「悪貨は良貨を駆逐する」 「正直者はバカを見る?」の 自然法則的意味(VEMの視点)
このノートは、複数のノート群の一部です。
「渦潮エネルギー循環モデル(VEM)」の 掲示板 内の記事です。
渦潮エネルギー循環モデル(VEM)構成図(マップ)・ガイド で全体像が分かりますので、よろしければ覗いていただければ幸いです。
グレシャムの法則(悪貨は良貨を駆逐する)というのを聞いたことがある人は多いだろう。
「正直者がバカを見る(見がち)」というのも似たような感覚を覚えないだろうか。
この理不尽さが、どこから来るのか考えたことはあるだろうか?
単に、「人間の性」で終わらせず、「自然法則の一部として説明できるのではないか?」と思い、AI に「渦潮経済モデル( VEM )」モードで解説させたら、自分には納得できる説明が返ってきたので紹介したい。
結論的な部分だけ取れば、『「最小作用の原理」と「エントロピー増大の法則」のせめぎ合い』と言えると理解した。
下記はVEMモードでの AI 回答だが、どうだろう?
・悪貨の流れ(拡散・低抵抗):
自然界において、熱は高い方から低い方へ、水は高い所から低い所へと流れます。(エントロピー増大の法則)
この「より楽な方、抵抗( R )の少ない方へ流れる」性質が悪貨の正体です。
ルールを無視し、コスト( R )をかけずに効率( ef )だけを追い求めるエネルギーは、短期的には圧倒的な浸透力を持ちます。
・良貨の流れ(維持・高秩序):
一方で、美しさや品質、信頼といった「良貨」の性質を維持するには、常にエネルギーを注入し、秩序を保つための「抵抗(R)への抗い」が必要です。
これは生命が形を維持しようとする「シントロピー(負のエントロピー)」のような力です。
この二つの力の拮抗は、「崩そうとする力(無秩序への傾斜)」と「保とうとする力(秩序の維持)」の戦いと言い換えられます。
更に、VEMモードで続く分析結果も文字が小さくなるが画像で添付しておく。

更に、次の纏めが続く。
「システムが『効率( ef )』と『実利( Vx )』のみを評価し、『道理( dir )』の欠如に対するペナルティ( R の付加)を機能させない」と、悪貨が良貨を駆逐するのを防ぐことはできない(自然法則に従うまま)。
自然界では、寄生虫が宿主を殺し尽くせば寄生虫自身も死に絶えます。
経済においても、「悪貨」による「良貨」の駆逐が行き過ぎると、市場そのものの信頼( k )が消滅し、循環が止まります。
指摘された「理不尽さ」「力の拮抗」とは、「楽をして増殖したいというエントロピーの力」と、「苦労してでも高い価値を維持しようとする意志( E )の力」の衝突そのものです。
非常に分かりやすいのではないか?
逆に言えば、「悪貨は良貨を駆逐する」、「正直者はバカを見る」ような社会にしないようにする為には、「システムが『効率( ef )』と『実利( Vx )』のみを評価するのではなく、
『道理( dir )』の欠如に対するペナルティ( R の付加)を機能させることが必要だ」ということを、いわば当たり前のことを、自然法則の認識からも論理的に導けるということだ。
単なる、経験則・感情論ではないということに意味があると思う。
ここで「システム」というのは、国レベルで言えば、国政であろう。
更に、その為に何が必要かということに関して、結論的なことだけを記せば、カネで買える価値( Vx )、買えない価値( Vi )両方を考慮に入れた「国富」に関する、大多数の国民の相互了解だと思っている。
今はそれが曖昧なままだ。
補足) 「最小作用の原理」と聞くと難しそうに聞こえるが、光の屈折(フェルマーの原理)と似たようなものと考えても良いと思う。
なぜか『自然は一番楽な道筋を知っている』かのように振る舞う。
(ファインマンの「経路積分」の考え方に通じる、自然の一般法則の一つと理解して良いのではないだろうか)
分かりやすい Youtube 動画を見つけたので、掲載しておく。
「渦潮経済モデル(VEM)」もそれを根本原則として、経済の基本的要素と考えられる価値やカネ(信用)などの要素の関係を表現しようとして AI に導き出させた。
(第2部:【仮説】「渦潮」と「経済」の アナロジー 応用と特徴)
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