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残高920円なのに「1000円」と入力した娘。買い物支援アプリを実際に使って分かったこと【開発日記③】

こんにちは、ぱぱおです。

ぱぱおさんが、算数が壊滅的にできない娘氏のためにスマホアプリを開発する話の第3話です。

友人の一言がきっかけでできたサンプル。
そのサンプルをベースに微調整をして生まれたプロトタイプのアプリ。

第1話、第2話は以下のリンクからご確認ください。

▼第1話

▼第2話

今回の第3話は、その娘のスマホに入れたアプリを使って、娘がお金をどう使うかを決められるか?をテーマに検証してみます!


休日、海に行きたいと仰せの娘氏を連れて、またまたやってきましたぱぱお家御用達の公園、「葛西臨海公園」。

午前中たっぷり海で潮干狩りしたり、満ちていく海でちゃぷちゃぷ遊び、ビーチでお弁当を食べ、着替えた後「ディズニーリゾートラインに乗りたい」と仰せの娘氏。

じゃあ一駅移動しましょうか、と駅に向かいます。

そこで取り出しまするはぱぱおさん作アプリ「かえるかな?」

そして現金1000円

この1000円を使って、何を買うか、いくらまで使うのか、ということを実際に自分で考えながらやってもらおうと思います。

電車に乗るためにも、まずは切符を買いましょう。

切符を買う
買った切符の値段を登録する娘氏

ほんとは買う前に買えるかな?を試すアプリだけど、まぁ使用履歴も残せる機能があるわけなので、切符購入後に80円を登録する。


舞浜に移動して、リゾートラインじゃなくてディズニーストアに移動する娘氏。

おいおいと思いつつもいい機会。

自分が欲しいものがあったら手持ちの残金で買えるかどうか考えてごらん。
わからなかったらアプリに入力して確認してごらん、と。

現在切符を買ったので残金920円。
そこでいろいろなものを手に取り確認する娘氏。

残金920円で、1000円のアイテムが買えるか確認する娘氏

「なんで買えないの!」

娘は不満そうにこちらを見ました。

僕は「920円しかないから無理」と答えそうになりました。
・・・が、それを僕が言ったら、いつもと同じです。

「アプリには何て書いてある?」

娘は画面を見ました。

「……お金が足りないって」

1000円の商品と、手元の920円。

どちらが大きいかを頭の中だけで比べるのは難しくても、画面に“買えない”と出れば理解できる。

娘はがっくり肩を落としました。
でも、買えないこと自体は納得したようでした。

お金が足りないと買えないことくらいはわかるようです。

親がただ「それはダメだね」「それは無理よ」といちいち言うより、自分で確認した結果でも無理だ、とわかることは大事なのかもしれないですね。


1000円は買えなかった。
だから全部諦める、ではありません。

残金920円で500円の商品なら買える。
買った後も420円残る。

残金920円から500円のものが買えるとわかり、買うことを決める娘氏

娘は画面を見て、その商品を買うと決めました。

親に選んでもらったのではない。
「それにしなさい」と誘導されたのでもない。

自分の持っているお金を確認して、買えるものを選び、自分で決めた。

これが、このアプリで最初に生まれた娘の“できた!”でした。


なお、ここで娘は、グミと合わせて、目に入った小さいエコバッグ的なもの(66円)を買いたくなりました。

「これどうやって入れたらいいの?」

そこでハッと気づいた。

そうか、子供が買えるかどうかを確認するためのアプリだから、「これを買えるかな?」ができるといいなって思ってたけど、そうか、このアプリを使う時点で頭の中で複数のアイテムの金額を合算してざっくり暗算できる子じゃないよね!

…と気づく。

もしかしたらスーパーでアメとチョコレートを買いたいって思うかもしれないし、ブラックサンダーを3つ買うかもしれない。

そうなると、入力欄は1つだけじゃなく複数あったほうがいいな。
でも子供が大量に買うのもなんか想定しなくていいのかなって思うのでMAX3つくらいにしておく?

そんな気付きも得ることができました。


そして家に帰って、夜、娘が寝た後早速アップデート!

入力欄を3つまで拡張できるようにして、入力されたものの合算と残金を照らして、購入の可否判断するようにしました。

例えば、娘が買った500円のグミと、66円のバッグで・・・

最大3つまで入力欄を追加できるよ

もし全部は買えないなら、どれかを消す。
消したら買える。

そうやって、自分で優先順位を決められる形にしました。


作った時点では、自分なりに考え抜いたつもりでした。

でも、実際の娘は、僕の想定どおりには使いません。

買う前に使うはずが、買った後に入力する。
残金920円なのに、1000円と入れる。
一つ買うつもりが、レジに並んでから別の商品も欲しくなる。

でも、それでよかった。

作って終わりじゃない。
娘が使うたびに、足りないものが見えてくる。

このアプリの最初のユーザーは娘。
そして、最初の先生も娘でした。


この記事が、みんなの“できた!”につながれば幸いです。

「かえるかな?」は、まだ完成していません。

娘と一緒に使いながら、これからも少しずつ育てていきます。

もしAndroidユーザーで「うちの子にも使わせてみたい」と思った方がいたら、コメントで教えてください!

今後、テスト版の配布方法も考えてみたいと思っています。

明日もまた、いい一日になりますように。


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