【2022年最新版】最終的に、DTM初心者はどのオーディオインターフェースを買えばいいのか...
アノニマスDTM編集部でございます。
今年からDTMを始めるあなたに、おすすめのオーディオインターフェース(以下AI/F)をご紹介します。
実際に筆者が試して良いと思ったAI/Fを厳選しました。
↑去年の記事も参考にどうぞ。
※紹介製品の最新情報はメーカーサイトをご参照ください。
Universal Audio(以下UA) - Volt76シリーズ

ギタリストやボーカルなど、ミュージシャン向けのAI/Fです。
Volt276の場合、アナログの入出力は2IN/2OUT、ヘッドホンアンプのエントリー仕様ですが、1176コンプとビンテージプリアンプのモデリング機構を備えています。
1176はFET回路を用いたUrei(現UA)のLimiting Amplifier(通称Blueface)がオリジナルとなります。
特徴としてはアタックとリリースの感度が高く、瞬時のピークも迅速に対処してくれる優れものです。
1176は製造時期によってサウンドニュアンスも異なります。
現行の復刻で最もオリジナルに近いサウンドはUreiから続くUAの1176LNでしょうか。オリジナルに加え数々の復刻版を試したことがある人にしか真の意味での良さは分からないでしょう。
試した感想ですが、ギターにしてもマイクにしてもピークの抑え込みは鋭いです。インストやラインですと味付けは少なめに感じますが、マイクはふっくらとしたサウンドになります。
Voltのビンテージプリアンプは、UA創設者のパットナム氏が設計した610チューブコンソールのプリアンプ部をモデリングしています。
正直、ラインでは大した効果は出ませんでした。ギターでもがっつり変化した実感が持てなかったので、通常はマイクで使用するのがベターかな〜と思いました。
UAを代表するApolloTwinシリーズの廉価版ではなく、ハイスペックなエントリーモデルとでも言うべきでしょうか。音質はそれとなく中低域が強めな印象を受けますが、あくまで標準レベルの良い音です。
下位グレードのVolt1、Volt2には76は搭載されていませんが、それ以外のスペックに関しては大差ありません。
同時録音をしない人は、1INのVolt176で十分です。
M-Audio - AIRシリーズ

※inMusicブランドの公式サイトで確認しましたが、Appleシリコンは検証中。MacOS/Monterey、Windows11においても動作保証の記載はなく、アップグレード非推奨のアナウンスがあります。
M-Boxでお馴染みのM-Audioですが、AIRシリーズはダークホースとして密かな人気を集めています。オールブラックのクールなデザインに、クリアな録音を可能にしたCrystalプリアンプを搭載しています。
最大の魅力はコスパです。AIR192|4よりも、コンボジャック2基、MIDI端子も搭載したAIR192|6の方がお買い得です。
製品名にもある通り、192kHzまで対応しているので、ハイレゾ録音・再生も可能です。
本体のボリュームエンコーダーは一際大きく、レコーディングにはもちろんリスニング用途にも向いています。見た目はAI/Fというより、モニターコントローラーですね。
同シリーズで、AIR|Hubがあります。本機は96kHzまでのサポートですが、「オーディオ録音はしないけど、音質は良くしたい」という人にはおすすめのDACです。

「HUB」と商品名にある通り、最大3ポートまでUSBデバイスを接続可能です。MIDIキーボード、USBメモリ等を繋げられます。

ただし、USBハブの使用には電源アダプタの給電が必須となります。
音質は最高品質…とまでは行きませんが、想像していたよりも上品な感じで好印象です。
AIRシリーズにはType-C→Type-A、Type-C→Type-Cの両USBケーブルが付属しています。初めてAI/F買う人には嬉しい利点ですね。

AIRシリーズの付属ソフトであるProTools|Firstは、サービスが終了しています。製品パッケージに記載はないようなので、この点は注意が必要です。
しかし、AbletonLiveLiteは変わらず付属しているので、DAWを持っていない人でもすぐに楽曲制作を行えます。
NATIVE INSTRUMENTS(以下NI) - KOMPLETE AUDIO 6 MK2



ソフト音源やMIDIキーボードの方では有名なNIですが、AI/Fも出しています。

音質は低音域〜中音域が厚い? 全体的にもっさりとした印象を受けました。DACは少々癖有りですが、この価格帯では数少ないSPDIFを搭載しています。劣化のないデジタル音声を扱えるのは、最大のポイントと言えます。
MIDI端子も備わっており、竿系のプレイヤーよりは鍵盤奏者やDJ向けのAI/Fと言えるでしょう。

本体をフル活用する場合、上図のような接続が可能です。
リリースから数年経っているため、USBはType-Bと見劣りする部分はありますが、まだまだ活躍出来る一品です。
Apogee - Groove

上位機種にも劣らない高品質なDAC。
iOS非対応、オーディオ録音が出来ない、メインアウトなし、という制約はありますが、モニターやリスニングにしか使わない人には最適です。場所を取らないので、外出先でも難なく使用出来ます。
筆者はこれの数量限定モデルを所持していますが、ダイナミックレンジの広さや解像度は、ハイエンドモデルにも劣らない良さがあります。
小サイズながら、4基のDACから低歪み値と強大なダイナミックレンジの実現。
カレント・ドライブによるインピーダンスマッチングは、どんなヘッドホン特性にも左右されることなく、常に最適なモニターサウンドを提供します。
モニター方法はヘッドホンだけでなく、インサーションケーブルを使えばモニタースピーカーにも接続可能です。
モニター方法を分岐したい場合は、間にミキサーやヘッドホンアンプ付きのモニターコントローラーを挟む必要があります。
当然のことながら、本体からダイレクトでモニターするのがベストです。
MiDiPLUS - STUDIO VALVE

本機は真空管搭載の類稀なAI/Fです。
Voltシリーズ、SSLシリーズのような実機モデリングとは違った、真空管特有の深みを録音に活かすことが出来ます。
元々の音質は非常に力強く、低音の鳴りも原音に忠実ですが、真空管をアサインすることで更にワイドレンジな聞き応えになります。
※仕様上、入出力同時に真空管をアサインすることは出来ません。
入出力数は他のエントリーモデルとなんら変わりありませんが、録音と再生は一味違ったクオリティーです。

WinPCであれば、配信に使えるループバック設定も可能です。Macユーザーの場合はアプリの恩恵がありませんので、注意が必要です。
Audient - Sono

入力回路に真空管プリアンプを積んだ隠れ名機ことSono。STUDIO VALVEとAXE I/Oが合体したようなAI/Fです。
DACにはAKM(旭化成)チップを搭載しており、音質はウォーミー寄りですが、解像度は高いです。
特徴として、プリアンプは3段階に渡るトーン調整を可能にしている点、TwoNotesのアンシミュ&キャビシミュをDSP稼働で併用出来る点です。
カスタマイズしたサウンドプリセットは本体に記憶させ、現場でもすぐに呼び出すことも出来ます。
ギターの録音においては、本体のリアンプアウトを使うことで、予め収録したドライのギターサウンドを実機のアンプに通してマイキングが出来ます。
まさにギタリストやベーシストのためのAI/Fと言っても過言ではありません。

光端子はマイクプリ→ADATによる8ch分の拡張が出来るため、バンドリではドラム録音も行えます。
筆者がギターやベースを弾くという理由もありますが、Sonoは本記事で紹介したAI/F中、最もおすすめの機種です。(←贔屓じゃないよwww)
真空管を使ったギターの録音は、STUDIO VALVEと比較するとやはりトーン調整が出来る分、サウンドのバリエーションはSonoが一枚上です。が、同じ真空管を積んでいるわけではないので、好みは分かれると思います。
より温かみがあるという点では、筆者はSTUDIO VALVEの方が弾いてて気持ち良く感じました。
Sonoの真空管はやや輪郭が鋭く、STUDIO VALVEよりはエッジ寄りな音質です。

いかがでしたか。ご自身の用途に合うAI/Fが見つかると良いですね。
見つからなかったら、内蔵出力で頑張れ!(←ぇ)
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