいて、魔法で壁に押し付ける評議会の魔術師。
これもテレキネシスの呪文のようです。
呪文:アーケイン・ロック?(エドウルフ)
エドウルフが部屋を出た後、魔法で扉に鍵をかけたと思わしき描写。
第1話で紹介したアーケイン・ロックに見えます。
アイテム:罠発見のポーション(ノット)
ノットが忍び込んだ部屋でポーションを投げつけると、エドウルフが仕掛けた魔法の罠が明らかになりました。
ファインド・トラップスかディテクト・マジックのような効果を持っていたのでしょうか?
ファインド・トラップスは罠の在り処を、ディテクト・マジックは魔法のかかった物の場所を、どちらも本人だけが知ることができる呪文ですが、これは可視化してくれるアイテムのようです。
呪文:ディスペル・マジック(ケイレブ)
そしてその罠を解除するケイレブ。
ディスペル・マジックの呪文であれば、このような仕掛けられた魔法の罠や、テレキネシスのような効果などを解除することができます。
呪文:フライ(イキソン)
突如飛来したクリンの兵士たちを空中で迎え撃つイキソン。
以前紹介したフライの呪文を使っているのでしょう。
呪文:フェザー・フォール(ケイレブ)
塔を飛び降り、モミジの葉で魔法を使い軟着陸するケイレブとノット。
第1話で暗部たちが見せたフェザー・フォールと全く同じです。
呪文:ライトニング・ボルト???(イキソン)
引き続きクリンの兵士たちに攻撃するイキソン。
竜の頭のようなうねる電撃と言われるとイマイチピンと来ません。直線でもないのでライトニング・ボルトでもなさそうですし…
呪文:ポリモーフ(イキソン)
エドウルフを巨大なカラスに変身させ、アストリッドの移動役にするイキソン。
他者を動物に変身させるのはポリモーフ呪文です。変身する本人の強さ次第で、変身できる相手に制限はかかりますが、人間1人が乗れる大きさの鳥に変身させる程度ならよほど弱い相手でなければできます。
なお、フライと同じ精神集中を要する呪文なので、ルール通りであればイキソンが落ちていたことでしょう。
呪文:ブラックホールのようなもの(クリンの兵士)
イキソンの背後に闇の球体を出現させ、重力を発生させるクリンの兵士。
このような呪文は基本のD&Dのルールにはなく、これもデュナマンシーの一側面なのでしょう。
この後のクリンの兵士が使用する魔法も特徴がはっきりせず、オリジナル要素が強いため割愛します。
呪文:ディスペル・マジック(イキソン)
その重力球を鎮めてしまうイキソン。
これも先述のディスペル・マジックと言えます。なお、格上の呪文相手にはダイスによる判定に成功する必要があります。
呪文:魔法の帯?(イキソン)
イキソンが飛んで逃げようとするクリンの兵士を魔法で生み出した帯で捕まえて部屋に放り投げます。
これもホールド・パースンのようには見えますが、一方で地上に引きずりおろすという意味ではアースバインドにも見え…しかし投げるという動作もあるのでテレキネシス…?よくわかりません。
呪文:マクシミリアンズ・アースン・グラスプ(イキソン)
イキソンはその兵士を今度は石の手で握りつぶします。
以前紹介したマクシミリアンズ・アースン・グラスプの、よりルールでの表現に近い形と言えます。
呪文:ダークネス(クリンの兵士)
一行と鉢合わせになってしまったクリンの機動部隊が、魔法で暗闇を作り出し襲い掛かります。
これはD&Dの基本ルールの範疇にも存在するダークネスの呪文と言えます。単純に相手の視界を奪えるのは強力ですが、しかも、この暗闇の中では松明のような普通の光や、弱い魔法の光はかき消されてしまいます。
ハウスルール:剣の契約に関して(フォード)
剣に促されるまま宝珠を取り込むフォード。
本来ウォーロックの「剣の契約」は任意の武器を召喚する代わりに、特定の魔法の武器1つを自在に出し入れできるようにすることもできます。しかし、特定の武器との契約という物語を重視して、元のセッションではDMが既存の魔法の武器の特性をいつもの剣に取り込ませることができるというハウスルールにしていました。
宝珠を「取り込んで」パワーアップするのはこれが由来でしょうか。
呪文:ヴァンピリック・タッチ(フォード)
さらなるパワーアップを遂げたフォードは、機動隊員の首を掴み、生命力を奪っていきます。
ヴァンピリック・タッチはウォーロックが使用できる呪文の一つで、触れた相手から生命力を吸い取り、近接攻撃とHPの回復を兼ねることができます。
なお、原作ではフォードは使用していないようです。
あとがき
シーズン1は終わりましたが、まだまだ第1章の終わりといったところ。ルクソン・ビーコンをめぐる戦いはまだまだ続きます。
そういえば12月14日からアマゾンプライムビデオで公式の映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』が見放題に追加されましたね(執筆当時の情報、最新の情報は当該ページをご確認ください)。
公開当時は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などの陰に隠れていた感がありましたが、見放題に追加された今、まだご覧になられていないという方は是非。マイティ・ナインと違ってNSFW要素の心配はありません。
二週目というあなたは是非私の解説記事もご覧になってください。
さて、マイティ・ナインは既にシーズン2の制作も開始しているとの事で、これからも長く続いていくことでしょう。
それではまた、シーズン2か別の作品でお会いしましょう。その時が来るまでに、あなたはどこで冒険しているのでしょうか。

