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龍門辺境将軍の茶席で、和文化の原点を思い出した

はじめに

茶筅通しを見て、記憶が蘇った

最近『日本三國』のアニメを見ていた。

戦乱の空気や人物同士の緊張感も好きなのだけれど、8話に出てきた龍門辺境将軍の茶席のシーンが妙に印象に残った。

将軍がお点前をしていた場所は、橋の上

しかも目の前には敵軍の大軍勢
さらに敵軍の大将には、こちらへ矢を向けられている。

普通なら落ち着いてお茶どころではない。

「なんでこんな状況で茶を点ててるんだ……?」

と思いながら見ていたのだが、その中でふと、将軍の手元を見て思った。

「あっ、これやったな」

茶筅通し。

完全に忘れていた高校時代の記憶が、急に戻ってきた。

そういえば私、茶道部だった。


1.元水泳部、茶道部に入る

水泳部がきつすぎて辞めた

高校に入った当初、私は水泳部だった。

けれど、きつかった。

元々泳ぐのは嫌いではなかったのだけれど、部活となると話は別である。
体力的にも精神的にも、なかなかハードだった。

そんな時、入試で仲良くなった友達に誘われた。

茶道部入らない?

正直、その頃の私は今みたいに和文化好きだったわけではない。

着物に詳しいわけでもないし、茶道への強い憧れもなかった

でも、水泳部の空気に疲れていた私は、「まあ、いいか」という感じで茶道部に入った。

今思うと、人生って案外そんなものだ。

2.茶道部、意外と体力勝負だった

足が痺れて立てない

ところが、入ってみて思った。

茶道、普通にしんどい。

まず正座である。

これが地味にきつい。

お点前は長いし、覚えることは多いし、手順は複雑だし、「静かな文化」という顔をしてかなり体力を使う。

今では手順なんてほとんど忘れてしまった。
でも、アニメで龍門将軍の茶筅通しを見て思い出した。

ああ、そういえばやったな……」と。

特に忘れられないのが、友達がお点前をしてくれた時のことだ。

私も足が痺れていたのだが、お点前をしていた友達も限界だったらしい。

終わったあと立ち上がろうとして、そのまま足を挫いていた。

「茶道って、意外と体力勝負な部活なのでは?」

高校生だった私は、わりと本気でそう思った。

3.静かなのに、強い文化だった

敵軍を前にしても乱れない

だからこそ、『日本三國』の茶席シーンが妙に印象に残ったのかもしれない。

橋の上。
目の前には敵軍。
しかも敵の大将には矢を向けられている。

そんな極限みたいな状況なのに、龍門辺境将軍は淡々とお点前を続けていた

最初は「いや怖すぎるだろ」と思った。

でも見ているうちに、あれは単なる“お茶の時間”ではなく、心を据えるためのものだったのかもしれない、と思った。

茶道というと、「静か」「上品」「おしとやか」みたいな印象が強い。

けれど本当は、もっと芯の強い文化なのかもしれない。

周囲がどれだけ騒がしくても、自分の手元と心を乱さない

そういう精神性を、あのシーンから少し垣間見た気がした。

4.和文化の原点を思い出した

今の私に繋がっていたもの

今の私は、着物が好きだ。

木綿着物を着たり、和柄を見たり、布を触ったり、そんな時間が好きになった。

でも、高校時代の私はそこまで和文化に詳しかったわけではない。

むしろ「友達がいるから」という理由で茶道部に入った側だった。

それでも今振り返ると、あの頃に触れていた空気感は、ちゃんと今の自分に繋がっていたのだと思う。

正座で足が痺れて立てなくなったことも、茶筅通しをしていたことも、全部すっかり忘れていた。

けれど『日本三國』の茶席を見て、一気に思い出した。

ああ、多分あの頃から私は、和の文化の空気みたいなものが好きだったのだ。

そんなことを思った。



最後まで読んでくれてありがとう。

『日本三國』の茶席シーンから、まさか高校時代の茶道部を思い出すとは思わなかった。

他にも、着物や和文化、アニメから思い出したことや、のんびり和装して暮らす中で考えたことを色々書いているので、よかったらそちらも読んでもらえたら嬉しい。


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