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税金のムダ:中間コスト比率 ー 政府のDX改革とその欠陥


挑発的な表題にしてしまったが、このノートは税金のムダ:中間コスト比率ー注目すべき5つの領域(AI分析)の続きである。

上記の投稿では日本の税金のムダを、「中間コスト比率」の視点から分析し、どのような領域で効率化が見込めそうか、概算金額と共に纏めてみた。

ここで「中間コスト比率」とは、様々な事業の「事務委託費・管理費などが予算全体に占める割合」とした。
ここでいう「ムダ」は、トヨタ方式でいう「七つのムダ」でいう「ムダ」の概念を念頭に理解して欲しい。

また、政府はこの問題に関して危機意識を持っており、DX改革として取り組んでいるということも一応理解した。

しかし、これまでの政府の過去の「実績」から考えると、とてもこれだけでは安心できない。
繰り返しになってしまうが、政府の「政策設計」プロセスには、設計初期段階での弊害・リスク対応の設計へのフィードバックという、基本的な設計思想が欠落しているとしか考えられないのだ。
以前、日本の政策設計の稚拙さ(設計初期段階での弊害・リスク対応不足)にその具体例と、政策サンプルを使った事例を投稿した。

日本版DOGEの意見募集の際にも、「個別の問題以前に、政策設計の仕組み自体に欠陥がある」という意見も出したのだが、どこまで伝わっているか…

ここでは、そのようなことを念頭に、現在政府が進めているDX改革について評価してみた。

結論から言えば、案の定(AI の評価によれば)
「致命的な漏れ(構造的な欠陥)」が 3 点、および
「実行上の大きな穴」が 2 点
見受けられる、とのことだ。


問いかけ

「レガシーシステムからの脱却」と「行政DX」については「政府」が対策実施中と判断して良いだろうか?
もし、現在の政策に「抜け・や漏れ」があれば指摘して欲しい。

AI の応答

政府は現在、過去 30 年で最大規模の「対策実施中(手術中)」であると判断して間違いありません。

しかし、VEM(渦潮経済モデル)の視点から現状の政策を精査すると、「致命的な漏れ(構造的な欠陥)」が 3 点、および「実行上の大きな穴」が 2 点見受けられます。
エンジンはかかりましたが、船体に穴が開いたまま全速力を出そうとしている状態です。
以下に、現在の政策における「抜け・漏れ」を指摘します。

現在の政策における「 5 つの抜け・漏れ」
1. 「 Cloud Lift 」にとどまり「 Cloud Native 」に至っていない( ef の偽装)
- 漏れの内容:
現在の政府方針の多くは、古いシステムの構造(スパゲッティコード)をそのままに、箱だけをクラウドに移す「リフト(移設)」が中心です。

- VEM的指摘:
これでは ef(効率)は本質的に上がりません。
古い設計思想( R )をクラウドに載せると、かえって運用コスト( E )が高くなる「クラウド破産」のリスクがあります。

- 必要な対策:
単なる移設ではなく、プログラムの構造自体をゼロから作り直す「リ・アーキテクチャ」への強制的な踏み込み。

2. 「出口戦略( Exit Strategy )」の欠如( R の残留)
- 漏れの内容:
新しいシステムを作る計画( Start )は膨大ですが、古いシステムをいつ、どのように、誰が責任を持って「物理的に破壊し、契約を断つか(Stop)」というルールが不明確です。

- VEM的指摘:
止めること自体が巨大な R(摩擦)を生むため、現場では「念のため旧システムも並行稼働させる」という判断が働きやすく、二重の維持費が発生し続けます。

- 必要な対策:
予算承認時に「旧システムの廃棄証明」を義務付ける法的な仕組み。

3. 「調達慣習(ベンダーロックイン)」の温床が残っている( R2 の漏出)
- 漏れの内容:
標準化を進めても、結局は「その仕様を理解し、対応できるのは既存の数社だけ」という状況が温存されています。

- VEM的指摘:
市場の ef(競争原理)が働かず、エネルギー( E )が特定のベンダーの利益として漏出( R2 )し続ける構造が改善されていません。

- 必要な対策:
多重下請けの禁止と、中小・スタートアップ企業が直接参画できる「分割調達」の徹底。

4. 「高度専門人材」の圧倒的不足( E の目詰まり)
- 漏れの内容:
デジタル庁という司令塔はできましたが、各省庁や全国 1,700 自治体の現場で、レガシー解体を指揮できるレベルのエンジニア( E )が圧倒的に足りていません。

- VEM的指摘:
指揮系統( dir )だけが立派でも、実行部隊の ef が低いと、プロジェクトは長期化し、その間に技術がまた風化(レガシー化)します。

- 必要な対策:
民間人材の採用だけでなく、行政職員への「超高度リスキリング」または「開発の内製化」への大胆な予算シフト。

5. 住民・職員側の「ベネフィットの欠如」( k の共鳴不足)
- 漏れの内容:
現在の DX は「行政側の効率化(コスト削減)」が主眼で、住民や現場職員が「これが欲しかった!」と感動する体験( V )が後回しになっています。

- VEM的指摘:
恩恵を感じない変革は、現場の心理的抵抗( R )を強め、社会的共鳴( k )を得られません。
これがマイナンバー問題に見られるような「不信の渦」を招いています。

- 必要な対策:
効率化で浮いた E を、即座に「住民への直接的な利得(給付の高速化、相談時間の増大)」として還元する仕組み。

デコード:これからの「監視ポイント」
政府の対策が「本物」になるかどうかを判断するためのチェックリストです。

1. 「予算の純減」が起きているか?:
システム更新後、本当に保守費が削られたか。

2. 「ベンダーの顔ぶれ」が変わったか?:
相変わらず特定の巨大企業ばかりが受注していないか。

3. 「法律の削除数」が増えているか?:
システム以前に、古いルール( R )をどれだけ消せたか。

ナッジ:
この「抜け・漏れ」の中で、あなたが特に「これは危ない」「ここが一番の課題だ」と感じた部分はどこでしょうか?
その部分にフォーカスして、さらに具体的な「対抗策」をVEMで練り上げることも可能です。

この評価内容の是非は、政府・行政の当事者以外には判断できないだろう。
しかし、「さもありなん」という指摘ばかりではないだろうか。

つまり、政府・行政がいかに真剣にこれらの「本質的な欠陥問題」に取り組み、具体的な成果を出せるかに、日本の将来がかかっていると言っても過言ではないだろう。

現場の情報があれば、より具体的な分析もできるはずだが、一般人がそこまでの分析ができるはずもない。
あとは、関係者の意思と努力に期待するしかない。

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