【学校では教わらない#21】疲れているのに、気づけない日がある
こんにちは。ピアノ講師・メンタルコーチの One Heart です。
隔週日曜日にお届けしている“生きスキ”マガジン。
「学校では教わらない、生きるスキル。」
今日は21回めです。
なんとなくだるい日が続いている。
ちゃんと寝ているはずなのに、なんだかすっきりしない・・・。
そんなとき、とりあえず栄養ドリンクを飲んで、その場を乗り切る。
「ちょっと疲れてるだけだから」と、自分に言い聞かせながら。
そして、気づいたときには、思っていた以上に消耗している。
そんな日、ありませんか?
それは、気合いが足りないからでも、自己管理ができていないからでもなく、ずっと無意識に繰り返してきた、自分のパターンなのかもしれません。
✧✧✧
疲れは、いつも「疲れた」とは言ってこない
疲れているとき、わたしたちは必ずしも「疲れた」と感じるわけではありません。
なんとなく集中できなかったり、
やる気が出なかったり、
イライラしやすくなったり、
気づけばスマホを見続けてしまったり。
そういう形で、静かにサインが出ていることもあります。
でも、そのサインを「疲れ」として受け取らないまま、
ただ「調子が悪いな」「今日はうまくいかないな」と解釈してしまうことも多い。
本当は少し休んだほうがいいタイミングなのに、
そのまま予定をこなして、役割を果たして、
気づけば一日が終わっている。
疲れに鈍いのではなく、疲れを感じる前に、やるべきことや思考で上書きしてしまう。
そんなことが、わたしたちにはよく起きています。
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「まだいける」で、無理していることに気づけなくなる
「まだ大丈夫」
「これくらい普通」
「今休むほどじゃない」
そんな言葉が、ふと頭によぎるときがあります。
その言葉に従うように、もう少しだけがんばってみる。
あとひとつ終わらせてから休もうと思う。
その積み重ねで、わたしたちは少しずつ、自分の感覚を後回しにしていくんですよね。
それは意志が強いからというよりも、長いあいだ身につけてきた「がんばりグセ」なのかもしれません。
本当は少し疲れているときでも、
止まるより先に、なんとかやりきろうとしてしまう。
そうしているうちに、「どこまでが大丈夫で、どこからが無理なのか」が、だんだんわからなくなっていきます。
限界までやって、やっと止まる。
そんな流れが当たり前になっていく。
それは、一見するとまじめで責任感があるように見えるかもしれません。
でも、限界で止まる生き方は、一見まじめに見えて、自分を見失いやすい生き方でもあります。
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休み方を知らないまま、大人になった人は少なくない
よく考えてみると、わたしたちは「休み方」をあまり教わってきませんでした。
ちゃんとすること。
迷惑をかけないこと。
最後までやりきること。
そういうことは、たくさん教わってきたのに、
「疲れたらどうするか」「どのタイミングで止まるか」は、
あまり言葉にされてこなかったように思います。
だから、疲れても動き続けることのほうが自然で、
止まることのほうに、どこか不安を感じてしまう。
休むことより、動いていることの方が正しいように思えたり、
止まることが、どこかダメなことのように刷り込まれていたりしますよね。
「ここで休んでいいのかな」
「まだやれるんじゃないか」
そんなふうに、自分に問いかけてしまう。
休めない人は、怠けているわけではなくて、
むしろずっと、無理の仕方を覚えてきた人なのかもしれません。
そのやり方でここまでやってきたからこそ、
急に変えるのが難しいのも、よくあることです。
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休むことは、自分を見失わないための技術
休むというと、「何もしないこと」や「さぼること」のように感じる人も多いですよね。
でも本当は、そうではなくて、
自分の状態を取り戻すための時間でもあるんです。
ほんの少し立ち止まって、
「今日はちょっと疲れてるな」と気づいてあげること。
無理に進めるのではなく、少しだけペースをゆるめてみること。
それは、遅れることでも、負けることでもなくて、
『自分を雑に扱わないための選択』です。
むしろ、早めに整えることができるほうが、長く続いていくことにつながりるんですよね。
がんばることと同じくらい、戻ることや、ゆるめることも大切です。
そして、がんばってきた人ほど、これからは戻ることやゆるめることも、少しがんばってみてもいいのだと思います。
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疲れに気づく力も、生きるスキルのひとつ
学校では、「がんばること」はたくさん教わります。
でも、「どこで止まるか」や「どう整えるか」は、
あまり教わらないまま、大人になっていきます。
だからこそ、気づかないうちに無理を重ねてしまうこともあるんですよね。
本当に必要なのは、限界になってから止まることではなく、
小さな違和感に気づいて、早めに戻ること。
「今日はここまででいい」
「ちょっと休もうかな」
そんなふうに、自分に声をかけてあげること。
がんばる力だけではなく、
緩める力、戻る力、気づく力。
早めに気づいて戻る力も、立派な生きるスキルです。
疲れているのに気づけない日があったとしても、
それは責めるものではなくて、ただのサイン。
「わたし、少しがんばりすぎてたかもしれないな」
そうやって気づけたときから、少しずつ、やさしい整え方に変えていけたらいいのだと思います。
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