財牟一家の借金物語 (日本の「国の借金」の誤謬)
政府が放置している「国の借金」「次世代への負担の先送り」という、国民を萎縮させる説明が、いかに馬鹿馬鹿しいか、次の小話を例に考えれば分かると思う。
嘘とは言えないが、部分しか見てないことが理解できると思う。
おじいちゃんの「借金ガミガミ」作戦:
おじいちゃん(政府)は毎日、働いているパパ(国民)を捕まえては説教をします。
「この家をなんとかやりくりしてきて、今は 1,200 万円もの借金まみれだ! お前がもっと小遣い(税金)を差し出さないと、この家は潰れ、子供(次世代)が路頭に迷うぞ!」パパの反応:
「僕のせいなの? ごめんよ…」と落ち込み、家の保全用に小遣い(税金)を出す一方、将来が不安で、ますます節約して「村の銀行」に貯金をします。ママが見つけた「お金の循環」:
賢いママは、家計簿と「村の銀行」の通帳を照らし合わせて、ある奇妙な事実に気づきます。
「ねえパパ、おじいちゃんは『銀行から 1,2000 万円借りた』って言ってるけど、その銀行のお金って、元々はパパが預けた貯金も含めて 2,100 万円もあるじゃない。
おじいちゃんはパパの金で、家の屋根を直したり、子供の塾代を払ったりしているだけよ」
真実1:
おじいちゃん(政府)の借金の正体は、パパ(国民)から借りた金。家族の中で回っているだけで、外(外国)へは 1 円も流れてない。隠し部屋の「金の宝箱(外為特会)」:
さらにママは、おじいちゃんの部屋の奥に、頑丈な宝箱を見つけました。そこには「外国のお金用(外為特会)」と書かれてます。「おじいちゃん、これ何!?
中に 190 万円分もドル(米国債)が入ってるじゃない!
しかも最近の円安で、含み益もすごく出てる。
これだけあれば、パパのお小遣いを減らさなくても、子供の学費なんて余裕で払えるじゃない!」
真実2:
おじいちゃん(政府)は「借金が大変だ」と騒ぎながら、実は別の財布(外為特会)に巨大な資産を隠し持ってます。
しかも円安のたびにその価値は増えてます。おじいちゃんの言い訳:
問い詰められたおじいちゃんは、ついに白状します。
「…いや、これはワシの『威厳(為替介入の原資)』として持っておきたかったんじゃ。借金があると言っておいた方が、パパも小遣い(税金)を出しやすいと思ってな…」
パパの年収
約600万(兆)円 GDP借金
約1200万(兆)円 国債財牟一家の貯金
約2100万(兆)円 民間貯蓄総額おじいちゃんの隠しドル資産
約190万(兆)円相当 外為特会
実際には、貯金を下ろして使えばいいという、単純な話ではない。
しかし、「国民の借金」というのは、国(国民)の資産全体の中での位置づけを無視して、その一部にしか言及してないというのは事実だ。
財務省としては、年収( GDP )と借金(国債)という、政府の一機関としての責任範囲だけを守ればいいという理屈なのだろう。
であれば、資産を含めた全体の「国富」を管理すべきは、政府(閣僚)であろう。
いずれにしろ、政府が「国全体の資産」を責任を持って管理、あるいはその為の指示、国民に対する明確なメッセージを発信すべきだ。
下記ノートに、自分が理解する「日本国の B/S(国富)」と、政府(財務省)が言う B/S を比較できるよう、数値編を掲載した。
関連ノートの全体像は下のノートマップを参照して欲しい。
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